鶴見済のレビュー一覧
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孤立はよくない、でも人付き合いに疲弊するのもよくない。半分だけ降りて、ほどよい距離でゆるく繋がれるサードプレイスを見つけることが大事だと思いました。
昔のクイックジャパンを読んでいたし、もちろん大ベストセラー「完全自殺マニュアル」の作者として鶴見さんのことを知ってはいたけれど、この本を読むまでは、...続きを読むPosted by ブクログ -
真面目すぎる人、嫌なことや不安なことばかりに注目してしまう人にぜひ読んでほしい。無理しなくていい、逃げてもいいと大っぴらに言ってくれるので、心が軽くなる。メモしておきたいフレーズ多々。優しい世界を作る試み、私も自分の周りから少しずつやっていけたらと思う。Posted by ブクログ
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貨幣経済との距離の取り方について終始書かれていた。「お金による繋がりより人との繋がりの方が精神衛生的に良いよね」という話をしつつ、貨幣経済が成り立つ前の社会においての面倒くささや危険性などにも触れていて、絶対的に正しいイデオロギーなんてものは存在しないということを改めて思い知らされた。Posted by ブクログ
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私たちの日常生活、及び企業活動が知らず知らずに自国(北)本位の資本主義活動に流されていることを改めて気づかされた。
特に製造業の理念は「お客様満足」と謳われるが、もう一段視座を上げ、地球レベルで考えると何の目的で企業活動に取り組んでいるのかを考えさせられる。
もう少し資本主義の意義づけ、意味づ...続きを読むPosted by ブクログ -
単なるノウハウ本ではない
そのへんは完全自殺マニュアルが単なるトンデモ本と違うのと同じだ
公共のものを使うことを富の再分配と捉えるなど鶴見済の本らしい
情報としてとても目新しいというわけではないがコンパクトにノウハウが詰まっていて楽しい本Posted by ブクログ -
完全自殺マニュアルの著者の本(読んだことないけど)。
お金を使わずに生きるためのライフハックが詰まっている。
文体としてはまとめサイトの記事のようで読みやすい。
ネットと違うのは、そこから一歩踏み込んで、贈与という文化的背景にまで言及しているところ。
現代の贈与とお金を使わずに暮らしてきた過去の贈...続きを読むPosted by ブクログ -
昔のコミュニティにあった共助をわかりやすく今風にするとこんな風だろうか。
中でも「0円ショップ」やシェアに関する取り組みは面白かった。
個人的には「0円ショップ」がとても気に入ったので、実践してみたい。地域の居場所としても機能したら豊かな生活が0円で広がっていくだろう。
大切なのは人と人とのつながり...続きを読むPosted by ブクログ -
ただ0円で生活するだけが目的じゃなく
より 心地いい生活にするために
お金を使わない方法を教えてくれる感じで
世界が広がりました
贅沢な旅行をするより
バックパッカーでいく方が
喜びを感じる人向けの 節約術ですPosted by ブクログ -
「いかにして生きづらさを減らすのか」をずっとテーマに書いていらっしゃって、今回は厳しい経済社会の精神的な負担を減らすことがテーマだった。その方式が物々交換やフリーマーケット、公共サービスを利用するなど非常に具体的で身近なものばかりで現実的だった。また、自然を楽しむなど、自然は元々0円のものであるこ...続きを読むPosted by ブクログ
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現在、生活するにはお金が掛かるのが当たり前と言う認識がありますが、工夫次第ではお金を極力かけない生活は出来るし、突き詰めれば全く書けなくても出来るのかも知れないと言う思いも。日本国内では難しいと感じても、外国では色々なサービスの充実と、それを実践している方たちも居ます。また、著者自らも体験して、それ...続きを読むPosted by ブクログ
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震災直後の空気を感じさせる時評的な内容でもあったため、読書習慣を失っていた時の発売で読むのが遅くなったのはもったいなかった。お金や産業に振り回されているのは感じても抗おうなどと思いもしなかったのだが、地道な家庭菜園などもその延長であると提示されていた。だったらオレが好きな釣りはどうなのだろうか。高...続きを読むPosted by ブクログ
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オレは鶴見済(ワタルさん)が大好きで、特に『檻の中のダンス』の頃は、オレもあちこちのレイヴで踊ってたし、反原発デモでも、たぶん同じように盛り上がってた。
だから、同じ時代に同じ場所にいる人、というカンジがする。
特に『檻の中のダンス』は本の表紙もデザイン良くて、六本木の本屋でジャケ買いした。ワタル...続きを読むPosted by ブクログ -
完全自殺マニュアルの著者( @wtsurumi )による経済実例書。
わざわざ地球のどこかを犠牲にしながら、むだに浪費している。この仕組みを作ることにより、どっかの誰かが得してる。地球も犠牲にしながら。そんな暮らし方を考えて、改めませか?って本。
まずは知ることから。Posted by ブクログ -
『完全自殺マニュアル』の著者。
資本主義の瑕疵を指摘するための、呪詛のような本。
綿花、自販、自動車、マクドナルド、洋服、ゴミ、電力などなど…。
すごく、いろんなところに申し訳ない気持ちになる。
自然界のことも考えて生きよう、と言うが、今これから自然に生きることの、なんとむずかしいことか。
テーマが...続きを読むPosted by ブクログ -
「自分が常々こんなことを思い巡らしているのは、実は地球のためではなく、自分が楽になるからだ。」という一文があったから、全体を流れるトーンに共感できた。
新自由主義など、よくわからなかったことが、丁寧な説明で、前よりは少しわかるようになった気がする。Posted by ブクログ -
「グローバル経済」が金科玉条のように言われて久しいけれど、それは本当に人間を幸せにしているのでしょうか。答えははっきりしてきました。「一部の人間は確かに幸せになるが、大部分の人間は生活を破壊され、貧しくなる」のが現状です。「グローバル経済」は世界の富を均等に分ける方向には機能しないようです。逆に一部...続きを読むPosted by ブクログ
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ひとつひとつの話題がコンパクトにまとまってるし、全体を俯瞰して見ていくと、相関関係がわかるような。終盤、少しだけトーンが変わって、農園作りの話。ピースマークはいかがなものかと思ったけど、夜明けの時間帯っぽいぼんやり度がまた、よかった。Posted by ブクログ
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学生時代に課題図書として読んだのを再読。当時は随分と興奮した気がするけど、いま読むと少し距離を置きたくなる語り口でした。思想として読めるけど、ちょっと論展開に無理があるし、アプローチもう少しあるよなと感じてしまう。
ただ、いったん立ち止まり、世界に目を向けることができたのは良かったです。同意する部...続きを読むPosted by ブクログ -
「お金がない」と嘆いている人は嫌いです。
病気とかやむを得ない事情がある方はともかく。
嘆く前にこの本を読め。
そして、頭を使ってほしい。Posted by ブクログ -
しっかりと人間関係を抑えることが記されている。筆者の場合、病のせいもあって切実なところから半分降りていたよう。孤独を無風状態と表現していたのにはなるほどなと感じた。日本人の特性かもしれないが、周りを気にしすぎるというか、バランス取りに行くことが多く感じられる中で、読み終えて思うことは、もっと自分に素...続きを読むPosted by ブクログ