鶴見済のレビュー一覧

  • 人間関係を半分降りる ――気楽なつながりの作り方

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    人間関係で疲れたなぁという時に、パラパラと気になったところを読むと、『まあ、いいか』と自分を離れた視点から見れて楽になれる。
    10代のとても辛い時、心の拠り所になった『完全自殺マニュアル』の作者さんとの再会は、また時を経て、自分の心を楽にしてくれるものだった。

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    2024年03月16日
  • 人間関係を半分降りる ――気楽なつながりの作り方

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    「完全自殺マニュアル」の鶴見さんの本、「0円で生きる」に続き、二冊目。

    ―そもそも、逃げられないからこそ地獄になるのだ。何かあったらすぐ離れてしまえる環境で、地獄なんてそう簡単に作れるものではない―

    これは本当に真実で、学校とか会社とか、人が詰め込まれたところでは、いじめが発生しやすいんじゃないかな。

    私が人より劣っているというのが真実でも、それで「いじめて良い」となる環境。

    もう、人が詰め込まれたところには、極力行かないようにしたい…。

    あきらめることの素晴らしさについて書いてあるのも良かった。世の中で「あきらめない」のが良いってされてるの、あれって、苦しみの根源だと思う。もっとあ

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    2023年09月03日
  • 人間関係を半分降りる ――気楽なつながりの作り方

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    人間関係が希薄なのは問題とか、絆が大事と言われる昨今ではあるが、緩い繋がりで良いのでは?と言うアイディアが盛りだくさん。

    体系立てて書かれているものでは無く、トピックごとに短くまとめられているので読みやすい。
    気になる関係性のところをつまみ読みするだけでも、気が楽になるかも。

    全てを読んでみると、もともと人付き合い面倒と思う私ですら「あ、この人間関係を保たねばならない」と想っていたことに気付かされる。
    少し離れても良い。離れるにはこんな方法があると知ることはありがたい。

    なお、著者は「完全自殺マニュアル」を書いた方。
    あの本も、嫌になったら逃げていい、と言う趣旨であった気がする。(今手元

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    2023年02月22日
  • 人間関係を半分降りる ――気楽なつながりの作り方

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    ネットニュースで本書の紹介をしていたのを見て、購入しました。一読して、正直、もっと早く、中学生くらいに出会っていればよかったなと思いました。特に印象に残ったのは、「嫌な相手とは、心の距離をおけばいい」というところです。昔、自分の周りにも、非常に攻撃的な人がいました。機嫌が良い時はともかく、そうでない時は、少しのことでも、斬りつけられるような言葉を浴びせてきて、いつも魂をすり減らしながら、過ごしていました。その後、完全に関わりを裁つことができて、平穏な日々を過ごしています。そんなことがあったので、本書の言葉はストンと腑に落ちました。その一方で、恋愛観については、共感できないところもありました。そ

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    2023年02月11日
  • 人間関係を半分降りる ――気楽なつながりの作り方

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    孤立はよくない、でも人付き合いに疲弊するのもよくない。半分だけ降りて、ほどよい距離でゆるく繋がれるサードプレイスを見つけることが大事だと思いました。

    昔のクイックジャパンを読んでいたし、もちろん大ベストセラー「完全自殺マニュアル」の作者として鶴見さんのことを知ってはいたけれど、この本を読むまでは、鶴見さんに対して、ポップで先鋭的でいかにも90年代に売れた作家ってイメージを持っていました。

    読後、まずここまでご自身のことを素直に語られていることに驚きました。家庭のことや現在のことまで、ご本人もここまで書いたのは初めてだと書かれています。

    人間関係で苦しんだ果てに鶴見さんがたどり着いたのは「

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    2023年02月14日
  • 人間関係を半分降りる ――気楽なつながりの作り方

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    真面目すぎる人、嫌なことや不安なことばかりに注目してしまう人にぜひ読んでほしい。無理しなくていい、逃げてもいいと大っぴらに言ってくれるので、心が軽くなる。メモしておきたいフレーズ多々。優しい世界を作る試み、私も自分の周りから少しずつやっていけたらと思う。

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    2022年06月22日
  • 0円で生きる―小さくても豊かな経済の作り方―

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    貨幣経済との距離の取り方について終始書かれていた。「お金による繋がりより人との繋がりの方が精神衛生的に良いよね」という話をしつつ、貨幣経済が成り立つ前の社会においての面倒くささや危険性などにも触れていて、絶対的に正しいイデオロギーなんてものは存在しないということを改めて思い知らされた。

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    2020年07月04日
  • 脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らし―

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     私たちの日常生活、及び企業活動が知らず知らずに自国(北)本位の資本主義活動に流されていることを改めて気づかされた。
     特に製造業の理念は「お客様満足」と謳われるが、もう一段視座を上げ、地球レベルで考えると何の目的で企業活動に取り組んでいるのかを考えさせられる。
     もう少し資本主義の意義づけ、意味づけについて掘り下げて学んでみたい。

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    2020年05月03日
  • 0円で生きる―小さくても豊かな経済の作り方―

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    単なるノウハウ本ではない
    そのへんは完全自殺マニュアルが単なるトンデモ本と違うのと同じだ
    公共のものを使うことを富の再分配と捉えるなど鶴見済の本らしい
    情報としてとても目新しいというわけではないがコンパクトにノウハウが詰まっていて楽しい本

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    2020年02月23日
  • 0円で生きる―小さくても豊かな経済の作り方―

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    完全自殺マニュアルの著者の本(読んだことないけど)。

    お金を使わずに生きるためのライフハックが詰まっている。
    文体としてはまとめサイトの記事のようで読みやすい。
    ネットと違うのは、そこから一歩踏み込んで、贈与という文化的背景にまで言及しているところ。
    現代の贈与とお金を使わずに暮らしてきた過去の贈与は違う。
    でも、そういった過去の心持ちを現代にも活かせるところがあるのではないかと思った。

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    2019年09月26日
  • 0円で生きる―小さくても豊かな経済の作り方―

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    昔のコミュニティにあった共助をわかりやすく今風にするとこんな風だろうか。
    中でも「0円ショップ」やシェアに関する取り組みは面白かった。
    個人的には「0円ショップ」がとても気に入ったので、実践してみたい。地域の居場所としても機能したら豊かな生活が0円で広がっていくだろう。
    大切なのは人と人とのつながりなのだと思う。

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    2019年09月21日
  • 0円で生きる―小さくても豊かな経済の作り方―

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    ただ0円で生活するだけが目的じゃなく
    より 心地いい生活にするために
    お金を使わない方法を教えてくれる感じで
    世界が広がりました

    贅沢な旅行をするより
    バックパッカーでいく方が
    喜びを感じる人向けの 節約術です

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    2019年04月05日
  • 0円で生きる―小さくても豊かな経済の作り方―

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    ネタバレ

     「いかにして生きづらさを減らすのか」をずっとテーマに書いていらっしゃって、今回は厳しい経済社会の精神的な負担を減らすことがテーマだった。その方式が物々交換やフリーマーケット、公共サービスを利用するなど非常に具体的で身近なものばかりで現実的だった。また、自然を楽しむなど、自然は元々0円のものであることを思いださせてくれる。金銭で対価を払わないと何も手に入らないという思い込みがあったことに気づいた。

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    2018年01月28日
  • 0円で生きる―小さくても豊かな経済の作り方―

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    現在、生活するにはお金が掛かるのが当たり前と言う認識がありますが、工夫次第ではお金を極力かけない生活は出来るし、突き詰めれば全く書けなくても出来るのかも知れないと言う思いも。日本国内では難しいと感じても、外国では色々なサービスの充実と、それを実践している方たちも居ます。また、著者自らも体験して、それを書かれている所は、机上の空論ではない分、説得力があります。生活スタイルは人それぞれありますが、お金を沢山遣えば良いと言う考えに一石を投じるのではないでしょうか。

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    2018年01月21日
  • 脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らし―

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    ネタバレ

     震災直後の空気を感じさせる時評的な内容でもあったため、読書習慣を失っていた時の発売で読むのが遅くなったのはもったいなかった。お金や産業に振り回されているのは感じても抗おうなどと思いもしなかったのだが、地道な家庭菜園などもその延長であると提示されていた。だったらオレが好きな釣りはどうなのだろうか。高い釣具やルアーや車での移動は資本主義活動に組しているとしか思えない。高級魚が安く釣れたらいいな。

     80年代に中学生だった自分は学校で先生に「日本は成功した社会主義だ」というような事を言われ、そうなんだ~みたいに思っていた。それがすっかり新自由主義のでせいでおかしくなったのかな。富がもっと平等に分

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    2017年08月07日
  • 脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らし―

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    オレは鶴見済(ワタルさん)が大好きで、特に『檻の中のダンス』の頃は、オレもあちこちのレイヴで踊ってたし、反原発デモでも、たぶん同じように盛り上がってた。
    だから、同じ時代に同じ場所にいる人、というカンジがする。

    特に『檻の中のダンス』は本の表紙もデザイン良くて、六本木の本屋でジャケ買いした。ワタルさんのサイン入りだったし。

    そんな、鶴見済が、まさか、こーゆー本を書くようになるとは・・・予測できなかった。しばらく、消えてたし。おクスリのやり過ぎで体調悪いのかなあって心配してた。でも、帰ってきてくれた。

    オレの、政治的ツイートのアカウントでは、フォローまでしていただいて感謝。ワタルさんから返

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    2017年08月08日
  • 脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らし―

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    完全自殺マニュアルの著者( @wtsurumi )による経済実例書。

    わざわざ地球のどこかを犠牲にしながら、むだに浪費している。この仕組みを作ることにより、どっかの誰かが得してる。地球も犠牲にしながら。そんな暮らし方を考えて、改めませか?って本。

    まずは知ることから。

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    2013年01月28日
  • 脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らし―

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    『完全自殺マニュアル』の著者。
    資本主義の瑕疵を指摘するための、呪詛のような本。
    綿花、自販、自動車、マクドナルド、洋服、ゴミ、電力などなど…。
    すごく、いろんなところに申し訳ない気持ちになる。
    自然界のことも考えて生きよう、と言うが、今これから自然に生きることの、なんとむずかしいことか。
    テーマが広すぎて、あまりひとつひとつに深く掘り下げられてはいないけど、こういうことがあるんだ、と改めて気付かされる。
    必要に駆られてモノをつくるのではなく、設けるために大量にモノをつくって、飽きさせて、というサイクルが恐ろしいものに感じられた。

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    2012年10月04日
  • 脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らし―

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    「自分が常々こんなことを思い巡らしているのは、実は地球のためではなく、自分が楽になるからだ。」という一文があったから、全体を流れるトーンに共感できた。
    新自由主義など、よくわからなかったことが、丁寧な説明で、前よりは少しわかるようになった気がする。

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    2012年10月01日
  • 脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らし―

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    ネタバレ

    「グローバル経済」が金科玉条のように言われて久しいけれど、それは本当に人間を幸せにしているのでしょうか。答えははっきりしてきました。「一部の人間は確かに幸せになるが、大部分の人間は生活を破壊され、貧しくなる」のが現状です。「グローバル経済」は世界の富を均等に分ける方向には機能しないようです。逆に一部の国家、あるいは一部の人間に富が集中し、その格差は開いていく一方です。本書では現代の経済がいかに資源を浪費し、無駄なものをつくることでGDPを水増しし、発展途上国から収奪しているかを多くの事例を挙げて解説しています。自分自身、広告に携わることでその片棒を担いできたこと、あるいは消費者として多くの資源

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    2012年09月28日