葦舟ナツのレビュー一覧

  • ひきこもりの弟だった

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    とっても切ない作品でした。切り口が斬新で、内容も心に刺さる作品でした。結末は、・・・ 一読の価値ありです。

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    2024年05月17日
  • ひきこもりの弟だった

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    もう読むの何回目かわからない。小説の中でいっちばん好き。全シーン好き。全登場人物に厚みがあって好き。


    タイトルがダブル(トリプル?)ミーニングになってることに読み終わったあと気づいて戦慄した。

    感情の言語化上手すぎて、私の感情のレパートリー広がりました。とにかく好きです。

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    2023年10月16日
  • ひきこもりの弟だった

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    表紙が印象的で購入。初めてタイトルを見たときはひきこもりの弟がいる兄の話だと思っていたが、実際は兄がひきこもりの弟の話。千草(主人公の妻)がした『3つの質問の3つ目』が二人を繋げることとなる。
    構成は大きく分けて2つ。今と昔が交互にでてくるので混ざらないよう注意。
    犬好きな人はあんまし見ないほうが良いかもしれない。

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    2021年01月22日
  • 消えてください

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    ネタバレ

    最初はあまり主人公のことが好きになれず、読んでいてなんだかもやもやしていた。しかし、物語が進むにつれ変わっていく春人やサキを見てどんどん引き込まれていった。
    特に後半からはどうなるんだろうと考えてドキドキしてとても面白かった。

    読み終わって分からなかったことがある
    ●この本の名前である「消えてください」は何故消えてくださいなのか?誰の視点から消えてくださいなのか?「消してください」であれば納得できなくもないがそこが分からない。是非葦船先生の真意を聞きたい。
    ●裏面に「君に恋をして『さよなら』の意味を知ったよ」とあるが、『さよなら』の意味とは何か?これはもう少し考えれば分かりそうな気がするので

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    2020年02月19日
  • ひきこもりの弟だった

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    ネタバレ

    他人を愛することが出来なかったふたりが、愛を自覚した結果、別れを決断する。好きだからこそ、相手の為に別れるしかない。何とも皮肉な結末に、とても哀しい気持ちになった。
    それでも、きっと啓太も千草もこれから幸せな家庭を築いてくれるだろうと期待が持てる結末に、ほんの少しだけ安堵しました。

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    2017年12月13日
  • ひきこもりの弟だった

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    とても面白かったです。
    街中で初対面の人に『結婚しませんか』と言われ物語が始まります。非現実的だなーと思いましたが、よく見てみると日常に存在してもおかしくないようなストーリーでした。最後悲しかったです...。

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    2025年10月08日
  • 誰も幸せにできない僕らは夢を見る

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    市役所が舞台で、人の夢の中に入る夢調査を行い夢主の悩みを解決する助けをする話。
    夢調査をするアプローチや発言に職員それぞれの個性がでていて自分が勉強になる点もあった。
    最後の屋上のシーンは主人公の心境の変化も感じとれてよかった。

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    2024年10月06日
  • ひきこもりの弟だった

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    ネタバレ

    お互いに足りないものがあって、それを埋めるように結婚した二人。そして、互いに幸せになるために別れた。

    この別れを悲しいものと捉えるか、幸福への一歩と捉えるかは人それぞれだと思うが、私は前者で捉えた。
    折角、出会えたのだから、この二人で幸せになって欲しいと心から願った。

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    2022年06月20日
  • ひきこもりの弟だった

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    主人公にもその相手にも暗い過去があって、でも乗り越えて…みたいなわりと分かりやすい話かと思ったけれど、綺麗にハッピーエンドにならない感じが良かった(心が暖まるような感動物語を読みたいときには向いていないかも)。兄からの手紙のすっっっごく鬱屈した感じがリアル。今っぽい。

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    2022年05月26日
  • ひきこもりの弟だった

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    私とは全て真反対なものだったので、とても衝撃的な物語だった。
    寂しい気持ちになったが、前向きにもなれる

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    2019年12月12日
  • ひきこもりの弟だった

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    ラスト、読む人に【幸せとは何か】を問いかける――。
    誰も愛せなくなった「僕」が、「君」と出会って愛を知る物語。

    『質問が三つあります。彼女はいますか? 煙草は吸いますか? 最後に、あなたは――』
    【三つ目の質問】を中が予想しつつも、気になって読んでしまったw

    突然、見知らぬ女にそう問いかけられ、僕はその女――大野千草と“夫婦”になった。まるで白昼夢のような千草との生活は、僕に過ぎ去った日々を追憶させていく――大嫌いな母、唯一心を許せた親友、そして僕の人生を壊した“ひきこもり”の兄と過ごした、あの日々を。

    理不尽な辛い思いをした人も、自分の人生を投げ出さず、前に進み続けることでしあわせを手

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    2017年06月25日
  • ひきこもりの弟だった

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    お互いを大切に思うからこそ、
    答えまでは連れていかずに、ゆっくりと歩いて、答えの輪郭を探しにいくような優しさのお話だと、感じた。

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    2017年06月11日
  • ひきこもりの弟だった

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    大変面白かった。   
    もう少し抑揚が欲しかった。   
    結末は普通だった。   
    一つの物語が終わったって感じだった。   
    確かにひきこもりの弟だったけど、それ以外に特別なことは何も無い、普通の人だった。   
    そもそも、本人の努力があるとはいえ、充分に順風満帆な人生を送っている。  
    なにも憐れむことなんてない。   
    いい人生じゃないか。

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    2017年04月29日
  • 誰も幸せにできない僕らは夢を見る

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    ネタバレ

    ①悩みを解決をするために、1番大切なことは、「相手の話をよく聞く」こと。

    これは、日常生活でも使えるコミュニケーションの手法の1つだと思うので、意識してみようと思う。

    ②本書の中に出てきた宮沢賢治の『世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない』という言葉が印象に残った。
     今の現代社会について思いを馳せながら、改めて考えてみると、みんなが幸せな状態になることは、難しいと思い、かなり胸に刺さった台詞であった。

    この本を読んで、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を改めて、読んでみたいと思った。

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    2025年03月20日
  • ひきこもりの弟だった

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    ネタバレ

    過去と現実のお話が交互に展開されていくタイプの物語。
    この過去の話からどうやって現実の主人公につながっていくんだろう、と考えながら読めたのが楽しかった。

    物語途中にある登場人物それぞれの心理描写も、ぐちゃぐちゃしていてリアルだなと思った。

    タイトルにいろんな意味を持たせていておもしろいと思った。ひきこもりである兄の弟という意味、ひきこもっている弟という意味。
    でもこれらがすべて、「だった」という過去形の表現がされていることは、この物語の中での救いであって、啓太というひとりの人間の成長なのだろうなと思う。

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    2025年03月10日
  • 誰も幸せにできない僕らは夢を見る

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    離れた場所で寝ている人の夢にどうしたら介入できるのだろう? 途中で良い事言ってるので奥が深い。

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    2024年10月03日
  • ひきこもりの弟だった

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    ネタバレ

    もし啓太が弘樹に「学校に行け」「仕事を探せ」なんて言わなければ、あんな風にはならなかったのに。
    もし弘樹が昔の弘樹だったら大人になっても昔の弘樹。  
    千草とも一緒に幸せになってほしかった。
    そういえば、最後の所では啓太は誰と結婚したんだろう。
    新人社員の白井麻美?
    それとも、千草?
    相手が千草じゃなくっても・・・・・啓太と千草にはずっと幸せでいてほしい。

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    2024年03月08日
  • ひきこもりの弟だった

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    出会ったばかりの人と結婚した、引きこもりの兄を持つ弟の話。主人公に感情移入し過ぎてめちゃくちゃしんどい。兄も母も同僚も酷い、そんな中妻の千草が救い。薄氷を踏むような2人の関係が、ずっと続いてほしい。

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    2023年08月06日
  • ひきこもりの弟だった

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    ネタバレ

    タイトルから引きこもりの弟がいる兄か姉のお話だと思ってたのですが、〝引きこもりの兄〟がいる弟のお話でした。

    序盤での3つ目の質問が気になって夢中で読んでしまいました。過去と現在が交互に描かれているのですが、心が痛い。過去がとにかく辛いです。親族に同じような方がいたので何となく分かりますが、そうなんですよね。長男だから、今は辛いだけだから…貴方が言うから…。妙にリアルで読むのがとても辛かったです。

    愛ってなんだろうね。難しい。最後、啓太は千種とお別れして別の奥さんと…お母さんとも和解して子供もいて…幸せそうでよかったですが、千種と幸せになって欲しかったです。

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    2023年03月31日
  • ひきこもりの弟だった

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    何も知らない出会ってすぐの二人が結婚する話。家族の描写を読んでいるとどうにももやもやしてくる。
    2021/9/2

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    2021年09月02日