鶴見済のレビュー一覧
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若い頃から不安症に悩まされてきた鶴見済さんが、60歳になり、中高年の生き方について書いた本。
人生後半になると、人生の選択に対し後悔をしたり、安定した心地よさを求めたり、自分の人生の意味を考えたり、ホルモンバランスなど身体的変化に直面したり、残された時間を意識したりする。
しかし、人生は結婚、就職、移住などの大きな選択だけでは決まらず、むしろ選択の後の出来事やその都度対応したことの影響の方が大きい。また、分かれ道で選択しなかった道が、のちに選択した道と交差することもある。自分の選択に対し、過度に後悔したり、迷ったりする必要はない。
人生で直面する苦しいことは、生の実感を得るために必要なこ -
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・会社で近くに座った人は友達ではない あくまで たまたま近くに居合わせた人なのだ。
・ありのままでいられるグループを選ぶ
・セックスレスの定義はセクシャル コンタクトが1ヶ月以上ない状態で、セクシャル コンタクトには キスやペッティングも含まれる 少なくともここでは挿入することだけがセックスではないとされている。
・いざという最悪の時には死ぬことだってできるのだと思えば楽に生きていける
・怒りは一晩寝て相手への行動を起こさないと決めてしまうのがいい 明日の朝になるまでは何もしないと割り切ることだ
・人間関係のことに悩んでいる時は海に降る雪を思い浮かべる 「それにつけても海に降る雪」と短歌の下の -
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「完全自殺マニュアル」の鶴見さんの本、「0円で生きる」に続き、二冊目。
―そもそも、逃げられないからこそ地獄になるのだ。何かあったらすぐ離れてしまえる環境で、地獄なんてそう簡単に作れるものではない―
これは本当に真実で、学校とか会社とか、人が詰め込まれたところでは、いじめが発生しやすいんじゃないかな。
私が人より劣っているというのが真実でも、それで「いじめて良い」となる環境。
もう、人が詰め込まれたところには、極力行かないようにしたい…。
あきらめることの素晴らしさについて書いてあるのも良かった。世の中で「あきらめない」のが良いってされてるの、あれって、苦しみの根源だと思う。もっとあ -
Posted by ブクログ
人間関係が希薄なのは問題とか、絆が大事と言われる昨今ではあるが、緩い繋がりで良いのでは?と言うアイディアが盛りだくさん。
体系立てて書かれているものでは無く、トピックごとに短くまとめられているので読みやすい。
気になる関係性のところをつまみ読みするだけでも、気が楽になるかも。
全てを読んでみると、もともと人付き合い面倒と思う私ですら「あ、この人間関係を保たねばならない」と想っていたことに気付かされる。
少し離れても良い。離れるにはこんな方法があると知ることはありがたい。
なお、著者は「完全自殺マニュアル」を書いた方。
あの本も、嫌になったら逃げていい、と言う趣旨であった気がする。(今手元 -
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ネットニュースで本書の紹介をしていたのを見て、購入しました。一読して、正直、もっと早く、中学生くらいに出会っていればよかったなと思いました。特に印象に残ったのは、「嫌な相手とは、心の距離をおけばいい」というところです。昔、自分の周りにも、非常に攻撃的な人がいました。機嫌が良い時はともかく、そうでない時は、少しのことでも、斬りつけられるような言葉を浴びせてきて、いつも魂をすり減らしながら、過ごしていました。その後、完全に関わりを裁つことができて、平穏な日々を過ごしています。そんなことがあったので、本書の言葉はストンと腑に落ちました。その一方で、恋愛観については、共感できないところもありました。そ
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Posted by ブクログ
孤立はよくない、でも人付き合いに疲弊するのもよくない。半分だけ降りて、ほどよい距離でゆるく繋がれるサードプレイスを見つけることが大事だと思いました。
昔のクイックジャパンを読んでいたし、もちろん大ベストセラー「完全自殺マニュアル」の作者として鶴見さんのことを知ってはいたけれど、この本を読むまでは、鶴見さんに対して、ポップで先鋭的でいかにも90年代に売れた作家ってイメージを持っていました。
読後、まずここまでご自身のことを素直に語られていることに驚きました。家庭のことや現在のことまで、ご本人もここまで書いたのは初めてだと書かれています。
人間関係で苦しんだ果てに鶴見さんがたどり着いたのは「 -
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ネタバレ震災直後の空気を感じさせる時評的な内容でもあったため、読書習慣を失っていた時の発売で読むのが遅くなったのはもったいなかった。お金や産業に振り回されているのは感じても抗おうなどと思いもしなかったのだが、地道な家庭菜園などもその延長であると提示されていた。だったらオレが好きな釣りはどうなのだろうか。高い釣具やルアーや車での移動は資本主義活動に組しているとしか思えない。高級魚が安く釣れたらいいな。
80年代に中学生だった自分は学校で先生に「日本は成功した社会主義だ」というような事を言われ、そうなんだ~みたいに思っていた。それがすっかり新自由主義のでせいでおかしくなったのかな。富がもっと平等に分