【感想・ネタバレ】土を編む日々のレビュー

あらすじ

フォロワー数12万人を超えた寿木氏の「きょうの140字ごはん」は、Twitter開始から12年目となりました。
レシピ満載の既刊『いつものごはんは、きほんの10品あればいい』『わたしのごちそう365 レシピとよぶほどのものでもない』はともにロングセラー、エッセイ集『閨と厨』でも読者を魅了し、文筆家としても知られる著者の待望の新刊は、季節をめぐるエッセイと春夏秋冬の野菜料理レシピでまとめられたもの。
Webサイト「よみタイ」大人気連載に書き下ろしを加えました。
撮影は「暮らしの手帖」扉の作品のほか、日々の暮らしをとらえた写真が印象的な砺波周平氏。
完成品ばかりか調理途中の野菜たちの写真も雰囲気たっぷりです。
以下、紹介レシピ。
<春>
独活(うど)と蛤の鍋/トマトを慕うサラダ/ニラのお焼き/春豆のバター蒸し/きんぴらフランス/フライドポテト にんにくの香り/焼き竹の子 山椒の香り/アスパラガスのカリカリのせ
<夏>
うちのカレー/うめぇトマト 豚しゃぶ/モロヘイヤと豚肉のワンタン/大葉のおむすび/なすびのよごし/焼きおむすびのみょうがあんかけ/真夏の天ぷらと素麺/アボガドとライムの冷たいスープ
<秋>
甘じょっぱいローズマリーの焼きいも/れんこんのステーキ/小松菜とマッシュルームのサラダ/かぼちゃのはちみつ煮/三種のきのこの揚げ煮/里芋と白味噌バターのスープ/人参とみかんのラぺ/塩もみキャベツと豚肉の炒めもの
<冬>
青菜と焼き餅のおかゆ/大根のすきやき/もやしとベビースターラーメンのレタス包み/柚子とバターのスパゲッティ/酸菜香菜鍋/ねぎと山芋のグラタン/春菊とセリの春巻き/カリフラワーのリゾット 八角の香り

【著者プロフィール】
寿木けい(すずき けい)
富山県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社で雑誌の編集者として働きつつ、執筆活動をはじめる。
退社後、暮らしや女性の生き方に関する連載を新聞や雑誌に持つ。2010年からTwitterで140字レシピを発信し、フォロワーは現時点で12万人以上。
著書に『いつものごはんは、きほんの10品あればいい』、エッセイ集『閨と厨』、『わたしのごちそう365 レシピとよぶほどのものでもない』がある。
Twitter@140words_recipe
https://www.keisuzuki.info/

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

SNSでレシピを拝見するばかりだったが、本作品を読んで、著者の文章の美しさに魅せられた。旬の食材のように色彩豊かな思い出の数々は、食を通して現在の暮らしとつながっている。
さて、シンプルながらもポイントを絞ったこだわりが感じられるレシピたち。実際にいくつか挑戦したいところ。

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2021年10月12日

Posted by ブクログ

どのレシピも季節や土の匂いの近くにいて、一冊丸ごと、どれも試してみたいなぁと思った。
この本を読んで改めて、故郷というものが持つ「威力」を知った気がする。私は明確な故郷と呼べる土地を持ってなくて、こんなふうに原風景に根付いた食への関心を体感したことがない。ちょっとうらやましいなぁと思った。

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2022年06月25日

Posted by ブクログ

ひとつひとつのレシピに添えられるエッセイの、きまじめな丹精さ。食材を食を食卓を愛おしみ、丁寧に整えていく凛とした姿勢に頭が下がります。

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2021年12月13日

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