山口ミルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読み始めてすぐに、私のことだ!と思い夢中になって読みました。
カウンセリングでの会話とカウンセラーによる助言で徐々にでも思考回路が良い方へと動いているのがよく分かりました。
だけれども、最終的に完治せず。
モヤモヤ感は残りました。
しかし、完治が難しいところこそが、精神疾患の辛いところだと思います。
私もいつも自信はなく、他人から非難されることを恐れて生きている。この世の中に疲れそうになる。
私に似た人間に今までなかなか出会うことができず、私だけがダメなんだ思っていたところに、全く似たような思考回路の人間が存在する事を知れて、安堵感を感じました。
著者のペク・セキ様は最近お亡くなりになられたようで、本当に残念です。この本を書いてくださった事、本当に感謝しています。もっと早く読んで、韓国で実際に出会ってみたかった。
心が辛くなった時の抗不安薬として愛読書にします。 -
Posted by ブクログ
ネタバレペク・セヒさんのエッセイ。
前からタイトルが気なっていて読みたいなと思っていたら著者の方が亡くなったと知り、直ぐに在庫があるお店を調べて買いに行った。
ペクセヒさんに共感ができるところが多かった。それに対して先生は納得できる部分もあればなぜそんなに言い方をするのだろうと思ってしまうところもあった。資格や免許がある先生だから正しいのだろうが。
「あなたはまるでロボットになりたいみたいですよ。」は私にとってはまさにそうでしかなくて苦しくなった。
決まったものは周囲の感情に関わらず突き通したいし、間違ったことは絶対に嫌、迷惑はかけたくないし手伝ってもらうのも嫌、全ての行動において説明書やマニュアルが欲しい、悪い人は悪い人良い人は良い人など当てはまるんじゃないかなと。ロボットになれば感情に動かされるず辛くなることもないだろうから羨ましいし。
特に「絶対的な基準を持った人になりたい」という一文も共感する。自分が仲良くなる人好きになる人なども何か共通点はないかと無理やり繋げようとすることもそれに当てはまるのだろうか。
日々感じる生きづらさの要因が所々あってなお辛い。
ペク・セヒさんの死因は発表されていないけど精神的な病の最後が絶望の自死だけでないことを願うばかり。
ここのところ三浦春馬さんやムンビンさん、ごさいちゃんと興味を持って見ていた人が次々と自死で亡くなっていて辛い。
ペク・セヒさんは5人の方に臓器提供を行ったそうで、私も臓器提供について改めて考えてみたいと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレもっと自分に集中してください。自分が好きなものは何か具体的に書き出してみて、自分が見ている自分と、周囲の人々が見ている自分との違いを整理してみましょう。それと他人の顔色を伺いながらしていた行動を、もう少し自分主導にしてみたほうがいいですよ。失礼な態度をとってしまったとしても、そうしてでも、本当の自分を出さないと。もう少し自分中心に、他人を意識しないで、自分のしたいことをしてください。
悩んでいた時に手に取った本。
私はこの本を読んで考え方が大きく変わった。
育った環境からか、子どもの頃から親にも友達にも気を遣って生きてきた。
複雑な環境で育ったこともあり、昔から人の感情の動きや相手の望んでいることを感じ取りやすかった。
ゆえに、自分の望みではなくても、相手が望んでいることがわかれば、そちらを優先してきた。
それで相手が喜んでくれるのはうれしいと思っていた。でも、違和感も感じていた。
知らず知らずのうちに、自分主体の生き方ができなくなっていた。
気がついた時にはそういう生き方をしていた。
でもこの本を読んで、たとえ失礼でも、相手がいやな思いをしたとしても、自分を主張していいんだと思った。
たとえ嫌われたとしても、それは本当の自分と相手が合わなかっただけだと考えられるようになった。
気持ちが楽になった。
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購入済み
おもしろい。心地がいい。
とてもおもしろい。私自身うつ病と戦っていて、明るく前向きな言葉が並べられてる本にはうんざりするがこの本の言葉は心地がいい。無理矢理前に向かおうとするのではなく少しずつ前に向こうとしているところも共感できる。
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Posted by ブクログ
再読
いつも自分に自信がなく、周囲の目を過剰に気にしては「ぼんやりと死にたい」という憂鬱を抱えている著者と精神科医のカウンセリングの記録。
以前読んだ時は、著者のペクセヒ氏があまりにも否定的な反応しかしないので読むのも苦痛になり、途中で読むのやめてしまって積読してたけど、今回はするる〜っと読めた。
とにかく自己肯定感が低いセヒ氏。
小・中学校時代にいじめにあったり、家庭環境の影響も大きく関係している。
精神状態も良くなったり悪くなったりで、
いつも人に気を遣いすぎて本音を言えず、
相手が納得するような受け答えをしてしまう。それで対人関係も上手くいかなくなる、の繰り返し。
お酒や薬に依存し、タトゥーを入れたり整形も考えたりしてなかなか良い状態に向かなくてもどかしかった。
結局最後まで自己肯定感は低いまま。
はたから見ればセヒ氏は美人だし、スタイルもいいし頭もいいし、羨ましがられる存在なのに、本人はルッキズムに悩み、対人関係に悩み、仕事に悩み、不安を抱え、暗闇から抜け出すことができなかった
彼女の名前と彼女が遺した言葉を忘れずにいたいと思う。 -
Posted by ブクログ
気分障害と不安障害を抱える女性と、精神科医とのカウンセリングをまとめた本。
文体がまさに「翻訳」という感じでしっくりこなかった。
著者は自己肯定感が低く、基本的に自分を卑下して語る。それが途中から、めんどくさい!と思ってしまった。
でも、それが私にもブーメランで刺さっていたりもする。
印象的だったのは「おわりに」の一部
私が望むこと?私は愛し、愛されたい、疑うことなく、心安らかに。それだけだ。方法が分からないから、つらいだけだ。最後の診療記録を書き終えて、終わりの言葉が書けないまま、しばらくさまよっていた。
私はこんなに良くなったのだとお見せするとか、何かしら立派な締めくくりをしたかった。
ところが、物語を終えた今も、相変わらず憂鬱と幸福を繰り返す自分に嫌気がさし、意味を見つけるのが大変なままでいる。
以下メモ
・水曜日は会社の同僚と出かけて楽しかったのですが、半分だけの幸せという感じでした。一緒に行った相手が、例えば、「昨日は本当に楽しかったね!」と言ってくれないと、半分しか楽しくない。そういってもらって初めて、完全に楽しかったということになるんです。
・人は多面的なものだと常に思ってはいるんですが、私はいつも平面的にしかとらえられない。だから、人のある面を見て、「この人はこういう人だ」と決めつけ断定して、評価して、離れてしまうのです。 -
Posted by ブクログ
気分変調性障害(軽い憂鬱症状が続く状態)を抱える著者の治療記録です。
「ひどく憂鬱なわけでも、幸せなわけでもない」という捉え所のない気分にに苦しめられたと語る著者。「死にたいけどトッポッキは食べたい」というタイトルのような人間の一貫性のなさを受け止め、共感を求めるなかで本書の執筆に至ったそうです。
本書を読むなかで、著者の試行錯誤する様子が伝わってきましたが、私はどちらかというと、支援者であるカウンセラーの関わり方に注目して読みました。クライアントに一歩進んで二歩下がるような対話を粘り強く続けることの難しさがわかります。カウンセラーもまた最適解を求めて試行錯誤をしているのだと思いました。
特に印象に残ったのは、服薬への不安を口にする著者に対し、カウンセラーが「プレゼント」を例えに出した場面です。
>誰かにプレゼントをもらったら、「私もいつかお返しをしなくちゃ」なんて考えずに、ありがたく受け取って、そのひとときを楽しんでくださいね。今のあなたはプレゼントに感謝しながら、同時に負担を抱えてしまっているように見えます。
人から贈り物や賞賛を受けた際、なんとなくモヤっとすることがあります。そんな時に「ありがたく受け取って、そのひとときを楽しむ」という受容が大事だということを心に留めておきたいです。
カウンセラーはこう続けます。
>薬を飲めば副作用が出ることもあるし、副作用が出たら病院の悪口を言えばいいんです。
この言葉から、副作用を「自分のせい」にせず、外部のせいにしても良いという一種の逃げ道の提示、あるいは正しくあろうとするクライアントの緊張を解く介入が感じられ、ほっとさせられます。「正論」だけではない、人間味のある関わりを学べる一冊でした。 -
Posted by ブクログ
気分変調症の著者と医師のカウンセリングの記録が会話形式でまとめられたエッセイ。
頭では分かっていても、心と折り合いをつけるのが難しい。当書はそんな生きる限り続いていく葛藤を、質問でも答えでもない言葉で寄り添ってくれます。
著者のペク・セヒさんはカウンセリングを録音して家で対話を復習したり、日々の気持ちの変化を日記のようにまとめていてすごく真面目な印象を受けました。
「何となく憂鬱で虚しさを感じる」という「何となく」を深く深く考えて、人に話すことで整理し、具体的な言葉にする。そういう気持ちの言語化が上手で、読んでいると自分にも心当たりがあるなあという気持ちを説明してもらっている感覚でした。
特に物事を白か黒かの中間の無い両極端に分けてしまう考え方(白黒理論)は、自分も無意識にしていたことに気付き反省しました。
共感する部分もあれば分からない所もあるけど、対話を客観的に見ることで自分とも向き合えた気がします。
ずっと読みたいと思っていたものの、著者が亡くなったと知り読むのに覚悟が必要な気がして時間がかかってしまいました。
ペクさんが「私ここにいるよ!」と力いっぱい振ってくれた手を見て今を生きている仲間がきっといる。彼女にも届いてほしいなと思います。