古川真人のレビュー一覧

  • ギフトライフ

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    私は好き
    こういう世の中になりそう
    テレビ・ラジオなし肉なし専業の労働者なし風俗なし恋愛なしスマホなし金銭なし電子マネーすらなし

    あるのはポイントと制度による飼いならし支配のみ
    作者さんすごいなー、、
    キモいし読後感良くないけど、安楽死だけは賛成

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    2025年05月09日
  • 身体を記す

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    表紙がピンと来て内容も見ず、予約して読みました!
    朝井リョウの文章って何が他の人と違うんやろ?
    特別脳に入ってくる
    何が違うのか考えながら読んでも分からなかった

    他いいなとおもったのは
    小池水音、大田ステファニー歓人、
    古川真人、春日太一

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    2026年09月26日
  • 縫わんばならん

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    方言の正しさに思わず手に取った。

    モデルとなっている島は、おそらく私の親戚たちの住まう島(いずれにせよ近くの近くの島)だと思う。
    方言や、各人のふるまいから、会話まで、あまりに自然で不思議な感じがした。
    都会から離れた島にある、世間から乖離した空気感と、敬子の夢の現実の行き来が重なることで、そこで交わされた言葉や感情たちが代るがわる鮮明になったり、ぼやけたりして、なんとも不思議な読み心地だった。

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    2025年07月26日
  • 港たち

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    声、記憶、家族、生きている/いない、すべての混沌が当たり前のように混沌のまま島に揺蕩っているそのなんと豊穣なことだろう。他所のウチの話なのに“久しぶりに帰ってきた”と感じてしまうこの不思議さや、吉川の人たちへの愛おしさを再び感じられたことは、単純な小説の面白さ楽しさを超えて読むことの充足を私に与えてくれた。とても幸福な収穫だった。

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    2025年03月08日
  • 背高泡立草

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    途中までなんだかうまく読めなくて、しんどいよ〜と思ってしまってた。でも、そんな中盤を抜けるとどんどん読みやすくめり込んでいった。私の読むのが下手だっただけだった。あとあと全体構成を考えたらとっても面白かったし、読み返したら面白いな〜、人々の暮らしはいつでも何気ない積み重ねとドラマがあるんだなと思った。どの土地もそう。私も明日仕事だ。時間の流れ方はやっぱりちがうよな、でもだからこそお休みとか遠方に出かけるのが楽しくなるんだろうな。

    本屋でパケ紹介文買したけどよかった。

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    2025年01月13日
  • ギフトライフ

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    近未来の日本のような世界。
    安楽死、出生率、災害対策、高度監視社会をはじめとして、今の社会問題がみっちりと詰め込まれていた。
    最後はいじめで終わった。いじめた側はそのことをスルッと忘れてしまう。後味の悪さを感じた。
    施設にいた重度不適性者たちはどこに行ってしまったのか。

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    2024年07月15日
  • 縫わんばならん

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    ネタバレ

    面白かったし、最後まで読めたけど、なんか既視感がある。あ、多分「ミシンと金魚」に似ているんだ!若い人が昔の人になった文体って流行りなのかな。

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    2023年09月05日
  • 縫わんばならん

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    6年前、祖母の葬式があった。22年同じ家で暮らしてきた、頑固で偏屈な祖母であった。背は小さく、料理は下手だったが、南瓜の煮物だけは得意で出された時はよく食べていた。生前付き合いが少なかった祖母であったが、盛会となり、会場は酒が振舞われ、寿司や揚げ物が盛り付け並べられ、笑い声が多くあり、これまで近親者の死に立ち会ったことのない私は、なぜこの人たちは大声で笑っているのだろう、と悲しむとともに理解できずにいた。
    また別の話だが、実家に暮らしていた時、兄弟3人、同じ部屋の三段ベッドで寝て起きていた。三段ベッドといっても、1番下はコロがついていて、引き出して使用するものだったので、実際には二段ベッドだったが。誰が言い出したかわからないが、ベッドの並びも上から生まれた順に使っており、1番上の私は天井に1番近く、祖父が設計し、当時で築30年の間に染み付いて取れない雨漏りの染みを眺めながら寝ていた。

    読みながらそんなことを思い出した。どこか遠くの出来事を見させられているようで、しかもその出来事は大したことはなく、取り上げる、書かれる内容なのかどうかわからない。いまも不思議な気分だ。ただ、この小説を読み進めるうちに、これまで忘れていた、記憶の蓋が開いては中断し、閉じてはぼんやりしながらまた読み進める、物語に没入するというより、たわいもないエピソードを通じて、自身の家族を省みる、そんな読書体験だった。

    p127
    みんなでほどけていった婆ちゃんの代わりに話しよるんやもんな。ほどけて…、そう、婆ちゃんの周りの白か部分ば、花で覆われて真っ白なその周りば、話し続けて埋めてやりよる。昔のことば代わりに思い出して、忘れ果てて、ほどけてしまった婆ちゃんの記憶ば縫い合わせよる…

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    2020年02月24日
  • 身体を記す

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    女性の書き手が綴る身体や性にまつわるエッセイ「私の身体を生きる」の、男性版。
    女であり女であることに違和感なく生きてきた私にとっては、女性の書いたものの方が当然共感するところは多かったけれど、男性たちの綴る文章もとても興味深かった。
    男女問わず、どんな属性の人だってそれぞれ尊重されるべきではあるけれど、同質である必要は全くないなと改めて思う。

    女性と比べて、身体やジェンダー、性のことを直接的に書いている人がかなり少ない印象を受けた。
    と同時に、男性が男性性を語ることの難しさとはこういうことかと納得させられる。社会において強い側とされる側が何をどう語るのか、語って良いのか、難しいのかもしれないけれど、もう少し踏み込んだ内容が読みたかったな、というのが正直な感想。
    身体より社会、に意識が向いているように感じた。

    その中でも田中慎弥さんの偏屈さが滲む文章がとても好きだった。好きだったとかも言われたくないのかなとか思っちゃう。なんだかいじらしい愛しさがある。

    最後の最後で朝井リョウが‘やっている’。
    両手を掴んでいたはずなのに、その手を掴んだまま大きく振り回されて、遠心力で吹っ飛ばされたような気持ちで本を閉じた。

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    2026年10月02日
  • 身体を記す

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    他の話は割と身体と(男)性について大切なことを訴えたり、考えを変えなきゃいけないことを真面目に説いていて、正論すぎてやや辟易だったりしたが、尾崎世界観が、自分の心の傷とそれの間違った解消法をプリペイドカードで例えたのが秀逸だったのと、春日太一の身体の見た目からくる運動に対するイメージのギャップと、自分の体なのに思いどおりに動かせていなかったことの気づきに共感した。

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    2026年09月30日
  • 身体を記す

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    「身体を記す」とのテーマでエッセイを読み、テーマとの距離感が掴めない作家がいたり、上から目線で今ひとつ面白くない作家がいたり、なかなか同じテーマで作家それぞれのアプローチが面白い。

    「身体は大きかった」は、幼稚園児で便を垂れた、ペニスなど奔放で話が自虐的で面白い。
    「報酬系との戯れ」は、達成感や快感を刺激するスイッチを押し続けたラットの話はなかなか興味深い。
    「じ論」に至ってはナポレオンと痔、軍隊生活と痔など、痔を語る潔さが面白い。
    ロマンティック恐怖症
    「もしかして体育と運動」の逆上がりのグダグダ感も面白く読んだ。

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    2026年09月29日
  • ギフトライフ

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    テーマ、世界観はとても興味深いが、文章が読みづらかった。自分の読解の問題?
    現代の個人主義と全体主義の葛藤が表現出来ていると感じた。
    全体の中の個人をどう形成するか。

    社会から一線を画した老人の言う通り主人公は結局社会の調和をとることで自分を満足させた。させたと書いたが、自発的なのか多発的なのかは言い切れない。

    社会に不満を持ちつつも結局折り合いをつけることへの提起

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    2025年11月02日
  • ギフトライフ

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    近未来の日本が舞台。
    個人情報や行動は全てタンマツで管理され、信用がポイントになり給料のポイントにも反映される。
    出生率に貢献するほどポイントが付与されるが、障碍者は不適性者としてポイントが引かれる対象になる。
    働けなくなった者の安楽死や重度不適性者が国に生体贈与(ギフトライフ)すれば、家族にポイントが付与されるって、そんな世界。


    あり得て欲しくはないけど完全なフィクションとも言えないから余計に後味が悪い。
    私も"同意"しない"逸脱者"としてしか居られないだろう。

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    2024年05月28日
  • 背高泡立草

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    おそらく本書の良さを正しく理解出来なかった読者の一人。不快感がある訳では勿論ないものの、カットバックで行き来するもう一方のストーリーの意図が飲み込めず最後まで読み進んでしまった。芥川賞作品なので自分の読解力がないことにやや落胆をします。

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    2023年09月23日
  • ギフトライフ

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    近未来の話
    少子化が進んだらこんな世界になるのか?
    青年が障害者施設を襲うくだりは気分悪くなる。
    最後の展開もしっくり来なかった。

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    2023年04月13日
  • 背高泡立草

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    本作は、芥川賞を受賞した著者の代表作で、母の
    実家に残る納屋の周りに生い茂った草を刈るために、長崎のある島に向かう話で、親戚一同が草を
    刈るためにその島に集まる。
    なぜ、草を刈るのか、その納屋の歴史、家族の歴史が読んでて、心地よく物語が進まれていく。
    家族のルーツ、歴史を知ることが実に大事かと、あらためて実感しました。
    文章で描かれている、長崎の島が、自然に頭の中で、再生されて、文章の表現力にもビックリしました。あと、方言ですね。九州の言葉がここまで、私の脳裏を刺激するとは思いませんでした。
    とても、心地よい雰囲気になりました。

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    2023年03月19日
  • 縫わんばならん

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    福岡県からの芥川賞受賞☆彡
    これは、古川さんが以前に書かれた本。

    最近、ミステリーものばかり読んでいたので息抜き。

    長崎県の離島のお話だけど、私の地元の方言にも似ていて、それに長崎に住んでいた大好きだった大叔母の方言と一緒でとても懐かしくホッとした。
    このくらいのバリバリの方言は、さすがに祖母の時代くらいまでだけど、お葬式で親族が集まったところなど、ものすごく親近感がわいた。

    私の実家も本家で、昔はたくさんの親族が事あるごとに集まってきていたけど、父母の世代になるとそれもだんだん少なくなり、私たちの世代になるとほぼない。というか集まる親族がいない。
    だんだんこうやって、親戚付き合いも薄れていくんだろうな。

    本の内容は、ただただ淡々と各世代の女性が親族の思い出に浸る。というだけなんだけど、すごく丁寧な描写で、不思議と気持ちが落ち着く。
    サプリのような本でした。

    ちなみに、装画が草間彌生さんでかわいい。

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    2020年02月12日
  • 四時過ぎの船

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    芥川賞の候補作品だったようですね。認知症のおばあさんと全盲の兄を支える無職の男。その二人の視点で物語が進んでいる。忘れることと、思い出すことの物語。方言で読みにくく、大きな山場はなく、男の、これからどうしたらいいんだろう、という思い、認知症について、不安を感じさせることばかりだけれど、しっかりと書かれている。最後は、思い出すこともあったし、兄弟の会話、明るい兆しでよかったですね。

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    2017年10月29日