城塚音也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ビジュアル AI(人工知能)
著:城塚 音也
出版社:日本経済新聞出版社
日経文庫 1938
2019年時点のAIの解説です
いまだ、AI=人工知能というのは、誤解を与える名称かとおもいます。
AI=パターンマッチング
機械翻訳が正確な訳文を吐き出してきても、コンピュータがその言語を理解しているわけではない
生物が有する情報処理装置、脳とは、まったくことなる仕組みであり、コンピュータがその対象となる処理系を理解しているわけではないので、人工知能というのはまちがっているのではということです。
現在のAIを支えているのは、GPUなどの情報処理能力の飛躍的な進歩が背景にある
第1次ブームの -
Posted by ブクログ
NTTデータの技術者が書いたAIの解説本。こういう本を出すことができるのはNTTグループの一員たるNTTデータとしての懐の深さを示しているように思う。
この本の内容を執筆して書籍化した理由として、AIについて「何でも回答してくれる便利な技術」という先入観を捨てていただき、本当の意味でAIを理解して欲しい」からだという。確かに、AIは適用領域によって、検索、分類、予測、異常検知、関係性の発見、など多岐にわたる技術の組み合わせであったり、可能性の拡張であったりする。AIということでひとくくりにしてとらえるにはあまりにも広い概念である。
そもそもAIに得意なこと、苦手なこと、をきちんと理解をして -
Posted by ブクログ
人工知能研究の現状として、機械学習やディープラーニングで何ができて(画像認識や音声認識、コンテンツ作成)何ができない(常識的判断、心情を踏まえたコミュニケーション)のかを明らかにしたうえで、自動運転、製造業、農業、医療、セキュリティ面での活用実態と今後の展望がわかりやすかった。
そして、AIに仕事を奪われると恐れるのではなくAIを活用して生産性を向上させて少子化による人手不足に対応すべきとする姿勢が明確に示されたうえで、企業のAI導入にあたっては、目的の明確化、人材の確保、質·量ともに充実したデータの準備が必須であり、誤りを許容し時間をかけて育成していくことで成果を漸次的に獲得していく姿勢と理 -
Posted by ブクログ
ネタバレai についてビジュアルでわかりやすくまとめた良著。
内容が特別深いわけではないが、網羅的に重要論点に触れられており、初心者には最適と思われる
メモ
・ai の活用ステップは識別、予測、実行。
適用領域は知識探索俯瞰、コンテンツ生成、知識発見意思決定、コミュニケーション、知覚制御
・レコメンデーションは人に基づく協調フィルタリングか、自身の過去記事に基づくコンテンツベースフィルタリングのどちらか。
・てきようたーげっとの定め方
aiが得意なこと、作れること、運用できること、効果が高いこと
・ai導入フローについて、実績あるai の場合、机上検討後、すぐに商用開発に進めるが、実績に -
Posted by ブクログ
昨今よく話題に上がる「AI」の実際や想定されるビジネスへの影響、企業が導入の検討をする上で必要なポイントといったビジネスパーソンとして抑えておくべきAIにまつわる要点を網羅的に示したものと感じた。本書を読む事でAIの基礎知識を概ねなめることができたと思う。
AIが業界全体の業務プロセスや既存の付加価値を根底から覆す可能性をはらんでおり、乗り遅れれば業界の生存競争に勝てない、逆に積極的な姿勢で導入に成功すれば競争力のあるサービスを打ち出せたり、業界順位を塗り替えるチャンスにもつながる点は、俄然、自職場でも挑戦したい強い思いに駆られた(自業務がコンプライアンスに関連するので、その意味で、ルールが