宮地美陽子のレビュー一覧
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首都防衛というタイトルからミサイル攻撃とかテロかと思ったが地震をはじめとする災害からの防衛で、でも読んでいると確かに重要な話だなと実感。
過去の歴史を振り返って首都直下地震と南海トラフ地震、さらに富士山噴火が重なっていつでも起きうることがわかった。そこでいかに備えるかで、1週間なりを自宅避難で耐えしのぶのに何が必要かとか考えておきたいし、実家の家族ともそういったことを話し合っておきたい。
危機管理に関して「空振りは許されるが見逃しは許されない」という、これは他のことにもあてはまるので肝に銘じておく。また、元自衛官の番匠氏が朝の歯磨きタイムにいろんなことを想定してどう指揮を執るかを考えていたとの -
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よ、、よう作ったなぁこの本!!!
ガチ過ぎる専門家陣の協力を経て、地震はおろかミサイル攻撃についてまで触れている。
1000円以下で読める新書のレベルでは無い。
というか国民必読過ぎる。あ、別に国民ていうのは国籍とかじゃなくて日本に暮らす人ね。
3.11の津波被害の甚大さはあらためて身に沁みる。捜索隊の会話が印象深い。、
(遺体が)見つかった?――よかったなぁ。
という声がけだったようだ。遺体が見つからないケースが頻繁だからである。遺体が子どもというのもキツイ。
この本は、日本が地震大国&中国とロシアと北朝鮮の脅威さらされ大国であることもよう分からせてくれる。なぜなら国や首都がミサイル迎撃 -
Posted by ブクログ
少し興味を覚えて入手し、紐解き始めてからは頁を繰る手が停められなくなった。「より多くの人達が知っておくのが善い」と思われる内容が豊富だ。逆に言えば、そういう内容であるが故に本が登場したとも言い得ると思うのだが。
題名に“防衛”と在るが、軍事行動というような内容ではない。災害対策、防災情報というような事柄、そういう問題意識を喚起しようという内容の一冊である。「巨大な災害から人々を護る」ということになれば、それは“防衛”そのものであろうという、題名の理由も本書には出ていた。
阪神大震災(1995)や東日本大震災(2011)というような大規模災害に関しては、被災地域に居合わせた訳ではなくとも、災害発 -
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一般的に東京圏と呼ばれる東京を中心とした神奈川、千葉、埼玉の四都県には日本の総人口の3割が集中しており、日本の政治・経済の中心的な役割を担っている。上場企業の多くは東京に本社を構え、国会議事堂も各党の本部も集中している。記憶に新しい新型コロナ流行時にはこの東京一極集中が緩和され、地方に分散する可能性について多くの議論がなされていたが、結果としてはその様な方向には極一部の転出組を除いて、未だ若年層を中心に集中化の流れは続く。都心のマンション価格は平均して1億円を超えているにも関わらず、夫婦共働きの若い世代でもこれらを購入するなど、東京への集中が止まったり停滞する兆しは見えない。一昔前は首都圏に向
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基本地震災害、富士山の噴火によって何が起きるか。
ちょこっと、弾道ミサイルの可能性も触れられている。
小池都知事を持ち上げるのはちょっと横に置いといて。
数字の規模がデカすぎて、むしろ実感がない。
大変なことが起きることは分かる。今、能登も大変だし。
実際、みんな自分のこととは思ってない。思ってても対応してない。首都直下型地震と南海トラフ沖地震。
富士山の噴火。
富士だけじゃないだろうし。
過去の事例と教訓の節が一番良かったかも。
昨今の状況見てても、絶対に権利だけ振りかざす、声の大きいバカが出て来るのと、隣接するいくつかのお国が爆笑しながら、これ幸いと進軍してきそうなのが憂鬱。
まず -
Posted by ブクログ
評価が高く興味を持った一冊だったが…
防災に関してコンパクトにまとめられている。
メディアのように不安を煽っている様にも取れる。
この位書かなくては、また、冷静に読める人には良い情報満載。不安だけが増える人は途中でやめた方がいい。作者の災害対策への思いと必要性をまとめた一冊
江東区、江戸川区、墨田区、葛飾区、足立区全域が低地で一部では皆伐0メートル地帯になっている
埋立から400年近く経っても地盤が軟弱なエリアがある。
ハザードマップポータルサイト参照
災害用伝言ダイヤル 171
隣人を助けることの大切さ。緊急車両は連絡つかない、すぐ来れない
自分で消化できる限界は、目の前で出火し -
Posted by ブクログ
ネタバレ東京都の都知事政務担当特別秘書であり防災士でもある著者。関東大震災から100年の今年、改めて防災意識を喚起するために。
タイトルの「防衛」という言葉の選択にドキっとするが、首都直下型地震、南海トラフ巨大地震に、富士山噴火という「大連動」も想定し、さらにはその期に某国からの弾道ミサイル、あるいは台湾海峡、尖閣諸島に火事場泥棒が来ないとも限らない、という壮大な想定を行う。
日本という国体の維持のためにも、まずは中枢たる、首都を防衛せよ、ということだ。
様々なシチュエーション、さらには昼夜で都心の人口が2-300万人も異なる状況を踏まえ、細かなシミュレーションが行われている。
然様な分