赤攝也のレビュー一覧
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この教科書は、「点」からはじまる7つの無定義用語をさだめ、これらから公理系をつくるのだが、その公理系の対象は座標平面とすることから出発する。この公理系を選ぶところで大切なのは、その公理系から初等幾何がたやすく展開できることであるが、この展開が大変わかりやすく丁寧に説明されている。
練習問題は「...続きを読む -
数学基礎論についての入門書的な本みたいです。
第3章の「証明論」はちょっと話が急すぎてついていけなかったですが、全般的にわかりやすく、分量も多くなく、読みやすい本だと思います。
■読もうと思った動機:
・ウィトゲンシュタインの「論考」を深く理解するうえで、論理学に関する知識をおさらいしたいと思い、...続きを読むPosted by ブクログ -
なんとか30代でゲーデルの定理を理解したいと思って、この手の本をいろいろ読んでますが、これは「入門書」であるらしいです。たしかに一般向けに書かれたものよりも数式が多い(文系の私にとっては、どうしてもそういうものが指標になるのです)けど、なんとかついていけそうな感じです。とはいえ、内容はよくわからない...続きを読むPosted by ブクログ
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証明論の推論の規則はピンと来なかった。
全体的には比較的読みやすい部類に入ると思う。
ただくどい。
ぼくはそのくどさが好きだった。Posted by ブクログ -
んー普通です。
が、大学の工学部では解析学は(当然のことながら)数学基礎論は学ばないため、証明論を学ぶ機会は少ない。
しかも、証明論を平易に語る書籍が少ないのだ。本書はその数少ない書籍なのだろう。
第1章は公理とは何か、第2章は数学の基礎(実証主義、直観主義、形式主義)、そして第3章が証明論であ...続きを読むPosted by ブクログ