大滝瓶太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どのようにして「小説」という現象が発生しているのか? 文芸表現を「自然現象」として捉えることはできないか、という発想が、私にはなかった視点で面白かった。
カフカ作品が分子シミュレーションに似ているとか、円城塔作品はカオス理論に似ているとか。
読みやすい小説ばかりが良い小説なのか?
今読んでいる目の前の小説が「良い小説」なのかは、自分の知っている「良い小説」と比較することで判断している。読みにくいのは、「誰にも似ていない」作風だからかもしれない。
そういった作品も、自然科学など小説以外のものにまでモデルを広げてみると、「似ている」という手応えが得られ、それが「読める」につながる。
この考え方は新鮮だった。
理解できたかどうかとは別に、「なぜか好き」「うまく説明できないけれど惹かれる」という感覚を、丸ごと大事にしてみたい。文章の構造や質感、作品が生み出す空間そのものに惹かれることもある。
小説を「何が書かれているか」だけではなく、「どのようにできているのか」というところから眺めてみると、これまでとは違った面白さが見えてきそうだと思った。 -
Posted by ブクログ
中2病的探偵がなかなかいいよ。
ノリツッコミの女子高生とまぁいい感じの二人で、行きすぎるくらいいきすぎるから、
もう、ミステリー関係なくても結構楽しめそう!笑
読めます。これは。
ノリで読めちゃうミステリー。
これ、なんかの続きなのかな?ってなくらいに、ちょっと前後になんらかの話が繋がってそうな内容だし、終わり方もなんか続いてそうだから、なんともいえないところもあるけど、
楽しめます。
なんか最後の話だけイマイチ解決がバシッと決まらなかったけども。まぁね。
久々におふざけミステリー楽しみました!
たまにはいいよね、こういうのも。
#おふざけミステリー
#その謎を解いてはいけない
#大滝瓶太 -
Posted by ブクログ
生まれつき左眼だけが翠色のオッドアイを持つ女子高生・小鳥遊唯。彼女は、中二病全開の自称名探偵・暗黒院真実の助手を務めている。
ある日、山奥で道に迷った二人は、洋館「蛇怨館」に一夜の宿を求める。だが翌朝、一族の因習になぞらえた惨殺死体が見つかり……。
事件の犯人よりも関係者の黒歴史を暴いているとんでもない探偵が活躍? するミステリ小説。
ストーリー紹介は因習村ミステリっぽいんですが、どっちかというとコメディ色が強くてラノベっぽい。この表紙で? このストーリー紹介で? 一族の因習とか出てくるのに?? って感じではあるんですが、本当にツッコミが追い付かないほど登場人物がボケ倒すので、結構好みが分かれそうなうえ、読むのに体力が要ります。
タイトルの「蛇怨館」が出てくるのも、連作短篇の1話目だけで、あとは普通にマンションや大学が舞台のミステリが2話。
後多分作者さん麻雀大好きなんだろうな。麻雀ネタは詳しくないのでちょっと分からなかったです。
とはいえ、個人的には、〇〇なんだろうなと小鳥遊は思った、という地の文兼主人公のツッコミみたいなのが結構好きだったので、なかなか楽しく読めました。
続きが気になる終わり方をしてるので、そのうち続きも読んでみたいです。
事件とは直接関係ないのに、盛大に黒歴史を暴露されていく犯人と関係者たちがとっても不憫。そして読者自身も「患って」いた人経験などあると余計な流れ弾を喰らいそうな気もします。