バーナデット マーフィーのレビュー一覧

  • ゴッホの耳 ─天才画家 最大の謎─【無料拡大お試し版】

    購入済み

    ゴッホの裏が分かる

    一般的にはゴッホは歴史上の有名な画家として広く世間で認知されている。しかしこの一方で、画家の友達であるゴーギャンを傷つけたり、自分の耳を切り落とすなど、精神的に苦しんでいたという面もあったということなど、ゴッホの生涯に隠された裏の話を、この書籍で知ることができる。

    #ダーク #怖い #タメになる

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    2022年02月01日
  • ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─

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    多くの謎を持つゴッホの「耳」だけを取り上げて、当時の報道や書簡をひとつひとつ丁寧に掘り起こし取材して書かれた一冊。ゴッホそのものは勿論だが、当時のアルルの街の閉鎖的な様子や彼を精神異常者として糾弾した人々の偽証されたかもしれないサインの件等、研究論文と言うより物語としても読み易い。オーヴェル・シュル・オワーズの最期をどんな気持ちで過ごしたかを思うと胸が掻きむしられるようだ。

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    2021年06月29日
  • ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─

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    原田マハさんの たゆえども沈まず を読んで
    ゴッホに興味が湧き、お試し版から読み始め
    結局止まらず本編を購入しました

    多くのアーティストがそうであるように
    心の葛藤や精神衰弱を抱えたゴッホ。
    くらいの感覚でいました。
    しかし、この本を読んで、星の数ほどある論文から
    丁寧に丁寧に炙り出したゴッホの姿について
    苦しみを抱えながらよくもまぁ
    あんなに彩豊かな作品を猛烈に描けたもんだなぁ
    と、尊敬の念を抱かざる得ませんでした

    そしてその人生の深さ、彩りを鮮明にしてくれた
    著者の執念とも言える調査力には脱帽です。
    一つの点としての論文は数あれど
    それが説得力を持って紡がれた糸は極太でした!

    文章は

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    2021年02月09日
  • ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─

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    ゴッホに関して知っていると思っていたこと。例えば、アブサンの飲み過ぎで精神的におかしくなっただとか。ゴーギャンとの関係は愛憎悲喜交々であったとか。そのような話が如何に後から脚色された虚飾であるかを、膨大な資料を文字通り掘り起こし系統建て積み上げた事実に基づいて質す。その執念のような仕事ぶり。美術史家でもなく伝記作家でもないイギリス人の著者が、ゴッホが切り取ったとされるものが耳たぶのみなのかそれとも耳の大部分なのかを解き明かそうと試みる。徐々に明らかとなるゴッホの人生の一部についても当然興味深いが、著者の積み上げる断片的な資料が徐々に形を成し百年以上昔のフランスの片田舎を活き活きと蘇らせる様その

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    2019年03月05日
  • ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─

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     著者はイギリス生まれでプロヴァンスに住む美術史教師だったが、病気をして暇ができたのを機に、ゴッホの耳切り事件のことを調べてみようと思い立った。ゴッホは耳を切ったというが、耳を全部切ったのか一部だったのか。切った耳を誰に手渡したのか。いったいなぜそんなことをしたのか。
     専門家もびっくりの執念深い調査で彼女が明らかにしたことは3つ。1つは、いくつかの資料が伝えるようにゴッホが切り落としたのは「左耳の一部」なのか、ゴーギャンが言っているように左耳全部なのか。これについては、耳を切ったゴッホを最初に診察したレー医師が後年、『炎の人ゴッホ』の著者アーヴィング・ストーンに耳の切り方を図解したメモを発見

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    2018年02月13日
  • ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─

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    精神病の発作で耳たぶを切り落として娼婦に渡したゴッホを町中の人が怖がって精神病院へ入れるように訴え市長は冷酷にもそのまま従った。
    謎でしかない経緯だが、なんとなくそう認識されている事件を、当時のアルルとその住人一人ひとりを調査し、何が起こったのかを暴き出す。さらっと書いていることの背景の調査量の多さが伺える読ませる良質なノンフィクション。
    全く違う光景が見えてくる。

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    2024年08月20日
  • ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─

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    私は今までゴッホが自らの耳を削ぎ落としたのは、耳の一部、耳たぶだと思っていた。が、著者は丹念な情報収集によって、ゴッホを診察した医師が書いたスケッチ、耳のほとんどを切って耳たぶが少し残っている状態を示しているものを見つけ出した。

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    2022年04月02日
  • ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─

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    まず、こんなにも謎が多く、そして謎解きつくされた人をまた謎解こうとした著者に感服。
    もう正しいことでは無く好きか嫌いかで言えば、この本のゴッホは好きです。

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    2019年12月01日
  • ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─

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    ネタバレ

    ゴッホはひまわりを描いた
    酒と女に狂った
    おかしくなって耳を切り落とした
    そして自殺して時がたって絵が売れ出した


    そんなイメージだったけど、これを読んでみてそれらは一新。伝道師になりたかった。女性達を救いたかった。感受性の強い彼は周りの不幸を自分のことのように感じたのだろう。いてもたってもいられなくなった彼は奔走する。

    けれども、それらは成功しなかった。多くの挫折の跡を感じ俺を悲しくなった。

    自分は良しと思ってしていることがから回るなんてことはみんな経験してるんじゃないかなぁ
    俺こそが彼女を幸せにできる!とかね
    でもうざがられる、みたいな
    それをめげずにめげずに何度も何度も繰り返す

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    2019年02月14日
  • ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─

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    地道な作業から積み上げて,ゴッホのアルル時代から自殺までの事件を解き明かす.耳全体か耳たぶか,アルルの人々がゴッホを追い出したのか,ゴーギャンはゴッホを冷たく見捨てたのかなどの疑問点に答えを出してすっきりさせている.そして何より傷つきやすくプライドの高いゴッホが,人の温もりを求めながらも手に入れられなかった様子が描かれています,ここにゴッホが生きて苦しんでいるのを見るようでした.労作だと思います.

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    2018年03月19日
  • ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─

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    繊細で神経質ゆえ、苦悩した画家ゴッホ。
    その謎にせまった本書。彼の真実はきっと永遠にわからないのかもしれないけれど、その色使いや筆遣い、作品に込められた思いの熱さは時を超えて響きます。日本を愛した画家。

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    2017年11月13日
  • ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─

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    ネタバレ

    謎に満ちた画家ゴッホ。
    自ら切り落としたとされる「耳」の謎を追う。

    著者の、大量のデータベースを作成し真実を探求していく姿勢にまず驚かされた。
    けれどこれは単なる「耳」の謎解きに留まらず、ゴッホが過ごしたアルルの素晴らしい自然や、数々の絵を描いた背景も丁寧に綴られてあり、ゴッホの魅力を再確認させるものだった。

    気性が激しく些細なことにも思い詰める質のゴッホ。絵を描くことに情熱を注ぎ、どんなに過酷な環境の中においても自分の絵を描き続ける。
    彼が生み出す優しい色使いや筆のタッチは見ている者を癒してくれる。
    病に侵され思うように描けない苦悩や絶望。
    そして最期は非業の死を遂げてしまう。
    そんな常

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    2017年11月04日
  • ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─

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    ゴッホが自分の耳を切り落とした事件を詳しく検証.その時の様子やら果たしてどの程度耳を切ったのかとか.物語は運命の瞬間に向かってじりじりと進んでいく.資料集めなど筆者の苦労話が多く,別に結果だけ書いてくれても良かったんじゃない?

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    2018年03月21日
  • ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─

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    ゴッホといえば、ヒマワリの絵と耳を切り落とした狂気の人という印象は誰にでもあるだろう。そのゴッホの耳はなぜどのように切られたのかを徹底的に調べ上げたのが本書。
    アルルを訪れ、公文書館で当時の膨大な記録を一つ一つ調べていくという地道な調査を積み上げ、少しづつゴッホに近づいていく。そして、少しづつ見えてくる当時のゴッホとその周辺の人々。ゴッホを支え続けた弟テオ、ゴッホを見捨てたと言われるゴーギャン。それぞれの新たな姿を探り出し、ゴッホの病の深刻さが読み取れる。

    著者がエピローグでも書いているが、一つ一つは大きな発見とは思えなかったものの積み重ねが、新たなゴッホ像を構築していく。
    ゴッホの画集をそ

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    2017年11月17日