伊藤かよこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本書を読んだ理由:最近半年間程、少しだけ腰痛があり、その状態がずっと続いていた。体操したり、整体に行ったりしていたが、なかなか改善されてはいない。本で腰痛を検索し、本書を発見した。読んで治すという言葉に惹かれ、本書を読むこととした。
感想:いかに腰痛などの体の痛みや悩みは自分の考えや思い込みが影響しているかがよく分かった。病は気からというが本当にその通りだと理解できた。今までは痛みには原因があってその対処をしなければいけないと思いこんでいたが、原因は分からなくても痛みは治せると理解できた。痛みを和らげるには笑顔、感謝、運動、などいい気分になることが最重要。いい気分になると痛みは和らぐし、痛み -
Posted by ブクログ
要するに筋肉の緊張が全てで、認知行動療法や呼吸、別のものに意識を向けるなどで、それを防ごうという趣旨だと認識しました。
自分自身、腰痛の原因は猫背といわれ背筋を伸ばそうと常に意識していました。
この本を読んだ後意識してみると、鋭い痛みが走るのは背筋を伸ばそうとしながら屈む動きをするときと気づきました。
つまり筋肉を縮めながら伸ばす正反対のことをしていました。
それに気付いてから、むしろ猫背に戻ろうと考えると今までよりずっと楽になりました。
まだ強い痛みが走ることはあるし、プラシーボかもしれないので、しばらくこの本に沿って様子を見てみたいと思います。 -
Posted by ブクログ
これを読んで劇的にという事はないかもしれないがまず読んでみる事には価値があるかもしれない。
要は考え方の劇的変化、今までと180度違う考えをもって腰痛と共存しようという考えでいいのかな。
以下の文章が特に印象に残った。
「人間は自分の主観というフィルターを通してでしか物事を理解することができないんです。すべての人間の認知は歪んでいて、そして、ひとりの人間の視野はとても狭い。専門家であればなおさら、長年の経験からその認知のゆがみは固定されます。ゆがんだ認知と小さな視野で知りえた情報を寄せ集めたところで、全体像は見えないんですよ。機械であれば、故障個所を見つけることが最優 -
Posted by ブクログ
この本を一言で表すと、アドラー心理学の名著「嫌われる勇気」の腰痛版、です。認知行動療法と適切な運動、この2つで腰痛は治る(自分で治す)というのが、この本の主張です。
「嫌われる勇気」では、何に対しても否定的で文句ばかりのこじらせ青年と、それを華麗にいなして教えを諭す哲人が出てきたように、この本でも、一生治らない(と思っている)腰痛持ちの人生を嘆く患者たちと、それを諭す先生が出てきます、人物構成が全く同じです。
違うのは、改善しようとしている対象が青年のこじらせか患者の腰痛かの違いだけで、改善へのアプローチはいずれもアドラー心理学です。
普通、腰痛治療と聞くと、整形外科、あるいは鍼治療や整体な