上司から勧められたため、手に取った
3倍かは別として、引き継ぎの主体は「引き継ぎ側」ではなく、「引き継がれる側」であることを動機づけるには十分な材料だと感じた
引き継ぎをきっかけとした変化が、生産性向上のポイントと謳っているが、変えてはいけない「約束」の存在にスポットを当てている
今後引き継ぐ側に
...続きを読むなる身として、日頃から担当者間の約束や経験知、暗黙知などを視覚化することの大切さに気づくことができた
また、マニュアル作成は引き継ぐ側が行うものとばかり思ってきたが、引き継がれる側が行うことのメリットの存在に気づけた
情報の「保持者」が持つ一次情報から、整理したマニュアルへと落とし込む「翻訳者」が一番その情報を客観的・構造的に理解する機会を得ることができる
ただ、整理されたマニュアルを前に、次の、またその次の引き継ぎが行われる際には、自ら情報を整理する必要性を感じることなく、理解や主体性を失うことがないかが気になる
個人的な考えとしては、
マニュアルを「守る」ものだという考え方が、保守的・主体性を欠く環境を作ってしまうのであり、
マニュアルは「最適化し続ける」ものだという考え方があって初めて意味を成すものだと思った