鶴見済のレビュー一覧

  • 脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らし―

    Posted by ブクログ

    完全自殺マニュアル・人格改造マニュアルの鶴見済さんの著書。
    著者が市場経済の肥大化を批判しつつゆるいつながりを大切にするオルタナティブな生き方を実践する作家になっていたことに驚いた。
    (もともと東大卒のサブカル系ノンフィクション作家という十分にオルタナティブな生き方をしている人ではあったけれど。)

    本書は反資本主義本書の立場で語られる。
    そのため、市場による分配は権力による分配より圧倒的に優れているというスタンスの自分からすると「本当にこれを無くせばうまくいくのか?」と疑問符がつくエピソードは多い。
    だが、ソ連の計画経済のもとでのアラル海の縮小やアパレルメーカーのスウェットショップなど、ここで語られる問題は積極的に見ようとしなければ見えないものばかりだ。
    むしろ、市場を通した分配の利益を信奉する現代人からすると、意図的に無視し、問題視する人の方を偽善者・陰謀論者とみなしがちである。

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    2021年08月24日
  • 0円で生きる―小さくても豊かな経済の作り方―

    Posted by ブクログ

    お金をかけずに楽しむ方法がたくさん載っていました。
    結局人を頼るということなので、コミュ症には真似しづらいです…(人様の家に泊めてもらう、ヒッチハイクなど…)

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    2021年06月13日
  • 0円で生きる―小さくても豊かな経済の作り方―

    Posted by ブクログ

     0円で生きると書いてあるものの、野山で暮らしてお金を使わない生活をしよう、というわけではなく、公的扶助やサービスを使って、できるだけ使うお金を減らそう、互いに助け合おう、という本である。
     そもそも貨幣経済はなぜ発達したのかなど、お金に纏わる話も参考文献と共に簡単に説明してある。
     資本主義から少し抜け出して、互いに助け合い、いらないものをあげたりもらったりしながら生きようという本。

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    2019年11月23日
  • 脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らし―

    Posted by ブクログ

    副題「グローバル経済が蝕む暮らし」~Ⅰ身近にあるグローバル化の被害1服と綿花とアラル海2原発の輸出と重工業界の支配3ゴミの輸出と交わせる戦略(反抗のコラム1デモ~普遍的な不満の表現手段~)4コーヒーと南北問題の歴史5スポーツ・ビジネスと搾取工場6ジーンズと西洋の文化的侵略(反コ2サパティスタ民族解放軍~グローバリゼーションへの反乱~)Ⅱ経済に使える国・日本1アルミ缶とインドネシア2自動車を増やす陰謀3日本人はなぜパンを食べるのか?(反コ3世界社会フォーラムと自律スペース~「今とは別の世界」の実践~)4自動販売機はなぜ増えたのか?5アメリカが増やしたタバコの輸入6マクドナルドの何がよくないのか?(反コ4ラテンアメリカ革命~巨大な自律経済圏~)Ⅲ初心者のための“批判的”経済入門1誰にでもわかる資本主義の定義2GDPと自由貿易とカネへの依存3金融危機と自由主義経済の歴史4通貨危機とバブル経済の仕組み5「南」の債務問題と貧困の原因(反コ5宮下公園ナイキ化反対運動~自分たちの場所を作る~)Ⅳ自然界とのつながり1人間界の外側2大豆と消えゆく農業3水を買わせる仕組み4霊長類とビタミンC5自然界の循環と死と再生(反コ6新しい農業~増えてきた素人の農民~)~思い出したのはピースボートという船が動かなくなって抗議のためにデモをする年配の者を冷ややかに見ていた若者という構図を喋っていた古市という若手社会学者の話。何だか嫌な奴だと思ったが。今時の若者のように現状を肯定的に見るのも嫌だけど,文句ばかりの奴も嫌だ。じゃあ,どうするのってことで,どうしようもないし,反抗のコラムみたいにやると反日,在日?悪者扱いだ。権力に阿るネット右翼って立場として楽だろうなぁ…生理的に嫌な者は在日,反日家にしてこき下ろせば良いんで…バカみたいだけど

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    2015年02月02日
  • 脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らし―

    Posted by ブクログ

    先進国に住む我々にとっては、経済流通の中の大量販売・大量消費の部分しかおおよそのところみえてこない。しかしながら、その前行程、後行程を支えている途上国を抜きには、経済の一連の流れというものを正確につかむことはできない。

    本書においては、そこに関するいくつかをピックアップし展開している。加えて、目次をみて関心あるところから読み進めていける手軽さも持ち合わせている。

    テーマを見て、一見すると過激な内容のものかと疑う場面も想定されるが、筆者の見解はあとがきで述べているように、「とりあえず理想とする方向に向かってみて、その先のことはその都度考えればいいという立場だ。なぜなら、どういう社会にすべきかは、それぞれの場所によって違う答があるはずだから。」という部分に集約されていると言える。

    本を読むに当たっては、本の中身が大事なことは間違いないのだが、こと本書に限って言えば、あとがきを読むだけで筆者の言わんとしていることがしっかりと伝わるものになっている。

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    2012年07月17日