K.M.ワイランドのレビュー一覧

  • キャラクターからつくる物語創作再入門

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    ネタバレ

    ハリウッド脚本術の本にさらっと登場する「アーク」という言葉。
    その意味とパターン、そして考え方を一冊かけて教えてくれる本。

    非常に詳細で、ハウツー本として本当によくできている気がする。
    これ通りに考えたら一端の主人公がつくれそう。

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    2019年12月01日
  • アウトラインから書く小説再入門 なぜ、自由に書いたら行き詰まるのか?

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    自分自身、アウトラインからプロットを作って書いていく方式を取っているので、他の人はどんな風に書いているのかな、と知りたくて読んでみた本。
    自分がやってるやり方はかなりアバウトだったんだな~と思った。この本の中で書かれているやり方は、かなり緻密で、キャラクターのバックグラウンドまで細かく設定して…というやり方。
    どちらかというと王道な作品を書きたい方向けでは。
    他の脚本術で出てくる(主にハリウッド等の脚本術)単語が多く、他の名著を読んだあとにサブとして読むのがオススメ。

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    2017年06月21日
  • ストラクチャーから書く小説再入門 個性は「型」にはめればより生きる

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    ネタバレ

    掴み 疑問を感じさせる
    答えを出すタイミングを早くしすぎない
    本の最初の20%から25%で人物や舞台設定、危機を紹介
    好きな登場人物をありったけ書く
    登場人物の身近な環境を描く。早ければ早いほどベター。
    プロットポイント全体の25%経過したあたり
    人物の成長や変化は徐々に読者に伝わるように描写
    小説で読者から得たいのは感動
    クライマックスは終盤の章とシーンを短く
    クライマックスは終盤、全体の90%地点あたりで
    解決はできるだけ短く
    エンディング しばらく寝かせる
    文は反射的な反応が先

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    2024年03月10日
  • ストラクチャーから書く小説再入門 個性は「型」にはめればより生きる

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    ストーリー作りの要点について、名作の分析とともに解説する本。翻訳本にしては珍しくテンポの良い短めの文体でまとまっているのは、小説だけでなく映像脚本などのバックグラウンドがある著者と翻訳者のおかげだろうか。
    タイトルの通り、ストーリーの全体の流れの中における、人物紹介やイベント、山場の配置とパターンについての解説。全体の25%50%75%のそれぞれを目安に、キーイベントや災難、解決などの動きを作っていくらしい。シーンとシークエルの考え方は、事例記事作成にも参考になるかも。
    純文学などもこの構成が当てはまるのかは、いくつか分析してみても面白いかもしれない。
    人が興味を持ちやすく理解しやすいストーリ

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    2021年03月13日
  • キャラクターからつくる物語創作再入門

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     本書の内容についてはだいたいが「作品紹介・あらすじ」で説明されている。
     まあ、それを読んでもらって面白そうだと思ったら読めばよいとは思うが、注意事項として『三幕構成』の知識を持っていることが大前提となる。キャラクターの変化の仕方にフォーカスを当て、『三幕構成』を使用したプロットをよりよく活かそうというのが本書だからだ。『三幕構成』のことについては本書で何も説明していない。事前に勉強しておく必要がある。いや、必須である。
     
     それ以外としては、主人公を成長させろ、といった類の指南は色んな創作指南本に書かれているが、本書ではダメになっていく主人公、本書の用語に従えば『ネガティブなアーク』につ

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    2020年12月04日
  • アウトラインから書く小説再入門 なぜ、自由に書いたら行き詰まるのか?

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    ざっくりと1回目読み終わり。何度か読み返すつもり。
    「アウトライン」と題名に書かれているからOutliner関連かと思ったら、普通にプロット作成の技術書だった。

    一番知りたかった「何も決めずに自由に書いたらなぜ行き詰まるのか」は明確にはかかれておらず、「プロットがしっかりしていないから」というのが結論のようだ。つまり「詰まったときにはアウトラインを修正し、解決方法を考えろ」という内容。
    かなり明快に解決方法を書いてくれているので、書くのに詰まったときに読むといいかもしれない。

    買うなら電子書籍の方が圧倒的に安いが、この本は手元に置いて赤を入れたりタグを貼ったりしてガンガン使う方が向いている

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    2018年09月05日
  • アウトラインから書く小説再入門 なぜ、自由に書いたら行き詰まるのか?

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    アウトラインを書くと、書く楽しみが奪われる?
    書く楽しみはアウトラインを作っている時に発生する。
    初稿はディティールに凝ることができる。

    カレンダーを意識する
    書き上がった作品の日数を数えた時、1週間が9日もあったら最悪

    「もし~したら?」でストーリーを考える。

    人物に起こり得る最悪の出来事を10個書く。

    キャラのバックストーリーを作る。見えているのは氷山の一角だけ。

    インサイティングイベントとは、人生が逆戻りできないほど変わること。
    主人公がこれまでと同じように歩き続けることができるなら、インサイティングイベントとは言えない。

    バックストーリーはさりげなくほのめかす程度が効果的。

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    2015年01月05日
  • ストラクチャーから書く小説再入門 個性は「型」にはめればより生きる

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    <第一幕>

    ・掴み(フック)

    ①疑問を感じさせる
    ②人物を登場させている
    ③舞台設定を伝えている
    ④何かを明確に言い切っている
    ⑤作品全体のトーンを感じさせる

    ・物語をどこから始めるか?

    第二次世界大戦が始まった。ではダメで、ヒトラー。侵攻。ポーランド

    人物が出てくると私たちは関心を向ける対象を得る

    オープニングとエンディングは2つで1つ。問いで始まり、答えで終わる。
    冒頭で出した問いに答えなければ、失敗

    フラッシュフォワード(未来への時間転移)
    作品の後の方で、緊張感が高まるシーンを見つけ、そのシーンをオープニングで少し見せ、どう決着するのかを見せずに好奇心を煽っておく

    バッ

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    2014年05月18日
  • アウトラインから書く小説再入門 なぜ、自由に書いたら行き詰まるのか?

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    ストーリーを書くのに、道しるべとなる物をいかに事前に用意しておくべきかという内容。確かにアウトラインがあると行き詰まったときに後戻りしやすい。ただ本書にも書いてあったが書く楽しみが減ってしまう可能性もあるので、そことどうつきあっていくかというのが課題になりそう。

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    2013年09月01日
  • ストラクチャーから書く小説再入門 個性は「型」にはめればより生きる

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    ネタバレ

    前半シド・フィールドの3幕構成をもとにした解説。
    小説・映画からそれぞれ2作品ずつを例に解説されている。
    シド・フィールドの脚本術よりは翻訳が読みやすいと思う。
    3幕構成をすでに知っている人であれば、本書は必要ないと思う。
    後半はシーンとシークエルについて。ごく当たり前のことが書かれている。
    ハリウッドの脚本系、翻訳ものすべてに通じることだが、文章が冗長でつらい。
    3幕構成についてはグラフ(図)があったほうがわかりやすいと思う。

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    2014年04月24日
  • アウトラインから書く小説再入門 なぜ、自由に書いたら行き詰まるのか?

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    プレミス
    プロットとテーマを伝える一つの文

    ほとんどのプレミスは「もし〜したら(what if)」という疑問で始まる

    煮詰まったら質問形式で考える

    動機・欲望・ゴール・葛藤・テーマの5要素をプロットに割り当てる

    記憶に残る人物アークを作る
    ・人物に欠点や不完全さのある状態でストーリーを始める
    ・明確な例を随所で提示する。特に序盤は「変えるべき行動や考え方」の例を出す
    ・人物に成長を迫る
    ・気づきの瞬間を内面的/表面的なクライマックスと合わせる
    ・アクションで内面の変化を見せる

    対立/葛藤
    人物の動機、欲望、ゴールを設定し、人物とゴールとの間に障害物を置くだけ

    人物に起こりえる最悪の

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    2013年08月26日