姫乃たまのレビュー一覧

  • 職業としての地下アイドル
    ライブアイドルの現状を、アイドル側、お客側の両方から取材やさらには社会調査で明らかにしている。体験者のエッセーのようでいながら、実は多くの問題意識をベースにした客観的な社会学文化論研究であるといえるほど充実した分析をしている。とかくあるステレオタイプでみられがちなアイドルとその現場を現実に即して捉え...続きを読む
  • 永遠なるものたち
    「普通」からは少し外れた生き方をしてきた著者の、けれど浮足立たずに描かれる経験の数々。10代のころに読んでいたら憧れのお姉さんとして大ファンになっていたと思う。平易だけど、決して安易ではない文章に好感が持てる。

    p.149
    というのも、(これがもし常識だったら、どうしていままで誰も教えてくれなかっ...続きを読む
  • 地下アイドルの法律相談【電子特典カラーイラスト付き】
    自分の理解が間違っていないことの確認のために購入。読者層を考えて分かりやすくすることをメインにしているので、サラッと読める
  • 職業としての地下アイドル
    地下アイドルが、自身の体験だけではなくアンケート結果などから地下アイドルとそれを取り巻く状況について解説した一冊。

    アンンケート結果などもあったが、予想よりも学術的で、地下アイドルについて今までよりも深く知ることができた。
  • 職業としての地下アイドル
     現役「地下」アイドルが、自らの体験とアンケートに基づき、アイドルとファンたちのえがく諸相をあぶり出してくれる、現在の私にとって非常にタイムリーで、興味深い本だった。
     私は同じインディーズでも、どちらかというとシンガーソングライター(SSW)ないし、歌主体のシンガーのライブを楽しんでおり、たまにア...続きを読む
  • 職業としての地下アイドル
    地下アイドルとしても活躍する姫乃たまさんが色眼鏡で見られやすい地下アイドル界隈の実態を調査したお話です。アイドル戦国時代に突入して多くのアイドルが登場しては消えていく中で、地下アイドルに焦点を絞り、真面目にフィールドワークをした本はあまりないと思うので貴重だと思います。少しだけ数字マジックに遊ばれて...続きを読む
  • 職業としての地下アイドル
    地下アイドルが書いた本ということで、少し偏見もありながら読み始めてみたのだが、文章力の巧みさと語彙の豊富さに驚き、はじめはゴーストライターが書いているのかと思ったほど。
    それもなるほど、多い時で20本もの連載を持っているということに納得。
  • 職業としての地下アイドル
    地下アイドルでライター、というのにひかれて読んだ。
    アイドルライブはライブハウス側にとって収益が高いんですね。
    簡単なきっかけからアイドルの道に進めること、
    新人でもすぐにかなりの数のライブを行えるというのに驚いた。
    どんなアイドルにもファンがつくのも凄い。
    ファンの側の、受け止められる範囲の大きさ...続きを読む
  • 職業としての地下アイドル
    職業としての地下アイドルを知ることが出来ました。

    なぜ、地下アイドルになったのか。
    なぜ、地下アイドルを応援するのか。

    知らない世界を知ることが出来たし、想像してたよりも悪くない素敵な世界かも知れない。
  • 職業としての地下アイドル
    アイドル戦国時代は、有名になった彼女たちに追いつけ追い越せとばかり下克上を夢見る女の子やアイドルを運営してみたい人々が、次々に活動を始めたことから幕を開けた。誰でも地下といえどアイドルになれる時代。地上のアイドルに比べ、パフォーマンスは劣るものの、距離感の近さは独自の文化を咲かせている。地下アイドル...続きを読む
  • 職業としての地下アイドル
    自身が地下アイドルである、姫乃たまさんによる地下アイドルに対する解説本。

    筆者の文章力や分析力の高さが、所謂アイドルというイメージを遥かに超えていて、まさに本物のライターレベルだと思う。地下アイドルの裾野の豊かさを感じる。

    プロローグに、筆者が地下アイドルになった経緯の記載があり、この記載が一番...続きを読む
  • 職業としての地下アイドル
    地下アイドルである著者が、自身の経験とアイドルとオタクにとった大量のアンケートから論じる地下アイドルについての考察。

    基本的に宣伝文にあるような煽情的な内容はほとんどなく、
    アンケート結果の読み取りを中心にした極めて地道で誠実な内容。
    「アンケート結果が一般の人は~%で、アイドルは~%だから、アイ...続きを読む
  • 職業としての地下アイドル
    地下アイドルはどんなことを考えているのかを知りたければ、著者の文章を読むのが近道でしょう。ところで、アイドルさんからすると特典会に来ない人は、見えない透明人間なのですね。まったく言及がない。興味深いです。