笹原せつのレビュー一覧

  • アクシキ事件簿 阿久根直樹は無慈悲に笑う

    Posted by ブクログ

    小説家で生活している主人公は
    視られている気がしてたまらない。

    痴漢?! にあったその日から、妙な事ばかり。
    ついでに、こんな事になるとは…な状況です。
    最後まで読み切ると、驚きの事実ですが
    こんな状況が続いたら、叫び出しそうです。

    いや、そもそも怖いのは、あのご家庭の旦那さん?
    とか思っていたら、最後の最後にひっくり返りました。
    そりゃ職業柄やりやすいでしょうが
    まさかそのために…。
    人間の情熱(?)って、すごいです。

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    2020年07月17日
  • 十五年前のぼく

    Posted by ブクログ

    理不尽な理由の稚拙なイジメに端を発した、壮絶な復讐劇。最初はあらすじを読む限りそんな話なんだろうな、と思っていた。
    当たらずとも遠からずだが、ホラー&ミステリーレーベルなだけあって七不思議と絡めた展開はありきたりじゃなかろうか、と読み進めながら考えていた。
    設定はありきたりでも、進み方はありきたりではない。
    広げた風呂敷のたたみ方も、人物設定も細やかで流血表現に抵抗がなければ一読して欲しいかもと推奨できる。
    始まりが理不尽だけに、終わりも理不尽で子供ながらの残虐性がどこか強調されているように思えた。
    作中ではいじめっ子はその自覚があり残虐性がより強調されているが、無自覚ないじめっ子というよりも

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    2014年02月14日