富士山ひょうたのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
高校時代は友人、今は恋人の矢島と音海。
生活能力皆無の上、ぶっきらぼうな音海に振り回されつつ、なんだかんだ幸せな日々……
これ、大好きです。
特になにがあるわけでもなく、でもとても丁寧に、二人の日常が描かれていきます。
ひょうたさん、こういうのほんと上手いなー。
口下手な音海が見せる小さな嫉妬がかわいかった。
あと、ラストの無音劇もいい。
ものすごく自然に夫婦やってる二人がなんだか、微笑ましくて笑えます。
別冊「ディア・グリーン 瞳を追うのは?」では、二人が付き合うまでの経緯が、これまたものすっごく丁寧に描かれています。
■愛しいつぶやき
冬休みいっぱい泊まるつもりだった高校生の真矢と、一泊させるだけのつもりだったリーマンの孝史。
見解の相違はちょっと複雑で……
これも、とってもほのぼの。
「オレのこと大好きだろ?」と言い合う二人がかわいかった。
■ループハーフ
突然親友の八角に告白された武知。
「いっぺんだけキスさせてくんないかな―――」
そうすれば忘れるから、という八角に、できない、と答えてしまった理由は……
もう友だちにもどれない、とわかっていながらも友だちを演じ合う二人が切ない。
特に八角が、「こーゆーのってやっぱ 友達とちがうよ」っていうくだりは好きだった。
おちゃらけてるキャラがふいに真剣になる瞬間っていうのは、かなりツボです。
その後のお話もなかなか。 -
Posted by ブクログ
「あんたホントに現代人?」
その一言で一見家出少年の浩人を信用した暮嶋は、初対面の彼を泊めてやった上に部屋に置いて仕事に出てしまう。
以来浩人に懐かれまくり、困りながらも悪い気はしない暮嶋。
だが浩人は自分がゲイだと言って……
富士山作品の中でもかなり好きなお話です。
この人が書く暮嶋のようなキャラクターってかなりロクデナシなんですが、憎めないというか、逆に共感できる。
浩人に魅かれているから近くには置きたいけど、男だからもう一歩が踏み込めない……そんな暮嶋をわかって、追い詰めないよう健気に振舞う浩人くんに萌えっ!
あと、浩人が合鍵を返してくるあたりのくだりは切なかった。
いつも思うけど、劇的な展開がない分、内面をしっかり描写してくれるので大好きです。
おまけの「素直になったら」もかわいかったです。