マクドナルドのレビュー一覧

  • かるいお姫さま

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    姫の洗礼式に招待されなかった王の姉は、姫から重さを奪ってしまった。ふわふわ浮いてしまう姫は湖で泳ぐ時だけは重さを取り戻せたので、ほとんどの時間を、湖で楽しく過ごすようになった。それを知った叔母は…
    魔女である叔母が悪い企みをする場面は怖いけれど、それを上回る王子さまの愛が希望をもたらしてくれる。

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    2021年09月29日
  • お姫さまとゴブリンの物語

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    子どもの頃、大好きだったシリーズ。
    お姫様は小さいのに気品があり、なおかつ行動力と決断力がある。
    国の大事に独自の判断で冒険に出ていきます。
    彼女を助ける少年カーディも勇気ある優しい少年です。
    ゴブリンたちのユーモラスかつ恐ろしさを秘めた描写も見事。
    女の子なら夢中になることうけあいのファンタジーです。

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    2013年07月04日
  • かるいお姫さま

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    ジョージ・マクドナルドの短編(彼の場合、フェアリー・ストーリーと言ったらしいが)も初めて読んだが、なかなか面白かった。
    先だって読んだ長編物語もそうだったが、描写が細に入り、非常に美しく、また、ところどころに持ち前のユーモアが垣間見れたりする。
    また、ここに収録された二編となると、訳者泣かせだと思うが(原書では)たぶん、言葉遊びや歌のパロディなども味わいどころなはず。マクドナルドと縁の深いルイス・キャロル然り、シェイクスピア然り、イギリス文学の面白さの一端がよくあらわれている。
    例えば‘軽い’(light) ‘ 明るい’、そして‘重さ’(gravity)には、‘真面目さ’という意味もあるので、

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    2011年12月28日
  • お姫さまとゴブリンの物語

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    その友人にはルイス・キャロルがいて、トールキンやC.S.ルイスが愛読し、多大な影響を受けたという、いわばイギリスファンタジーの源流ともいわれるジョージ・マクドナルド。

    その古典的作品とは知っていましたが、岩波少年文庫の表紙絵が、なぜか現代的コミック風だったのにはちょっと戸惑いがあったのも否めず(笑)どこかで見たような気もしてたら、竹宮恵子さんの絵だったんですね(挿絵は違います、ちゃんと古風な雰囲気)…読み終えてみれば、怖れを知らない勇敢で可愛いお姫さまと品のいいカーディの要素は伝わるので、まあいいか。

    たしかに面白い。独特の語り口と、美しい情景描写、不思議で惹きつけられるおばあさまという、

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    2011年12月18日
  • かるいお姫さま

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    軽いっつったらほんとに軽い。
    一見笑っちゃうような話なのに色々と大事なことを見つけられる。
    でもちゃんと児童書。
    さすがのジョージ・マクドナルド。

    2004/05 再読

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    2013年06月08日
  • かるいお姫さま

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    この本には表題作と一緒に「昼の少年と夜の少女」が収録されているんですけど、どちらかと言えばこちらの「昼 & 夜」の方が KiKi 好み♪  「かるいお姫さま」の方はその設定からしてナンセンスで面白いと言えば面白いんだけど、怖いと言えば怖いお話だと思うんですよね~。  待ち望まれて生まれてきたお姫さまが悪い魔女の呪いによって重さをなくしてしまう・・・・と、何だか「眠れる森の美女」を彷彿とさせるようなおとぎ話の王道(?)でスタートするんだけど、ただただ体がフワフワと浮いているだけならいろいろ不便はあっても、それはそれで楽しそうにも思えちゃう。  でもね、どうやらこのお姫さま、失ってしまった

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    2011年02月23日
  • お姫さまとゴブリンの物語

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    あの「金の鍵」に感銘を受けつつも、どうしてもこの本に手が伸びなかった理由。  それは、この「カーディとお姫さまの物語」の表紙の絵にありました。  どこかで見たことがある画風。  決して嫌いではないものの、明らかに「漫画」のソレに何となく抵抗を覚えちゃったんですよね~。  今回 KiKi が読んだ「お姫さまとゴブリンの物語」は少年文庫特装版の方なんだけど、今、巷で売られているものは「カーディ~」と同じコレ(↑)だし・・・・・。

    でも、この挿絵。  あの竹宮恵子さんの挿絵だったんですねぇ・・・・。  KiKi が中学生ぐらいの頃一世を風靡し、KiKi も夢中になったあの漫画家さんにこんなところで

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    2011年02月22日
  • お姫さまとゴブリンの物語

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    何を隠そう、表紙絵が竹宮恵子さんが描いたものだったのが気になって手に取った本。
    この文庫版の装丁になる前から表紙絵は彼女の絵だった。

    話は純度の高いハイファンタジー。
    ただし、指輪物語のような緻密に構成されたものではなく、低年齢層にも楽しめる。
    小学生くらいの時にファンタジーの入り口として読むのに向いている気がする。
    主人公はカーディという少年とお姫さまなのだが、お姫様が幼いのにも関わらず気品があり、きちんと自分の立場を理解していて行動する所に共感を覚えた記憶がある。

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    2009年10月04日
  • お姫さまとゴブリンの物語

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    表紙は竹宮恵子さんですが、中の挿し絵はアーサー・ヒューズが描いています。この挿し絵も大好き。お姫さまと、鉱夫の息子カーディーがゴブリンの侵攻を(機転をきかせたりして)防ぐお話。テンポがよいです。

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    2009年10月04日
  • お姫さまとゴブリンの物語

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    おばあさんとのところが一番好きでした! ファンタジックですごくきれい。お姫様のかわいらしくてかしこくて、勇気のあるところがすごくよかったです。カーディもいい子でした。ちょいちょいペース落ちてしまうようなところもありましたが、すごく好きなお話です。やっぱりおばあさん!あそこはもうやばい(笑)!

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    2011年12月10日
  • お姫さまとゴブリンの物語

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    勇者のお母さんが、彼が解けなかったほつれた紐かなんかを解くシーンが印象に残りすぎるくらい残っている。
    この絵、竹宮恵子らしいですね。

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    2010年03月19日
  • かるいお姫さま

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    魔女にのろいをかけられて、ふわふわ浮いてしまうお姫さま。重さがもどるただひとつの場所である湖も魔女のたくらみで干上がり、お姫さまはしだいに弱ってゆきます…。「昼の少年と夜の少女」も収録。

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    2009年10月07日
  • かるいお姫さま

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    思い出の本。小さい頃、この甘い雰囲気にうっとりした。今改めて読み返してみると意外に諷刺に富んでいる。何歳で読んでもおもしろいものはおもしろい。

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    2009年10月04日
  • お姫さまとゴブリンの物語

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    何気なく手にとり、筋書きの面白さに夢中になりました。第一作目のお姫さま〜の本は面白いと断言出きるのですが、続き物である「ガーディーとお姫さまの物語」は微妙だった記憶あり。後書きに作者の気持ちの変化などが綴られていたことが強く印象に残っているので、その為かもしれません。

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    2009年10月04日
  • かるいお姫さま

    ネタバレ 購入済み

    う~~ん、難しい。

    ゾクッとするほど残酷で、不気味なお話だと思った。
    訳者のあとがきに寄れば、イギリスの児童文学に、大きな影響を与えた作品らしい。底辺に有るマザーグースの歌や、本来の言葉に含まれる言葉遊びが、良く理解出来ないので、面白いというよりは、難しいと感じてしまった。
    子供の頃のように、何も考えずに読めば、アハハと笑って読めたかもしれないけれど….….

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    2022年07月25日
  • かるいお姫さま

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    美しくて優しいメルヒェン。

    「かるいお姫さま」魔女の呪いのせいで重さのないお姫さま。湖の中では重さを取り戻すことができたが、魔女の企みによって湖は干上がってしまう。王子が栓になり湖を取り戻そうとするが。

    軽やかなお姫さまの声が聞こえそうな物語。重さがないだけに、悲しい気持ちや重々しい気持ちになることがなく、涙を流さないというのが面白い。

    「昼の少年と夜の少女」少年は昼の光の中で育ち、少女は闇の中で育った。少女が月の光に出会い、少年が夜に出会ったとき、2人は何を見たか。

    少女が月の光から日の中へ、少しずつ考えながら歩んでいくのに対し、少年の夜への恐怖が強いこと。勝手な魔女の子育てにも考え

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    2022年05月05日
  • お姫さまとゴブリンの物語

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    地底のゴブリンの計画を打ち破れ!

    賢く礼儀正しいお姫様と勇敢で正直な少年の物語。英文学史でも重要なマクゴナルドの著作。古き良きファンタジーで、まだ読んだことない人はぜひ読んでもらいたい。愚か者の召使、話がわかる王様、優しい母さんなど、昔話には必要な要素がすべて詰まっている。

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    2021年09月20日
  • かるいお姫さま

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    子供の頃、日曜日の朝にやっていた海外製のテレビ番組で童話を何週かにわたって放映していました。まだ布団が敷いたままの中に潜り込んでテレビを見るのは至福の時間。
    
    お姫さまや王子さまの出てくるお伽話やファンタジーが中心だったと思うのですが、ちゃんと覚えているのはこの『かるいお姫さま』のみ。昔は『ふんわり王女』というタイトルでした。
    
    呪いによって重さをなくしたお姫さまがフワフワと飛び交う様子とか、いかにも特撮なんですが全体的に絵本みたいなかわいい映像だったと記憶しています。
    
    重力がないので物事を真剣に受け止めることができないお姫さまという、ファンタジーでありながら風刺のきいた物語。

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    2021年06月02日
  • かるいお姫さま

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    「かるいお姫さま」
    なかなか子どもに恵まれなかった王様とお妃様のところに、とりわけかわいいお姫様が生まれました。
    赤ちゃんの洗礼式のお祝い会、王様はうっかり意地悪な姉王女を招待するのを忘れてしまったのです。
    招待されなかった洗礼式に堂々とやってきた王女はお姫様に呪いをかけたのです。重さをなくす、呪いを。

    眠れる森の美女のような冒頭に、良くある物語かと思ったら、王様は見栄っ張りで我儘だし、お妃様はヒステリックだし、お姫様はフワフワと飛び回りながらケラケラ笑う、とにかくカルイお姫様。
    登場人物たちがリアルでそのままドラマに出来そう。

    「昼の少年と夜の少女」
    谷に住む魔女、ワトー。
    こっそりと2

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    2020年11月24日
  • お姫さまとゴブリンの物語

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    イギリスファンタジーの古典で、1872年に本になったとあとがきにあります。けれども、充分に楽しむ事ができるでしょうし、他のお話などにも影響を与えているのではないかと思います。表紙は竹宮恵子で、たぶん「地球(テラ)へ」を書いた漫画家だと思いますが、中にも沢山のアーサー・ヒューズの挿絵があり、こちらの方が物語のキャラクターを表現しているものと思います。朗読など読んでもらうなら中学年くらいからでも、聞けるのではないでしょうか。続編「カーディとお姫さまの物語」がある。

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    2013年08月12日