杉本圭三郎のレビュー一覧

  • 新版 平家物語(四) 全訳注
    巻第十~第十二、地図、系図、年表、解説を収録の最終巻
    主要エピソードは、巻第十の重衡海道下り、維盛入水、巻第十一の屋島の戦い、壇ノ浦の戦いです。

    前巻における一ノ谷合戦における大敗により、平家の滅亡がほぼ確定した状態から始まり、平家一門がそれぞれの最期を迎えていきます。
    戦場から逃げて出家・入水し...続きを読む
  • 新版 平家物語(一) 全訳注
    アニメ『平家物語』が大変面白かったので、その原作の原作として読みました。
    巻第一~第三(アニメ第1話~第5話前半に相当)を収録しています。

    主要エピソードは、僧兵の強訴、鹿ヶ谷の陰謀、平重盛の死です。
    源氏はほぼ出てこないし、割と地味な事件なので、軍記物を期待している人には肩透かしかもしれません。...続きを読む
  • 新版 平家物語(四) 全訳注
    後半部分は平家絶滅の後の世の記述が中心になっています。清盛の悪行によって罪のない安徳天皇や女院などが壇ノ浦に沈んでいく様子やその後の源氏による平家に対する仕打ちは涙なしに読めません。4巻全体を通して登場人物が非常に多いので予め平家物語に関する予備知識を少しでも蓄えたり人物事典を手元において読むことを...続きを読む
  • 新版 平家物語(一) 全訳注
    現代語と原文の両方が掲載されているので古典初心者の方も読み慣れてる方も楽しめます。解説や脚注もあり関連知識が身につくのもオススメポイントです。個人的には人物関係図が掲載されていないので関係を整理しながら読み進めるのが少し苦労しました。
  • 新版 平家物語(一) 全訳注
    一巻は巻一~巻三が載っていて690ページとずっしり重くぶ厚い。原文、注釈、現代文、解説から成っていて、解説で背景、実歴史との差異なども述べられていて、薀蓄好きの私には合っているように思います。注釈も多く詳しい。登場する寺、寺院まで一つ一つ詳しく説明されていて資料として膨大です。現代訳は、きっちり正確...続きを読む