北川和代のレビュー一覧

  • 深海のYrr〔新版〕 1

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    文句なく面白い。
    10年程前に友人に勧められて読んだ。
    SF、サスペンス、海洋生物、研究者、、嫌いなわけがない。最後はちょっと予想外の結末ではあったがそこに至るまでがとにかく最高だったし、まぁありだ。ちょうど海棲哺乳類の調査に参加していた時期でもあり、没頭して読んだ。異様に緻密な背景描写と主要人物を躊躇いなくどんどん死なせる感じ、今まで読んだことがない。

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    2025年06月13日
  • 深海のYrr〔新版〕 1

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    スケールが大きく、フィクションだけれどあり得なくもない妙なリアル感がある。登場人物たちもそれぞれ印象的で、かなり長い物語だが、その中で各々活躍する見せ場があり、描写が見事だと思う。かなり構成を考え込まれた作品なのではないだろうか。

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    2023年09月09日
  • ベルリンで追われる男

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    極近年に発表された作品で、「最近の街の様子」を背景とした、題名にも在るようにベルリンが舞台のスリリングな物語だ。
    ねぐらにしていたビルの一室から見えているアパートの部屋で、女が殴り殺されたかもしれないという様子を視てしまったガーナ出身で「不法滞在」の男、コージョ。犯行を犯したと見受けられる人物も偶々視たが、同時にコージョも近隣住民に姿を視られた。結果、「殺人の被疑者と見受けられる」という状況に陥り、「不法滞在」という現状の中で窮してしまうのだ。
    コージョが友人達の協力を得て出くわした“真犯人”の正体を探ろうとする「探偵」のような活動をする部分と、色々な方面から各々の事由で「追われる」ということ

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    2019年10月12日
  • 深海のYrr〔新版〕 4

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    リサーチ力がすごい。
    物語が動くところと胎動しているところとのメリハリが強く、最後は急展開で一気読みしてしまった。

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    2024年07月14日
  • 深海のYrr〔新版〕 4

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    最終巻はオルカの襲撃という凄惨な場面から。サメとの闘いの描写も凄かった。終盤は目まぐるしくスピーディーに場面が切り替わりながらの緊迫感のある圧巻の展開ですごく面白かったです!それにしても主役級の登場人物が次から次に亡くなっていく壮絶な展開でしたが、魅力的な人物描写、海の世界の描写も素晴らしく、全4巻、あっという間で、面白かったです。

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    2024年03月23日
  • 深海のYrr〔新版〕 3

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    クジラの異常行動、大陸棚の崩壊と津波、殺人カニ、これらの原因は何か。どういう結末に持って行こうとしているのか?と思い、読んでいますが、SFチックになって少し難しくなってきました。何やら軍も不穏な動きをしており、この先どうなるのか、いよいよ最終巻へ!

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    2024年03月05日
  • 深海のYrr〔新版〕 2

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    異常が発生した海底の様子がリアルで不気味で怖いなと思いました。そして海底地滑り。その後に起こる巨大な津波の情景。下手なホラー小説よりもよほど怖い。いろんな魅力が詰まった物語ですが、何より出てくる人物が魅力的。たくさんの登場人物がいますが、誰が誰かわからないなんてことはなく、みんな魅力的です。そんな魅力的なキャラが自然の前に容赦なく退場させられるのも予想外の展開。残り半分です。

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    2024年02月10日
  • 深海のYrr〔新版〕 1

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    海で何が起きているのか?突然襲いかかるオルカやクジラたちの様子がリアルですっごく怖かったです。またエイリアン的な要素もあって、これも怖かった。地球温暖化、海洋資源の乱獲など、今の状況を考えれば、深海という宇宙よりも謎のままの世界にあって、リアルにこのようなことが起こりそうで本当に怖かったです。これでまだ4分の1。この先何が起こるのか、すっごく怖いです。

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    2024年01月15日
  • 深海のYrr〔新版〕 4

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    最終的にうまくまとまって面白かった!しかし、人が死にすぎ!カレングッジョブ!!カレンが集合体、女王と出会ったシーンが幻想的だった。

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    2023年08月08日
  • 深海のYrr〔新版〕 3

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    アナワクのルーツ、環境や動物たちへの影響、考えさせられる部分はあるが、少し長い気もする。もう少し、サクサク進んだ方がおもしろいかなー。
    しかし、ヨハンセンの謎解きにはびっくりした!おもしろい!今後の展開が気になる!

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    2023年08月08日
  • 深海のYrr〔新版〕 1

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    気になる終わり方すぎる!はやく続きを読みたい。。
    まだ序章?なので、なかなか話が進まず、状況が不穏すぎてどうなるんだろう、とドキドキが止まらない。
    海底に蠢くたくさんのゴカイ、、、想像するだけで、気持ち悪いが、気になるゴカイたち。。。
    攻撃してくるクジラたち。大量発生するくらげだち。
    そして、吸血鬼の微生物。。。
    続きが気になる!!

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    2023年08月01日
  • ベルリンで追われる男

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     ベルリンを舞台にしたランニング・アクション・ミステリー。全編よく走る主人公コージョは、ガーナ出身の不法滞在者。イリーガルな世界の住人が目撃してしまった殺人。

     まるでヒッチコックの裏窓のようなシチュエイション。アパートの窓に見てしまった殺人。殴り殺される女。見る側は空き家に棲みついた不法滞在者。入国許可証を持たぬ有色人種ゆえに、常に司法の眼から逃れ、ベルリンの地下で生息する若者。と言ったって三十に手が届く。家族を捨て、家族に捨てられる漂流物のような人生。ガーナに帰ることは考えられない。

     とにかく警察がわけもなく移民たちを追いまわす。移民たちは、ベルリンの影を走り回る。何らかの罪を背負い

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    2019年10月30日
  • ベルリンで追われる男

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    アフリカ出身でベルリンに住むコージョは、空きビルの窓から、向かいの部屋で男が金髪の娼婦を殺した瞬間を目撃した。彼は不法残留者で、強制送還を恐れて通報できない。気になって女のアパートに向かうが、住人に姿を見られてしまい容疑者として警察から追われる身に……。社会からはじき出された青年が、友人との絆だけを頼りに街を疾走し真犯人を探す。ドイツミステリ大賞受賞作家が抜群の緊迫感で贈るノンストップ追跡サスペンス!

    予想外の展開でビックリ。

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    2023年09月12日
  • 探偵レミングの災難

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    珍しいオーストリアのミステリ。
    レミングとあだ名される元警官が巻き込まれた事件は?

    警官時代に犯人を追いかけて夢中になり、犯人が乗った車の前に飛び出してしまった主人公。
    嫌味な上司に大笑いされ、集団自殺する性質があると言われる小動物「レミング」だと。
    この警部がパワハラ男で、それどころか延々サイテー野郎でい続けるのが迫力あり過ぎ(笑)
    でもこんなひどいの、実際にもいるんだゼっていうブラックジョーク的な?

    レミングはちょっとおっちょこちょいで不運だが、気は優しい。
    たまたま森の中で奇怪な跳ねまわり方をしている大型犬に出会い、電車で隣に乗ってまで家について来られてしまう。笑える映画みたいなシー

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    2022年04月17日
  • 探偵レミングの災難

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    読み始めは、なかなかいい雰囲気だな、シリーズ物か楽しみー、と思ったが、自分の頭が悪いのか集中して読めないのか、全然頭に入って来ずに終わってしまった。最近読書熱が冷めてしまい、電車の中で本が読めなくて(文庫は通勤用)スランプだなー。

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    2021年07月03日
  • 天国通り殺人事件

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    また続き物。またも「元」刑事物。夜警やってたけどある日カフェで絡まれる。外に出る。そいつも来る。そいつピストルで撃たれる。ピストル渡される。あたし犯人やん!違うんです、あたしやってません。実際にやった人はどうも精神病患者らしく、ある療養所に潜入することにしたお。このシリーズは本国オーストリアで人気で映画にもなってるんだって。確かに普通のミステリとは違うね。設定だからか、やたらシモの連呼が目立った。雰囲気は非常に良かった、けど、内容がはっきりしなくて(山場が)、こういう作品の方が脚本勝手に書きやすいよね。

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    2020年10月23日
  • 探偵レミングの災難

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    ウィーンが舞台のミステリー。主人公レミングと犬のカストロのからみが笑える。クロツニヒ警部は本当にイヤなやつ!

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    2017年12月17日
  • 探偵レミングの災難

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     車で逃走する犯人の前に飛び出した主人公。なにやら犯人が止まる確信があった。
     ボクは死にましぇん!
     
     それを見ていた相棒刑事、犯人のこめかみに鉛弾をくらわす。犯人お陀仏。人を殺しても良心の呵責をちっとも感じない相棒は、主人公にむかってあざけりの言葉を吐く。お前いかれてんのか!?

     集団で海に飛び込んで自殺するという、わけのわからぬ習性のあるネズミのレミングにちなんで、お前のあだ名はレミングだ!と相成り候。

     日本だったら間違いなく鉄矢となりそうだが、この小説の舞台はオーストリアなのでなりません。

     
     この小説、邦訳でよくわからない表現が多く、読みづらいのが難点。誰だこの訳者は?と

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    2017年09月04日