【感想・ネタバレ】キミの青春、私のキスはいらないの?のレビュー

あらすじ

完璧主義者を自負し、医師を志す俺、黒木光太郎は苦悩していた。
完璧な人生にはキスが必要なのか……いや、恋愛もキスも俺を惑わせるものに違いない!

そんなときに出会ったのは「誰とでもキスする女」と噂される同級生の日野小雪。ひょんなことからこいつと、「ある勝負」をすることになったんだが――

「ね、チューしたくなったら負けってのはどう?」
「ギッッ!?」
「あはは、黒木ウケる――で、しちゃう?」

誰がキスなんか! と思いつつ。俺は目が離せなかったんだ。俺にないものを持っているはずのこいつが、なんで時折、寂しそうに笑うんだろうか。

――非リア、ヤリチン、陰キャ、ビッチ。
この世には「普通じゃない」ことに苦悩する奴らがいる。
だが――それを病気だなんて、いったい誰に決める権利があるんだ?

全ての拗らせ者たちに処方する原点回帰の青春ラブコメ!

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nas

購入済み

痺れるような青春もの

しみじみといいなぁこれ。段々と盛り上がっていって中盤辺りから大分来た。タイトルのキスから恋愛系かと思ってたけどちょっと違うな、重要な要素ではあるんだけどそこがメインスポットではなく青春の方だった。でも改めて考えるとかなりいいタイトルだ、青春とキスの2つの要素を考えたらこれしかないくらいに決まってる気がする。こういう生きる意味を探すというか叫ぶみたいな、そういう話好きなんだよなぁ。キャラがまた良い。めちゃくちゃ好きな本になった

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2021年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんというか、いやもう王道の青春物語だ。

ひねくれた思い込みの激しい主人公と、猫のように捉え所がない人懐っこいヒロインが出会って、(キスを掛けて)勝負して、とりとめない無駄のような一緒の時間を過ごして、それが心地よくなって、でもどうしようもなく喧嘩別れして、そして本当の自分の望みに気づく。
いやあ、青春だなあ。苦しいなあ。
でも、こう言う物語をやっぱり好きなのだ。

序盤、主人公のこだわりやツッコミ具合に森見登美彦の登場人物的な印象を持ったのだけど、ヒロインの過去を知るあたりからの感情の揺れ方に、今度は竹宮ゆゆこさんの初期の青春ものの薫りがした。

そうして最後に辿り着いた穏やかで明るい未来を予想させるラストがいいね。
うん、青春物語はこうでなくっちゃ。
そんな一作。

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2022年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「高校生で、キスしたことないなんて病気なんじゃない?笑」で始まる、王道青春群像劇。主人公とヒロインの青春真っ盛りな絡みが良いのに加え、友人達のキャラの癖が強く、特に彼らの掛け合いが読んでいて面白かった。

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2021年12月07日

購入済み

苦行

第一話で苛立ちを覚えたが、もう少し頑張って読もうとして第五話までが限界だった。
押し付け・こじつけ・偏見、その他諸々。
完全に失敗作でしょ?
これ、よくもまぁ商業化出来ましたね?
もっと早くゴミ箱行きにすれば良かったと思う駄作。
同じ作者の他の作品は読めるけど、これは無理。

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2021年06月29日

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