小磯洋光のレビュー一覧

  • 男らしさの終焉

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    男性性、男性学というようなものの存在を教えてくれた本
    自分の考え方は『自然に』そうなった、『元々』あるものと思い込んでいたけれど、色々な見聞き体験を通して作られてきたもの
    そうであれば『絶対』や『正解』はなくて変わることもあるのかも…と可能性を感じさせられました

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    2024年04月02日
  • 男らしさの終焉

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    面白かった。
    「真実はあなたを自由にする。でも最初はムカつく。」という冒頭の言葉に笑いつつ頷いてしまった。
    現代版の男性ロールモデルがあらゆるレベルで足りていない状況は割と致命的なのかなと思ったので、ここが早く解決したらいいのになと思った。

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    2024年02月22日
  • 男らしさの終焉

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    ネタバレ

    「男性性の未来は、男性性の豊かさである」
    伝統的な男性性の根深さ、変えていく難しさを痛感した。男性を称する者として、男性性に相対する苦悩にも大いに共感した。ワーキングクラスの青年たちの描写は、問題を表面的な理解に留めるようで気になった。ただこの感想は、自分と異なる境遇への無知、情緒をもって議論することへの男性性的な抵抗が呼び起こしているのかもしれない。

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    2022年04月27日
  • 男らしさの終焉

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    従来の権力・腕力・暴力的な「男らしさ」を疑い、男性も女性と同じくらい感情豊かで繊細であるし、その豊かな感情や弱さを表現し、他人へ共感することができれば、男性はもっと生きやすくなるのではという提案

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    2021年05月03日
  • 男らしさの終焉

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    ジェンダーイシューは女性の観点から語られる本が多いけど、そもそもジェンダーの問題は女性だけに留まらず男性側も意識を変えていく必要があって、この本は男性側から男性特有のプライド問題や越権的な社会構造ちゃんと見直して、そろそろ男だからっていう鎧は脱ぎ捨ててみてもいいんじゃないの俺たち、どうよ?社会構造見直さない?的な本です。ジェンダーイシューを男性側から紐解いて読んでみたいと思っていた私にはちょうど求めていた本でした。

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    2020年12月23日
  • 男らしさの終焉

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    めっちゃくちゃ面白かった!
    初めて読んだ男性性の本だけど、作者がコミカルにイラスト付きで書くものだから、ものすごくサクサク読めて、かつ勉強になることも詰め込んでいて勉強になった。

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    2020年09月21日
  • 男らしさの終焉

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    「男性は様々な特権に恵まれているにも関わらず、そのことに気づいていない」という指摘は鋭く、耳が痛い。
    そんな特権構造への告発から始まる本書は、男性優位を批判することに終始するものではない。インプリントされた「男性性」という枷がどういうものであるかを詳らかにし、新たなパラダイムへの転換を促す書だ。

    例えば衣服への嗜好。いつの間にか、男性は黒や青、女性はピンク…といった枝分かれがなされる。しかしこれは社会的な価値観が影響しているのであって遺伝子的要因ではない、と喝破する。

    マチズモとは相容れない私としては、この本に書かれていることには大変共感できる。
    そして自分の中に内在するマチズモを客観的に

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    2020年02月24日
  • 男らしさの終焉

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    メモを取りラインを引き、3.4回読み返した。女性の書いた、フェミニズムに関する書籍はまあまあ読んできたのだが、男性がジェンダーについて書いたものを本として読むのはこれが初めてだった。とても新しくて、柔軟で、正直な内容で、すごく新鮮な気持ちになれた。
    副題をつけるなら、「男性と女性。この支配的二元システムからの解放と新しい権利」とか。

    自分は女で、フェミニストを自認している。小さな頃から、ジェンダーバイアスを意識してきた。
    この、「意識する」という感覚自体が、男性にはあまり無かったのだという意見にハッとする。
    なぜなら、今のこの状況が、昔からの「普通」で、「当たり前」だったから。
    「どうして大

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    2020年02月06日
  • 男らしさの終焉

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    あちこちに皮肉が効いていて本当に面白い。
    私の性自認は女だけど、内なる男性性を自覚するいい機会にもなった。女で居ていいんだ、と思えた。
    おすすめ。

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    2022年12月19日
  • 男らしさの終焉

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    男性が「男らしさ」のスーツを脱げば、男性も女性も生きやすくなるのになあ。
    有害な「男らしさ」が暴力にもつながってしまう。そして暴力を受けた子は親になった時に、同じことを自分の子どもにしてしまう。
    どうすればみんなが生きやすくなるのか、そのヒントが書かれていました。

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    2020年12月21日
  • 男らしさの終焉

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    ・前提『壊れていないなら直すなよ』が男性性視点
    ・男らしさの4つの基準
    『大物感』
    『意気地無しではだめ』
    『動じない強さ』
    『ぶちのめせ』
    ・幼少期から期待される男性らしさに従う
    (男性省、架空の男らしさ司令官)
    ・アイデンティティ=男らしさ
    ・男女平等はらしさに依存したアイデンティティの核を攻撃しているように当事者は感じる
    ・男女でソフト面に違いがあるように教育される構造

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    2020年10月04日
  • 男らしさの終焉

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    メンズリブの有名な本。
    翻訳本特有の日本語なのに意味が分かりにくい(英文の構造を受け継いでいるため)のと、イギリス人が共有している文化的背景について知らないと感覚的に分かりにくいことが多く初心者向けではないと思った。
    メンズリブ初心者はフェミニズムの本や他の日本人が書いたメンズリブ本を先に読んだほうがいいと思う。
    マチズモが社会の発展の足枷であることは日本のみならずどこの国も抱える問題であるということが認識できる。

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    2020年09月26日
  • 男らしさの終焉

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    フェミニズムについての本を読んだ事でまったく認識していないうちにごくごく普通だと思っていた事が実は女性がガマンしている事。だと知りこれはヤバいと考え、知る為に読むうちに逆に男性性というものも頭にこびりついてた所にこの本をたまたま書店で発見し、買おうかどうしようか迷ってたらジェーン・スーさんのラジオでも話題にあがったので購入した
    読んだ感想としては「男らしさ」という鎖が存在してる事をまず認識。そしてそれを外そうとしてみたらなかなか鍵が外れないし一個外しても何重にも鎖が絡まっていて全てから解放されるのには時間がかなりかかりそう。←という事はわかったのでのんびり焦らずに吟味しながら外せる物は外してい

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    2020年05月28日
  • 男らしさの終焉

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    データ的な裏付けがやや薄い部分もあるけれど、著者の主張にはうなずけるところが多かった。

    「default man(デフォルト・マン)」という言葉で、社会の中で“当然の立場”として扱われてきた男性像を可視化する視点はとても鋭い。

    一方で、その「default man」たちが意識を変えるためのインセンティブが、現状の社会構造にはあまり備わっていない点は大きな課題だと思った。結局、価値観を更新するための仕組みがまだ社会の側に整っていないのだ。

    また、トランスヴェスタイトのアーティストである著者がこうした主張を行っても、当の「default man」たちには届きにくいという構造的な矛盾もある。恐

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    2025年10月26日
  • 男らしさの終焉

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    イギリス、そして男らしさ(ジェンダー)と言われると個人的に頭によぎる作品は「アドレセンス」と「ジェイミー」。この作品が生まれたイギリスの作家が書いた本と思うと、作品の土壌が少し見えてくるような気がする。(もちろん男性の男らしさというのはイギリスだけの話ではないのだけど)
    「私が心配しているのは、苦しみと疎外感を抱えた若者たちがこういう書き込みを読んで(セックスが通貨であるような書き込み)、怒りを募らせ、暴力的な行動につなげやしないかということだ。」
    アドレセンスはまさに著者のこの発言が現実になったような話だ。この本が書かれたのは2019年、そしてアドレセンスが作られたのがつい最近と思うと、この

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    2025年10月02日
  • 男らしさの終焉

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    英国人、ストレート男性、異性装者、アーティストという肩書の著者による「社会規範としての男らしさは時代遅れだ!」という本

    男性性のオルタナティブが求められてるが、近代資本主義こそが今のジェンダーの在り方を規定してきたんだから根深い問題や…

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    2024年03月13日
  • 男らしさの終焉

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    『バービー』を観た時にも感じたいたたまれなさが再び。人へのマウンティング、マンスプレイニング、酒強いアピール、悪口のチキンレース、恥をかくことへの極度の恐れ、無意識に男らしさに縛られている。

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    2023年12月01日
  • 男らしさの終焉

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    今まで女らしさを強要されることに腹が立つことがあったけど、男の人も普通に生きてだけで男らしさを押し付けられたりすることがおおいんだなあと思った

    子ども時代に親やまわりの大人から「男の子/女の子だからこうしろああしろ」とか言われて、それに何の疑問も持たず生きてたらその子が大人になった時にそれを子どもに押しつけるかもしれないし、そう言われることに疑問を持つ子どもは悩んだり生き辛くなったりするなと感じたし
    外見のオスメスは生まれた時から決まってしまうけど、中身・性格はまわりが決めつけるんじゃなくその人がその人らしく生きてほしい
    男らしく生きたい人は生きればいいし、バービー人形で遊んでもスポーツが得

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    2022年04月17日
  • 男らしさの終焉

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    フェミニズムの話は読んだことがあったけれど、「男らしさ」についての話は読んだことがなかったので新鮮でした。
    小さい頃から周りに吹き込まれたり、メディアの影響もあってか、男の子はこうあるべきとか女の子はこうあるべきとかなんとなくイメージするものはあるけれど、本当のところ、私は「男らしさ」とか「女らしさ」がよくわかっていません。
    男だから、女だからというよりも人としてこうありたいな、こうあってほしいな、というのはありますが。
    女性は色々変化しているし、せざるおえない状況だったんだろうと思うけど、男性が変わったというのは今ひとつ実感がわかないです。
    男とか女とか関係なく人として相手を思いやり、助け合

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    2022年02月20日
  • 男らしさの終焉

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    ザ・翻訳という感じで少し読みにくかった。
    男性が男らしさという呪縛から解放されれば、女性が女らしさを求められる機会も減るだろう。
    わたしはフェミニストだけれど、男性に対し権利を主張するというより、みんな自分らしく生けれたらそれが最高だよね、という立場なので、こういう本をみんなもっと読んで!と願うばかり。

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    2021年11月23日