うさぎやすぽんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全2巻完結。
生涯で、これ程こころ揺さぶられた作品は無かった。特に2巻目。ヒロインの日野小雪の飄々とした外面の内の闇、それの終盤の涙、懇願に、文化祭のライブに感動した。ライブシーンの見せ方、アルバムの曲紹介的なデザインをしていて、ずるい。こんなん泣くに決まっている。
主人公含む男子三人グループの話の知的レベルが高くて、作品に深みを与えている。「病気」とか「本質」とかへの会話、面白い。でも、三人がアホっぽくて、青春って感じ。
特に好きなのが主人公の幼なじみの本間純。可愛い。真っ直ぐ。明るい。この子の行動が主人公のことを本当に思っている感じで、堪らなくなる。
純が犬なら、日野は猫。日野がにーっと笑う、けらけらと笑う、主人公をからかうシーン、好き。女の子としては純の方がタイプだけど、日野のような女の子が絡んで来ていたら気になって仕方なくなるだろうな。
作者のX見たら舞台は長野市をイメージしているらしい。作品の川は千曲川だろうか。
とてもとても大切な作品。手元において、落ち込んだとき、日野に、純に会いに行きたい。彼女らに幸あらんことを祈りたい。素敵な作品ありがとうございました。
『電撃ウェディング』という本にこの作品の登場人物のウェディングイラストが有るのを知った。日野のウェディング姿が載っている。泣いた。 -
購入済み
痺れるような青春もの
しみじみといいなぁこれ。段々と盛り上がっていって中盤辺りから大分来た。タイトルのキスから恋愛系かと思ってたけどちょっと違うな、重要な要素ではあるんだけどそこがメインスポットではなく青春の方だった。でも改めて考えるとかなりいいタイトルだ、青春とキスの2つの要素を考えたらこれしかないくらいに決まってる気がする。こういう生きる意味を探すというか叫ぶみたいな、そういう話好きなんだよなぁ。キャラがまた良い。めちゃくちゃ好きな本になった
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Posted by ブクログ
ネタバレなんというか、いやもう王道の青春物語だ。
ひねくれた思い込みの激しい主人公と、猫のように捉え所がない人懐っこいヒロインが出会って、(キスを掛けて)勝負して、とりとめない無駄のような一緒の時間を過ごして、それが心地よくなって、でもどうしようもなく喧嘩別れして、そして本当の自分の望みに気づく。
いやあ、青春だなあ。苦しいなあ。
でも、こう言う物語をやっぱり好きなのだ。
序盤、主人公のこだわりやツッコミ具合に森見登美彦の登場人物的な印象を持ったのだけど、ヒロインの過去を知るあたりからの感情の揺れ方に、今度は竹宮ゆゆこさんの初期の青春ものの薫りがした。
そうして最後に辿り着いた穏やかで明るい未来を予想させるラストがいいね。
うん、青春物語はこうでなくっちゃ。
そんな一作。 -
購入済み
まぁ、そうなんだろうな。
最初の段階から大凡のエンディングが読めて、ほぼ予想通りの終わり方。
読む側に、早い段階で結末が予想出来てしまう内容は、正直仕方無いかも。
まぁ、一般的な普通のラブコメでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレなんか全然だなと思ってちびちび読み進めていた作品だったけど、ラストは白眉で、どうせこういうオチだろうというオチであるにも関わらずぐっときてしまったので、これは小説としての凄みだと思った。最後の挿絵のクミンの表情も良すぎる。
正直物語の筋はあんまり関係なかった。ギャングが絡む事件の裏側も終盤ペラっと語られるけど、そこが面白いわけではない。
「終わりよければすべて良し」的なパワー系のエンディングは作品のテーマともがっちり噛み合って、読み終えてしまえばストンと腑に落ちる作品でした。
べき論で語られる人生観に辟易したり、キャラの区別がつかなくて何度も冒頭のキャラのイラストで確認したり、冒頭は表現が肩に力入ってて直接的すぎる心情表現ばかりだったり、それがいい感じにくだけてきたと思ったらさらにキャラの書き分けが怪しくなってきたり(キャラの書き分けが怪しい群像劇はしんどい)、さすがに童貞云々のくだりは胃もたれするしつこさだな、とか……。いろいろ読むのにしんどい部分が多くて、ウィットに富んだ会話の妙と人物のドタバタだけで読ませるにしてはパワー不足かなとも思っていたのですが、やはりラストの描写を見ると、いやいやそんなことはあるまい、これからもっと凄くなるだろうなと感じざるを得ませんでした。
次回作あるんですかね。あったらまた読みたいです。
あとがきがエモかったです。 -
購入済み
苦行
第一話で苛立ちを覚えたが、もう少し頑張って読もうとして第五話までが限界だった。
押し付け・こじつけ・偏見、その他諸々。
完全に失敗作でしょ?
これ、よくもまぁ商業化出来ましたね?
もっと早くゴミ箱行きにすれば良かったと思う駄作。
同じ作者の他の作品は読めるけど、これは無理。