卯月妙子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
歩道橋から飛び降りての顔面崩壊、失明…
統合失調症を患いながらも必死に生きようとする
おいら卯月妙子を支える25歳年上のボビーとの日々を
ユーモラスに描いた、前作『人間仮免中』から4年半。
あらゆる読者が知りたかった、
おいら卯月妙子とボビーの二人の人生はその後どうなったのか。
苛烈で型破りで規格外だけど、ピュア。
誰よりも強靱で、誰にも真似できない
「愛と冒険の物語」の行方が今、明かされる…!
各マンガランキングで高い評価を得て、
大きな話題を読んだベストセラー。
感動のコミックエッセイ続編、ついに登場!
前作から4年半後、卯月妙子さんは、北海道の障害者福祉施設で -
購入済み
凄いとしか言いようがない
これだけ生死を凝縮した、濃厚な漫画があるだろうか…
何が彼女をそんなに迄責めるのか、病気をわからない私には理解できない事だが、病気に翻弄されて、愛する人を傷つけたり、傷つけられたりしながら、毎日怒涛の渦を乗り越えて、何とか、だけど必死に、大切に生きているという感じ。
病気故に自分も他人も傷つけるけど、病気故にそれを乗り越えて愛を深めるという、諸刃の剣を抱いて生きてるような、ズタボロの人生。
グチャグチャで、息も絶え絶え…辛い。死んだ方がいっそ楽…だけど死なない、死にたくない、生きたい!!という、生死が常に表裏一体になった世界を生きる人故に、綺麗事がなく、どストレートに、悲喜交々表現できるし、嘘 -
購入済み
最高
前作はタイトル惹かれて買っただけ。本を読んで自分の中に衝撃が走ってから数年、
頭の片隅に必ずある作品でした。今作もたまたま見つけて完読。
生きてるって素晴らしい‼︎
自分の人生がちっぽけである事を教えてもらった作品であり、またこれからの人生に楽しみを見出せる一冊でもあります。
読んだ事のない方には読ませたい作品の一つ。卯月さんとボビーさんに心から会いたいと願っております。 -
購入済み
たくさんの元気と勇気をもらった気がします。
ここまで死ぬ気?生きる気?っで戦ってるカップルが入るのかと…。エピソード1つ1つが胸に刺さり自分ももっと真摯にいきよう!人を愛そう!そんな気にさせてくれます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの前作品も持っているのですが、こっちを最近読んだのでこっちを先に感想アップします。
本人も言っている通り、”漫画からすっかり毒っ気が抜けて”いるのは確かで、前作のような凶器の世界ではありません。でも、日常にある作者とボビーさんとの間の何気ない愛情がしみじみと伝わってくるのです。
一緒に酒飲んだり、ご飯食べたり、ホテルのユニットバスをボビーが使っている時に作者が下剤のためうんこしたくなって、うんこしたり。(ボビーはスカトロではありません)
盛大なノロケを聞かされているかのような気分ですが、「なんだよ、のろけかよ!」とならない過去と現在と事情がこの二人にはありまくるので、ただただ、愛がうら -
購入済み
変わらぬ二人
前作は統合失調症の症状や、歩道橋からダイブ後の入院生活等、かなりハードな内容でしたが、
今作は日常生活の話がメインなので、だいぶマイルドになっています。
作者本人もあとがきで言っていますが、症状が安定した為、漫画から毒っ気が抜けてしまったとか。
まあでも、相変わらずケンカしたり号泣したり、卯月さんとボビーさんの仲は変わりません。
こちらも読んでいて応援したくなるというか、ホントこの二人には幸せになって欲しいなぁ。 -
購入済み
読みやすい
作者の体験を包み隠すことなくそのままの表現で書かれており読みやすかったです。下手に誇張や綺麗な表現などもなく、汚いものは汚いままで、醜いものは醜いまま描かれていたのが非常に印象的で心に刺さるものがありました。
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購入済み
これは…
あらゆる意味で衝撃的な漫画でした。
統合失調症の方にみえる世界ってああいう風に見えるのか。
などと統合失調症の症状に最初は気をとられていましたが、卯月さんとボビーさんの文字通り必死な二人の愛が伝わる漫画でもありました。
生きる覚悟、愛する覚悟、生活する覚悟。
これを読むと自分は人生の覚悟が足らないことを痛感します。