作品一覧

  • アクシキ事件簿 阿久根直樹は無慈悲に笑う
    3.0
    1巻722円 (税込)
    背後からの冷たい視線、異常な言動をとる隣人、そして殺人事件――。 駆け出しの作家・尾見は周囲に巻き起こるさまざまな怪現象に悩まされていた。 誰かが自分に悪意を持ち、おぞましい呪詛に巻き込んでいる。なぜ僕が狙われているのか? 身に覚えのない悪意に怯える尾見の前に現れたのは、人の心を侵食するショクを「握り固める」能力―アクシキの使い手・阿久根直樹とアクシキされたショクを食う美少女の美空。 人外の力を駆使する二人のアクシキ屋とともに、尾見はショクをばら撒き続けている首謀者を追い始めるが!? ミステリアスホラー長編!
  • 十五年前のぼく
    3.0
    1巻722円 (税込)
    新進の鬼才がはなつ、ノスタルジック・パニックホラー! <あらすじ> 恋人と仕事を同時に失い、消沈する青年・永島英(ながしま ひで)。かつていじめられたトラウマから、彼は他者に向き合うことができなくなっていた。そんな永島の元に、廃校寸前の母校で小学校の同窓会を開催するという招待状が舞い込む。過去に向き合うため、永島は出席を決意するが、級友との旧交を温める間もなく、異変が起きた。校舎は突然不可解な闇に閉ざされ、窓も扉も開かない牢獄に変貌。そして何者かの校内放送によって、集められたクラスメート達は互いに殺しあいを命じられてしまう…! これは凄絶ないじめの果てに廃人へと追い込まれた「山路君」の復讐なのか。それとも級友たちの誰かが企てた狂気のゲームなのか。隣の親友は、ほんとうに仲間か。仮面の巨漢・「十五年前のぼく」は何者なのか―!? 閉ざされた校舎から脱出するため、永島たちの絶望的な脱出行が始まる。

ユーザーレビュー

  • アクシキ事件簿 阿久根直樹は無慈悲に笑う

    Posted by ブクログ

    小説家で生活している主人公は
    視られている気がしてたまらない。

    痴漢?! にあったその日から、妙な事ばかり。
    ついでに、こんな事になるとは…な状況です。
    最後まで読み切ると、驚きの事実ですが
    こんな状況が続いたら、叫び出しそうです。

    いや、そもそも怖いのは、あのご家庭の旦那さん?
    とか思っていたら、最後の最後にひっくり返りました。
    そりゃ職業柄やりやすいでしょうが
    まさかそのために…。
    人間の情熱(?)って、すごいです。

    0
    2020年07月17日
  • 十五年前のぼく

    Posted by ブクログ

    理不尽な理由の稚拙なイジメに端を発した、壮絶な復讐劇。最初はあらすじを読む限りそんな話なんだろうな、と思っていた。
    当たらずとも遠からずだが、ホラー&ミステリーレーベルなだけあって七不思議と絡めた展開はありきたりじゃなかろうか、と読み進めながら考えていた。
    設定はありきたりでも、進み方はありきたりではない。
    広げた風呂敷のたたみ方も、人物設定も細やかで流血表現に抵抗がなければ一読して欲しいかもと推奨できる。
    始まりが理不尽だけに、終わりも理不尽で子供ながらの残虐性がどこか強調されているように思えた。
    作中ではいじめっ子はその自覚があり残虐性がより強調されているが、無自覚ないじめっ子というよりも

    0
    2014年02月14日

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