作品一覧

  • かるいお姫さま
    3.9
    1巻704円 (税込)
    魔女にのろいをかけられて、ふわふわ浮いてしまうお姫さま。〈重さ〉をとりもどせるただひとつの場所、湖も、魔女のたくらみでしだいに干上がり、お姫さまは弱ってゆきます。お姫さまを救うためには、だれかの命を犠牲にしなければなりません──。表題作のほか、幻想的な「昼の少年と夜の少女」を収録しました。

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  • お姫さまとゴブリンの物語
    4.2
    1巻836円 (税込)
    恐ろしいゴブリンの小人たちが、人里離れた館に住む愛らしいお姫さまを誘拐しようとたくらむ。お姫さまを救うのはだれ? イギリスの名作。(改版)

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  • かるいお姫さま

    Posted by ブクログ

    姫の洗礼式に招待されなかった王の姉は、姫から重さを奪ってしまった。ふわふわ浮いてしまう姫は湖で泳ぐ時だけは重さを取り戻せたので、ほとんどの時間を、湖で楽しく過ごすようになった。それを知った叔母は…
    魔女である叔母が悪い企みをする場面は怖いけれど、それを上回る王子さまの愛が希望をもたらしてくれる。

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    2021年09月29日
  • お姫さまとゴブリンの物語

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    子どもの頃、大好きだったシリーズ。
    お姫様は小さいのに気品があり、なおかつ行動力と決断力がある。
    国の大事に独自の判断で冒険に出ていきます。
    彼女を助ける少年カーディも勇気ある優しい少年です。
    ゴブリンたちのユーモラスかつ恐ろしさを秘めた描写も見事。
    女の子なら夢中になることうけあいのファンタジーです。

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    2013年07月04日
  • かるいお姫さま

    Posted by ブクログ

    ジョージ・マクドナルドの短編(彼の場合、フェアリー・ストーリーと言ったらしいが)も初めて読んだが、なかなか面白かった。
    先だって読んだ長編物語もそうだったが、描写が細に入り、非常に美しく、また、ところどころに持ち前のユーモアが垣間見れたりする。
    また、ここに収録された二編となると、訳者泣かせだと思うが(原書では)たぶん、言葉遊びや歌のパロディなども味わいどころなはず。マクドナルドと縁の深いルイス・キャロル然り、シェイクスピア然り、イギリス文学の面白さの一端がよくあらわれている。
    例えば‘軽い’(light) ‘ 明るい’、そして‘重さ’(gravity)には、‘真面目さ’という意味もあるので、

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    2011年12月28日
  • お姫さまとゴブリンの物語

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    その友人にはルイス・キャロルがいて、トールキンやC.S.ルイスが愛読し、多大な影響を受けたという、いわばイギリスファンタジーの源流ともいわれるジョージ・マクドナルド。

    その古典的作品とは知っていましたが、岩波少年文庫の表紙絵が、なぜか現代的コミック風だったのにはちょっと戸惑いがあったのも否めず(笑)どこかで見たような気もしてたら、竹宮恵子さんの絵だったんですね(挿絵は違います、ちゃんと古風な雰囲気)…読み終えてみれば、怖れを知らない勇敢で可愛いお姫さまと品のいいカーディの要素は伝わるので、まあいいか。

    たしかに面白い。独特の語り口と、美しい情景描写、不思議で惹きつけられるおばあさまという、

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    2011年12月18日
  • かるいお姫さま

    Posted by ブクログ

    軽いっつったらほんとに軽い。
    一見笑っちゃうような話なのに色々と大事なことを見つけられる。
    でもちゃんと児童書。
    さすがのジョージ・マクドナルド。

    2004/05 再読

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    2013年06月08日

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