松本徹三のレビュー一覧
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2021年の現在の地球に異星人がやってきて「俺たちが住みやすい環境にするために地軸ズラすよ」と一方的な宣告をしたという設定。新たな地軸はアフリカが南極でクリスマス諸島が北極。国連と各主要国(とそのリーダー達がどのように新たな環境対応していくかというシミュレーション小説。
著者の松本さんは商社出身のビジネスマンでTwitterでエッジの効いた言葉をいつも書いているお方。思考実験として書いたこのSF小説執筆は本業ではないので、前半の文章構成にはアマチュア感が残るものの、後半の思考実験部分については、人類の歴史、政治哲学、勃興しつつある技術への理解などへの彼の深い理解が垣間見れて、彼の書斎でウイス -
Posted by ブクログ
少なくとも以下の点で、説明不足に感じた。シンギュラリティーに至るには大きな問題として残っており、大要として受け入れられない。以下不明点①〜③と反論を挙げる。
①意識がコンピュータで実現できるとしているところ。
②ニューラルネットワークの延長では、汎用AIは不可能だが、それに変わる技術。またはその要件。
①、②:東ロボくんの東大合格未達成のまま終了インプットする単語数、文章数の増加とそれに見合うスペックの環境制約の理由に帰させている。
新井紀子さんのプロジェクト総括で述べた、どうしても越えられないAIの壁的問題の中に、意味のマッピング問題があった。
そもそも各状況を文(各説明変数やその重み