榎本篤史のレビュー一覧
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ビジネスってやっぱり心理学だよね、やっぱり理詰めだよねと感じました
テーマは、「どんな場所に店をだしたら儲かるか」「なぜあの店はあんなに儲かっているのか」栄枯盛衰の店舗ビジネスにおいて、視点、考え方、戦略の立て方、そしてその徹底ぶりを、立地戦略を通じて学んでみるです。
気になった点は、次の通りです。
・他店より人気のある店、潰れずに生き残っている店にはそれなりの理由がある。
・出店戦略は、通行者、車のドライバーになって立地戦略を考えてみる
・看板の見やすさ、駐車場への入りやすさ、駐車のしやすさ、出やすさで来店につながる
・ファミリー層を狙うには、「子どもの心」をつかむこと
・セブンイレブ -
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これからの東京はどうなっていくのか。書店をブラブラしていると、3万件を調査してきた「歩くコンサル」が全解説という文字が目に入ったので買って読んでみた。
著者は店舗展開のコンサルタントをしている。そんな著者は、どこの出店していいのかという「エリア戦略」に悩んでいる。
そこで、出店する立地より広い範囲である商圏の現状とこれからを東京23区を中心に探っている。
この本は、2020年2月発行なので、また状況が変わっている部分もあると思うが知っている限りで類似する書籍をみかけたことがないので興味深い。
数字と計算だけではもう勝てないとして、エリア戦略の大転換時代について -
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立地戦略の基本となる10の考え方が冒頭に示された後、具体事例と一般化した理論が混在する構成となっていた。各コンテンツは簡潔で読みやすい一方、全体として体系的に知識が得られやすい構成かというとそうは感じない。
ただ、具体のコツ(信号通過後の立地が良い。地下鉄出口の間のスペースは鬼門。墓地近くの花屋や場外馬券売場近くの吉野家など近隣の顧客誘導施設との親和性も重要 など)や、豆知識(セブンイレブン、サイゼリヤ、コメダ珈琲店などがそれぞれ自らの競争戦略に合致した立地戦略をもっていること、同じ企業グループの異なる業態の飲食店がビル内に複数出店するケースが多く、これはビル側とのリーシング交渉の結果であるこ -
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ネタバレドライバーが見やすいお店は、左側で信号の先。送り角より受け角。
右カーブの左側。
駐車場の区画線はダブル線で描く=間隔が広く見える。
駐車場の進入路を広く。
右折入場は、導流帯があるところならOK。
コンビニの駐車場は、大型トラックのために大きくなっている。昔は100坪。今は600坪。長距離移動のほうが購買額が多い。
同業のお店がまとまったほうが繁盛しやすいがレッドオーシャン。
看板は道路に垂直に。看板の前で立ち止まらない。袖看板、立て看板など。
ローソン100は、恵比寿のような高級住宅街でも繁盛する=ほかに安いスーパーがない。
ローソン100は主婦を対象に作られたが、今は高齢者がメイン。店が -
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流通全般の成長支援プロジェクトを請け負う会社の著者による著作。立地に関する、各企業が取り組む意外な戦略がたくさん紹介されていて楽しめた。以下、印象に残った部分。
店舗立地の「売上要因」には、「立地要因(立地因子・構造因子)」と「商圏要因(商圏因子・競合因子)」がある。つまるところ、「どんな商業圏で、どんな競争相手がいて、どんな場所に、どんな構造の店舗を構築するか」というのが立地戦略ということだ。
セブンイレブンは物件を狙い撃ちで出店する。ローソン・ファミマはそこまでしない。不動産会社の紹介で出店する。セブンイレブンは目当ての物件が空いていなかったら道を挟んで向かいに出店し、空いたらそこを潰 -
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立地の重要性について開設した一冊。
これまであまり読んだことのない内容だったので、京無深く読めました。
店選びの際は、立地に大きく影響されていることに改めて認識されました。
特に、行きつけのお店に通う理由の第一位が立地が便利だということであり、味やサービス、お得さ、値段といった要素よりも多かったというのは、印象的でした。
売上要因
ー立地要因
-商圏因子:マーケット規模、商圏の質、ポイント規模
-競合因子:自社競合、他社競合
ー商圏要因
-立地因子:顧客誘導施設、認知性、導線
-構造因子:建物構造、アプローチ
<目次>
第1章 ロードサイド、人間心理を読んだ戦略の宝庫
第2章