堀川理万子のレビュー一覧

  • 君たちはどう生きるか

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    ネタバレ

    漫画版が話題になっていたけど、なるほど確かにこれは子供に読ませたい内容だと思えた。
    子どもだけでなく、大人もこれを読むことでハッとさせられることも多いと思う。

    子どもの将来を心配してのことだが、とかく良い生活を送るには?苦労しなくて暮らすには?という正解だけを与えようとする傾向にある。
    (自分含め)

    これでは人生豊かになるどころか、自分の頭で考えられないロボットを作り出すようなものだなと思う。
    それはおじさんの言うところの「値打ちのない」人に当たるとも言える。

    貴賤に関わらず人間として立派な心持ちで生きること、何が正しくて間違っているかの自分なりの基準を持つこと、その考えに従い行動するこ

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    2020年12月29日
  • 君たちはどう生きるか

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    漫画「君たちはどう生きるか」が売れていますが、小学生が読むには言葉が難しいと思った部分もありました。それをきっかけに調べたりすれば良いことですが、こちらの方が、言葉を易しくしてある印象です。漫画の方がストーリーを少し短くしてありました。

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    2018年02月24日
  • 君たちはどう生きるか

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    中学生のコペル君とそのおじさんとのコミュニケーションを中心に、人はどう生きるべきかを問う作品。
    80年前に書かれた作品で、小学校高学年から中学生あたりを対象に置いている。表現が古かったり、ジェンダー的な面から現代と少々合わない表記もあるが、今でも十分通用するし、大人が読むにも十分耐えうると思う。
    小学校では道徳の時間が復活したとの話を聞いた気がするが、もしそうであれば、高学年の授業では本書をテキストに使ったらよいのでは、と感じた。

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    2017年10月21日
  • 君たちはどう生きるか

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    小中学生を対象にしたよい生き方とは何だろうと考える本で、コペル君の日常とそれに対しておじさんがノートに書いたメッセージで構成されている。
    ファシズムがあちこちで強い影響を持ち始めた1930年代に書かれていて、自分の中では第二次大戦前後は考え方や社会のあり方等に大きな断絶があると思っていたんだけど、この本は今読んでもまるでつい最近書かれたかのように違和感がなかった。

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    2016年06月16日
  • 君たちはどう生きるか

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    天動説、地動説のお話は、とても感動しました。

    子供のうちは、自分が中心で周りが動いているように思いますが、大人になるにつれて、世の中に対して自分が動くように物事を考えるようになるのですね。

    また、心の苦痛や取り返しのつかないあやまちを認めて立て直すことが出来るのが人間であることを知りました。

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    2014年09月05日
  • 君たちはどう生きるか

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    どんな人になりたいのか?
    考えるきっかけになる一冊。

    お母さんが、女学校時代のことを
    話してくれるシーンにグッときた。

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    2025年03月26日
  • 君たちはどう生きるか

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    思春期の少年コペル君が主人公。日常の物語パートと、おじさんからコペル君に向けて書かれたノートのパートの繰り返しで構成されている。

    日常の物語ではコペル君の感情や哲学に共感し、感情移入しながら読みました。コペル君の家族や友達もとても素敵な人ばかり。
    私には子供の頃の行動でとても後悔している思い出があり、今でも折に触れて思い出して苦い気持ちになるのですが。そのことについて考えさせられるくだりがあり、それだけでも読んでよかったと思いました。

    しかしおじさんのノートが説教臭くて苦手でした。おじさん……何者……?

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    2024年07月07日
  • 君たちはどう生きるか

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    漫画になったり新装版になったり、今とても話題なので、小学生の娘の夏休みの読書のために購入。

    軍国主義の機運が高まる時期に、このような自分の頭で考えることを推奨する内容の本が出版できたことが驚き。時代背景は古いものの、内容は現代にも通じるところが多く、大人が読んで考えさせられることはないかもしれないが、子供に堂々と語れるかというとそうでもない、という絶妙なレベル。夏休みが終わって、娘はまだ読んでいないが、優先的に読ませようと思う。

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    2018年09月19日
  • 君たちはどう生きるか

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    若者に向けて、不易のメッセージ。

    最初に出されたのは1937年だという。内容は少々削られたところもあるらしいが、軍靴の足音が聞こえるその頃に、少年少女たちにヒューマニズムの考え方を、と書かれた本が、長いときを経て読み継がれている。時代の変化に耐え、読み継がれているものは、本当に大切な物語なのだ。

    コペル君は中学二年生です。冒頭の文章が重要。14歳は、社会に批判的だったり、自分が大人に変わっていく頃だったり、変化の時期。その時に考えたい、自分のこと、友人のこと、社会のこと。勇気とは、正義とは。そして、どう生きるか。立ち止まって、考えて。

    各章で、何か生き方を考えるヒントがある。どのテーマか

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    2017年11月16日
  • 君たちはどう生きるか

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    戦前の言論統制させた時代に書かれたという社会背景を知った上で読むと、著者の苦労がよく分かる。自分で考えて立派な人として生きて欲しいという願いが伝わってくる。

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    2016年08月20日
  • 君たちはどう生きるか

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    書かれた時代を考えるとしょうがないのかもしれないけど、随分とエリート主義的に感じる。豆腐屋は豆腐屋であってそれ以外のものになることはない、的な。ナポレオンの下りなどは面白い。頭で思っても行動に移せないこととそれへの後悔はリアルだ。

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    2014年07月13日
  • 君たちはどう生きるか

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    自分というものを大事にしていくこと、と、自分を取り巻くものを理解して生きていくこと。後者については、私が宇宙だったり経済だったりに興味を持った理由に近いものがあるなと感じた。
    それから、ちょっと「社会の役に立ってなんぼ」というような主義があって怖いなと思った(でもそれは、社会のなかで生きていくにあたってはあたりまえのことでもあるのかな)。

    それにしても、かなり昔(戦前)にかかれた本だということを感じさせない。改訂が何度かあったようだけど、、ぐぐってみて驚いた。

    とりあえず、28歳、「君たちはどう生きるか」というよりも「どう生きてきたか」という問いに聞こえてしまって、少し苦しい本でした。

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    2013年03月07日
  • バレエ名作絵本 くるみわり人形

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    あまりにも有名なのに内容知らなかったので読んでみた。
    お菓子の国のダンスは是非バレエで観たいです。可愛いんだろうなぁ

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    2013年01月27日
  • 君たちはどう生きるか

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    日本が太平洋戦争に向かう時代にこの本が書かれたことに驚かされる。
    父親を亡くした中学生が主人公で、叔父さんがしにあてて生きていく中で大切なことをノートに書き記す形をとる。
    やはり時代が古い感は否めないが、扱っている題材は時代が変わっても普遍的なものであるため、学ぶことは多い。
    中学生になったら読むことをオススメする。もちろん大人になっても、普段見過ごしていた大事なことに気づかせてくれる本。

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    2012年11月22日