サイモン ウィンチェスターのレビュー一覧

  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    ずっと読みたいなと思ってた作品やっと読めました!ノンフィクションはほぼ初めてでしたが、小説みたいにスリリングで臨場感高く、読み応え抜群でした!
    辞書編纂の仕事…いいなぁ
    辞書編纂ものの本は何気に今年4冊目?
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    映画が面白そうだったので、映画を観る前に原作を読んでみた。
    オックスフォード英語大辞典(OED)の編纂のノンフィクション。事実は小説より奇なりというしかない。
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    出町柳の古本屋さんで偶然見つけて購入.
    「オックスフォード英語大辞典」はよく知らなかったのだが,語源,意味の変遷を,時代ごとの大量の例文によって示した大辞典で,編纂には足かけ70年を要したという大作である.清の時代の康熙字典のようなものか.
    その編纂作業の中盤の中心人物であったマレー博士と,在野にあ...続きを読む
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    英国版「舟を編む」。でもぜんぜんほんわかしてない。ノッてくるまで時間かかったけど、OEDの構想が出てくる辺りからめちゃめちゃ面白かった!さすが英国、という気の長さとエキセントリックさ。

    シェークスピアの時代には辞書がなく、その用法があっているのか綴りはあっているのかなどを確かめる方法はなかった、と...続きを読む
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話。サイモンウィンチェスター先生の著書。かの有名なオックスフォード英語大辞典は博士と狂人のたゆまぬ努力と共同作業で生まれた。博士と狂人とされているけれど、天才と狂人は紙一重とも言うし、博士と天才であったのかもしれませんね。
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    オックスフォード英語辞典というものがあって、英語にはこういう凄い辞書があっていいなぁ~、日本語にもあれば良いのにとずっと思ってました。これはそのオックスフォード英語辞典の編集者とそのちょっと変わった寄稿者にお話。細かい感想は省くけどオックスフォード英語辞典がボランティアによる貢献を最初から計算に入れ...続きを読む
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    一気に読み終わった。
    とある偶然があって、主人公の遺品が手元にある。こんな偶然が無くても「事実は小説よりも奇なり」を地でいった本書は、読むものを離さない。
    OEDについて多くの記述を期待するのは筋違い。これはある奇特な篤志編集者の奇妙な伝記です。
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    ノンフィクションだから、さらに面白い人生のはなし。
    辞書を作ること、精神病のこと、マイナー博士のこと、三つの柱で展開されていく物語は思わず読み進めてしまう面白さです(*^^*)
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    七十余年の歳月を費やして編纂された世界最大の英語大辞典(OED)。謎の協力者の数奇にして痛ましい人生。殺人者を許す妻。交差する博士と狂人の人生と変わらぬ友情。やがて関係者は全て世を去り不朽の名作だけが残る。事実は小説より奇なりの言葉が相応しい物語。ただ挿絵のマイナー博士の部屋が私の下宿の部屋に似てい...続きを読む
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    2011.10.10. おもしろかった!最初は、なかなか読み進むのが大変だったけど、中盤からページを繰るのももどかしくて。人生って、ドラマチックです。ふたりの出会いの奇跡を作ったのが、旦那を殺された奥さんだったとか、本当に事実は小説よりも奇なり!って、思う。

    2011.06. 言語学の先生がオスス...続きを読む
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    この本、なんだか海亀のスープ風な水平思考クイズのようである。

    「オックスフォード英語大辞典の編纂は、ビクトリア朝大英帝国の威信をかけた文化事業であり、世界的な意義も大きいプロジェクトだった。この編纂にあたり、最も高い貢献をし、情熱的であった一人は、決して人前に現れようとはしなかった。この人物は何者...続きを読む
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    英語の辞書をめぐる物語。

    映画を観て原作を知り、読みました。
    映画とはまた違ったところから始まるので、違う物語を読んでいるようでもありました。

    映画の時も『舟を編む』の時も思いましたが、小説が一から作っていくものだとしたら、辞書の編集はあるべき場所に収めるような感じでした。
    正確さが大事。

    ...続きを読む
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    今は、当たり前にあってその存在を疑うこともないものの一つに辞書、辞典があります。わからない言葉があれば、辞書や辞典を引くが当たり前に育てられてきました。少しの想像力があれば辞典を無から作ることが、とんでもない労力と時間がかかりそうで、一人で作りなさいと命じられたら、できっこないことを必死で泣きながら...続きを読む
  • 精密への果てなき道 シリンダーからナノメートルEUVチップへ
    非常に読みにくい日本語だったが、読み物としては非常に面白かった。
    「精密」の歴史についてわかりやすく述べられていて、精密さのレベルに応じた逸話も面白いものが多かった。
    精密さを求めすぎることに対しての批判も述べられていたが、「工学」の視点によるものであり、そのアンチとして日本の手作りでの時計職人の話...続きを読む
  • 精密への果てなき道 シリンダーからナノメートルEUVチップへ
    現代社会が如何に精密工学に寄っているかを、技術史の観点で詳述。
    ヒトでは感知しえないレベルにまで、水準が進んでしまっている中、本当にどこまでやらないといけないんだろう、という疑問というか余韻が読後に残る。
    一方、最後の10章はまるまる日本。精工舎の工場見学の結果のあれこれと、人間国宝という制度がある...続きを読む
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    あの殺人事件がなければオックスフォード英語大辞典(OED)はあの時期に発行されなかった、いやもっと極端に言うと、発行が頓挫してしまったかもしれない。こう書くとミステリー小説の惹句のように思えるが、実はこれはノンフィクション。OED編纂の中心人物と、彼に多大な協力を惜しまなかった人物の何とも数奇で切な...続きを読む
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    一人の男の一生の時間と、
    一人の男の精神と、
    一人の男の命を食い物にした辞書。
    その重みを改めて知ると、辞書の見方が変わりそう。

    電子辞書やオンライン辞書は、確かに便利だけれども、
    紙の辞書のほうがどうも好きなのは、
    多かれ少なかれ、辞書に関わる人々の「血」が感じられるからかもしれない。
    「言葉」...続きを読む
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    世界で最も偉大な辞典の一つであるオックスフォード英語大辞典の編纂をするにあたり殺人を犯し、精神病を患う博士を中心としたノンフィクション。しっかりした辞書が存在しなかった時代、それを0から作り上げる人々の個性的な方々が描かれる。
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    【読んだきっかけ】本屋で見つけて内容が面白そうだったので。
    【内容】世界最大・最高の辞書『オックスフォード英語大辞典』編纂事業にまつわるノンフィクション。
    【感想】主人公のひとりは独学で言語学界の第一人者になったマレー博士、もうひとりは精神異常者マイナー博士。もうこの設定だけで面白い。
    マレー博士は...続きを読む
  • 博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話
    OEDが出来上がるまでの秘話。特に統合失調症で殺人を犯し、精神病院に収容されていたマイナー博士の人生にはいろいろ考えさせられた。
    もし彼が人を殺さなければ、もし病院で過ごさなければ、OEDにここまで深くかかわることはなかっただろう。
    発病しなければ優秀な医者として働き、OEDにかかわる暇はなく、無名...続きを読む