森本元太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
数学をこういう見方できるんかっていう意味で面白かった。
テーマはたまたま恋愛についてでしたが、女性の数学者が恋愛をテーマに書いてるっていうのもよかったかな。
1番印象に残ってるのは「囮効果(おとりこうか)」のところ。
人間は2択で選ぶよりも3択のほうが選びやすい。
映画を見に行って大、小のポップコーンしかない時に小が¥500大が¥850すれば大を買う人は少ない。
しかしそこにMサイズを登場させてLサイズよりも¥100安く設定すればLサイズが売れる可能性が高くなる。
この場合Mが囮(おとり)ということです。
で、異性も同じだと。
自分の顔を全く知らない人に3枚の写真を渡します。
1枚は自分の顔、 -
Posted by ブクログ
数学というのは、きっちり答えが出る。「恋愛」とは正反対に思えるが、数学の切れ味はやはりスゴイ。
本書は数学を利用することで、恋愛の勝者になるための基本戦略を見つけようとするものだ。もとはTEDトークということで、すこぶるわかりやすいものだ。
第1章はフェルミ推定によって、恋人ができるチャンスを計測する。「恋人にしたい人」の条件を1つ加えるたびに、ふさわしい人がどんどん減っていって、しまいには〈銀河系の知的異星人文明の数〉よりずっと少なくなってしまう。どうしても外せない条件以外はゆるめるのが、恋人をつくるためのファーストステップということになる。
第2章は自分よりちょっと不細工な友人が、 -