三上登のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
組織や仕事に変化をもたらす最適のタイミングとして、「引継ぎ」を題材に方法論を解説した一冊。
引継ぎの一連の流れをストーリー形式で説明しているため、わかりやすい。
入退職の多い職場で、常に引継ぎが行われる状況では、引継ぎをどのように捉えればよいか知るために購読。
人が辞めていく現状の悪い面ばかり見ていないで、むしろ引継ぎのサイクルを2〜3年で回し続けるのが、これからの会社のあり方の解答のひとつではないかと思う。
終身雇用や職能資格制度が人が辞めることを前提としていない、という指摘には頷ける。
変化をすることが苦手な組織に変化をもたらしたいなら、一読するとよいだろう。 -
Posted by ブクログ
上司から勧められたため、手に取った
3倍かは別として、引き継ぎの主体は「引き継ぎ側」ではなく、「引き継がれる側」であることを動機づけるには十分な材料だと感じた
引き継ぎをきっかけとした変化が、生産性向上のポイントと謳っているが、変えてはいけない「約束」の存在にスポットを当てている
今後引き継ぐ側になる身として、日頃から担当者間の約束や経験知、暗黙知などを視覚化することの大切さに気づくことができた
また、マニュアル作成は引き継ぐ側が行うものとばかり思ってきたが、引き継がれる側が行うことのメリットの存在に気づけた
情報の「保持者」が持つ一次情報から、整理したマニュアルへと落とし込む「翻訳者」が