平原卓のレビュー一覧

  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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    哲学にはずっと興味を持ちつつ、のめり込むのに最適だった学生時代が夜学&バブル全盛期であったため、結局その頃は深堀りせずにいた。当時深く接していれば、その後の人生はもう少し充実したものになっていたのかもしれない。
    それでも哲学(数学も)への興味と関心が完全に失せることはなく、改めてこの本を見つけた時に手にとる条件が揃っていたというのがこの本との出会いだったのだと思う。「存在」「時間」「自由」などの意味・概念を、普遍的なもの(あるべきもの)として考え抜く思考の作業は、私にはこれから生き続けていくために、この命が失われるまで考え続けなければならないものなのだと思う。
    あえていえば天職”感”まで感じて

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    2017年04月18日
  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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    哲学にはもともと興味があったが、この本は完全に表紙買い。ただ表紙のとっつきやすさだけではなく、中身も極めて分かり易く、哲学への導入としては最適なのではないかと思う。
    哲学と聞くとなにやら難解な内容で、読んでも理解できないかもしれないという印象を持つ人が多いと思うが、是非そんな人にも開いてほしい一冊。私もこの本の中で紹介されている50冊の中からいくつか読んでみたが、読みやすいものも多く、特にプラトンは対話形式のためか面白く読むことができた。まさか哲学者たちが恋愛について熱く議論していたなんてね。そして現代に生きる私がその恋愛論から教えをもらえているなんて、すごいことではないか。
    内容をきっちり理

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    2017年02月20日
  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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    平易に書かれているけれど、それでもかなり難しい。各論の手前、哲学って何?という概論的な素朴な疑問に対するひとつの答えをここから読み取るという本に思える。哲学は市民感覚に基づくべきもの、戦争や価値観の転換などひとを揺さぶる諸要素のなかを生き抜くための取り組みとして展開されてきたものであることが感じとれた。

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    2017年01月08日
  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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     多分、世界史の授業か何かで聞いたことがあるだけの哲学者であったり、その哲学者の書いた本を、せっかくだからどんなことが書いてあるのかちょっとのぞいてみないか、という趣旨の本。例え話もふんだんに盛り込んで、できるだけわかりやすく書いてあるけれども、それでもよく分からない本もあって、原書はどんな感じなのだろうかと想像してみると面白い。

     そもそも哲学的に考える意味がどういうところにあるのかが、理系の私にはつかみきれないわけですが、今の私たちから見ると不思議な考え方も、実は宗教などの絡みがあって、当時としてはそう考えざるを得なかったみたいな歴史的背景も丁寧に説明されていてよく理解できました。

     

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    2016年07月12日
  • 自分で考える練習 毎日の悩みを解決できる「哲学思考」

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    内容が少し難しかった。
    しかし、物事の考え方がわかった。
    正しさを求めるのではなく、了解を求めることが大切。そして、物事を噛み砕き、考えて行く。

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    2023年03月23日
  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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    認識、存在のテーマを多く集めています。
    解説というより、評論ぽくなっているのが特徴。
    50冊も詰め込むのではなく、もう少し一つ一つを詳しく見たい気がしました。近代のは特に。

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    2022年03月16日
  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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    ネタバレ

    横槍メンゴさん(後で有名な方だと知りましたが、存じ上げませんでした)の描かれた表紙、ギャルっぽい女の子と哲学というのが好印象で手に取りました。
    特にこれをちゃんと読みたいという著作はなかったのですが、すみません。かなり素人に分かりやすく噛み砕いて書いてくださっているんだろうな、と思いました。

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    2021年09月08日
  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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    最初は何となくわかったようなつもりで読み進めるも、近代~現代に移ってくると、文字が上滑りして何を書いているのか理解出来ず。
    何となくで読み終わったが、理解したか?と言われると、まるで…という感じ。
    もう一度読めば変わるかなぁ。

    ただ、恐らく、より難解であろう哲学書たちをここまで読みやすくしてくれているのだろう。入門書として、入口として?覗くぐらいの気持ちで読むにはいいと思った。

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    2021年07月22日
  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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    教科書みたいな印象。
    主要な哲学書を適度が適度に読み易くまとめられていて、語り口も真面目。
    著者の見解や主張が多くないから、教科書みたいな印象を受けたのかも。
    だから決して面白くはないし、カバーのイラストのような軽さはない。この手の哲学への敷居を少し低くしたような入門書が最近多いですが、そういう視点で読むのであれば、個人的には飲茶氏の著書がオススメ。
    とはいえ、本書を参考書として、それぞれの原著にあたるのにはよいかも。

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    2020年11月03日
  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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    噛み砕いた例が分かりやすい。
    philosophy guidesというウェブサイトがあるらしいのでそこで復習しよう…

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    2020年03月29日
  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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    古代ギリシャから始まって、中世、近代、現代までの哲学書を概観する。へ〜そんなことが書かれてあるのか、と思う。でも、内容が頭に残らないな〜(汗)。

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    2018年10月19日
  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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    古代ギリシアから現代までの哲学書50冊を解説した本。それぞれを解説した本で、哲学通しのつながりや発展に関しての論評が弱く、読み進めていくのに意外と骨が折れた。ただこれだけの本を、このように出来るだけ平易な解説を心掛けた作者の力には脱帽する。

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    2018年03月02日
  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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    哲学の歴史的代表作単位で概要を説明している。
    参考になるが、近代以降の哲学が問題にしている問題意識があまり明確になっていないので、最後の方は散漫な感じがした。
    それぞれの派閥が何を問題意識をして、それぞれの派閥へどういう批判をしているのか、取り組んでいる問題意識をはっきりさせると、もっと今の潮流も理解できるのではないかと思う

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    2017年07月23日
  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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    これまで学んだことの体系的な復習。まだ触れたことのない本についての好奇心を煽られました。
    浅く開く拾えるので「とりあえずかじってみよう」という方にオススメかと。

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    2017年07月11日
  • 自分で考える練習 毎日の悩みを解決できる「哲学思考」

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    ネタバレ

    近代哲学からニーチェ、フッサールに至る認識論を踏まえ、還元と本質観取によって共通了解を深めることの大切さと、具体的方法論を提示する。
    哲学の考えを時代を背景とした必然的結果として、神を中心においた中世哲学の主知主義と神秘主義の対立と、それを乗り越えるための認識論のアプローチは、自分にとって新鮮かつ理解しやすかった。
    一方で、人間とロボットの違いとは? 道徳は本当に良いものか? 家族の意味は? 目標の意味は? 恋愛の意味は? 自由の意味は? といった問いに対する還元と本質観取のサンプルには、言葉の定義づけ(例えば「道徳」という絶対的なものがあるわけではなく、文化に照らしあるべき良き行為をそのよう

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    2017年05月04日
  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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    ---読まずにぼんやり死んでいくなら、読んでもがいて生きていたい!---これから哲学の本を読んでみたい人へ。著者は表面上の難しさに惑わされずポイントをつかめば十分、無理に理解する必要もない、と勇気づけてくれます。哲学者たちの作品がわかりやすくかみ砕いて紹介してあるこの本を手がかりに哲学の世界へ歩み出してみませんか?

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    2017年01月18日
  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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    哲学がわかりやすいわけがないけど、著作ごとにわかりやすく書かれた本。つまり内容にがっつり踏み込んだものではなく紹介にとどまる。しかし入門として、記された著作を読む準備段階として、とても役に立つと思う。ただしある程度知識がある人からしたら、退屈または文句がつけたくなる部分があるのかもしれない。

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    2016年10月08日
  • 読まずに死ねない哲学名著50冊

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    どうしてこの本を読もうと思ったのか、私・・・(苦笑)。
    哲学って難しい、と思っていたけれど、前より分からなくなった気がします。
     こういうことをグルグルと考えていると頭が疲れます。やっぱり若い時でないと!

     ちなみに、哲学書を読む心得。
    ①あきらめずに、粘り強く、自分の頭で考えながら読む。
    ②動機をすくい取るように読む。
    ③繰り返し読む。
    ④仲間と読む。
    ⑤名を残した哲学者だからといって必要以上に畏敬の念を抱かない。
     だそうです。

      この50冊全ては読めないかもしれませんが、何冊かはいずれ挑戦してみようかな。

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    2016年09月12日