寿木けいのレビュー一覧
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寿木けいさんのエッセイ。『泣いてちゃごはんに遅れるよ』『土を編む日々』、けいさんのエッセイをいろいろ読んできたが、遠矢山房という紹介制のゲストハウス?のような宿泊施設を開業し、ごはんも作っていて、そこでの暮らしのエッセイ。遠矢の様子もInstagramで検索してみたが、写真もとても美しく、一度行ってみたいと思えるものであった。遠矢のメニューも載っているのだが、そのメニューを見るだけで、季節を味わえる不思議。
『泣いてちゃ〜』『土を編む日々』のエッセイは刺さり好きなのだが、今回のはいつもの寿木さんと違うように感じた。が、最後の方に、夏休みのエピソードで、こどもと過ごす時間は短く、仕事をセーブし、収入が減ることを受け入れ、こどもとの日々を大切に過ごす姿がとても印象的で良かった。(いつもの寿木さん) -
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他にはないレシピで人気のTwitterアカウント「きょうの140字ごはん」の中から、本当に美味しいと思った365レシピを紹介。
140字でまとめられた、四季折々のレシピ集(プラスちょっとだけエッセイ)。
季節感を大事にした、なんだかお洒落で真似してみたくなるようなレシピがいっぱい。
イラストが多く、カラー写真のページなんかもありぱらぱら眺めているだけでも楽しいです。
タイトルに「レシピとよぶほどのものでもない」とついているだけあって、詳細な作り方が紹介されているわけではないので、簡単そうに見えて、実際試してみるにはある程度料理に慣れた人向けかもしれません。 -
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“天敵をもたぬ妻たち昼下がりの茶房に語る舌かわくまで ー栗木京子ー
いくつもの役割を担い、職場と自宅の少なくともふたつの居場所をもつ現代の女に、舌が乾くまで話をする暇はない。自分の小さな経済があり、戻るべき場所がある。庇護してくれる男のもとへではなく、自身のねぐらへ帰って、明日のために眠るのである。”
著者の本は『土を編む日々』を持っていてXもフォローしているのだが、このエッセイではより彼女のものの捉え方に触れられよかった。
一編が短くさくっと読めるので合間に読めるのもいい。
25年の東京暮らしをやめて、40代で山梨に移住し宿を始めたライフスタイルも興味深く、移住後のエッセイも今後出るようなので楽しみだ。
また、最後の【北欧、暮らしの道具店】の佐藤店長との対談もよかった。
大人の女性として自分にも取り入れていきたい学びがあった。
凛とした大人の女性の生き様をコースのように味わえる一冊。
こんな人におすすめ
・女性30代〜
・心身ともに自立したい人
・隙間時間にさくっと読みたい人
・料理、食べることが好きな人
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私はこんな女性にはなれない、こんな人になれたら…そんな憧れを文章を通じて私に感じさせる。曝け出すなら嫉妬とか、羨望にも近いかも。
小説の中にも筆者が「あなたのようにはなれない」と告げられるシーンがあるが、全く同じようなことを私も感じた。
文章はラッピングだと思う。日常のよしなしごとを自分なりの形にしてお出しする、それがそれぞれの本の個性で、筆者のは凛としていて、汚れていなくて、言い換えるなら百貨店の高級なチョコレートみたい。
だからこそ文章のなかには自分の強くありたい、よくありたいいう部分に共感があって、読んでいて気持ちが良い。背中を押してくれる。
その一方で清廉さは「鼻持ちならん」というところもあって。この本の評価に納得してしまう(現在⭐︎3だった)。
強くいるって難しいよね。 -
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レシピ本ではなく、著者の食・料理に関するスタンスや現在に至るまでの生活上の変化もとらえつつ、最終的に行き着いた”きほんの10品”とそこから派生させた品々を紹介した本です。
この本を読むと、料理とは生き様やその人の生活スタイルを表すものであるな、ということに改めて気づかされます。
紹介されている料理は、詳しいレシピが書かれているわけではありませんが、複雑な調味料を駆使したり長い時間をかけて作るという類のものではなく、普段使いのもので時間をかけずに作ることを信条としているものばかりですので、真似してみよう、作ってみようと思わせてくれます。
料理を紹介した各キャプションには、そんな考え方でもいいんだ、と気づかせてくれ、肩の力を抜いて料理に臨めるちょっとしたヒントも散りばめられています。
自分のために、家族のために、決して豪勢ではなくても健やかに暮らすための料理を作りたいと考えている人にぜひ読んで欲しい一冊です。