中島大のレビュー一覧

  • 小水力発電が地域を救う―日本を明るくする広大なフロンティア

    Posted by ブクログ

    装丁と副題が軽めなので気軽にページを開いたのですが、中身は目からうろこの情報ばかりで、かなり感動しました。

    結論からいえば、現在のFIT制度が今後も続くという想定に立てば、例えば新庄村のような中山間地に小水力発電所を導入を検討しない理由はない(あるとすれば、それは危機意識の欠如か怠慢)ということです。本書をぜひ村議会議員の皆さんに読んでもらって、まずは議論をはじめてもらいたい。

    導入にあたり、もちろん地理的な必要要件や技術的なハードル、そして地域住民との折衝は必要ですが、200kW級の小水力を3億円で導入した場合の想定収入が年間およそ3000万円で、返済期間を18年で年利2%とした場合、メ

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    2023年01月02日
  • 小水力発電が地域を救う―日本を明るくする広大なフロンティア

    Posted by ブクログ

    小水力のことが完璧にまとまっている本だった
    専門家にまず話を聞くということが知識を増やすためには大切
    推進していくにはリーダーが必要
    フィット制度の中でしか生き残れないかもしれない

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    2020年03月14日
  • 小水力発電が地域を救う―日本を明るくする広大なフロンティア

    Posted by ブクログ

    これまで小水力発電について全く理解していなかったことがわかった。はっきり言えば、小とついてはいても、思ったよりは大きかった。片手間にできるようなことではなく、しっかりと取り組む課題だということがわかった。小水力発電の説明もわかりやすかったのだが、この本の主題は「地域を救う」という点にあった。各地域での成功事例を示しながら、地域を大事にする必要性を訴えている本だった。

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    2018年07月04日
  • 小水力発電が地域を救う―日本を明るくする広大なフロンティア

    Posted by ブクログ

    やはり取り組むは一つだけではなく全方位で進めないといけない。
    洗面所で発電できることを初めて知った!

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    2023年06月03日
  • 小水力発電が地域を救う―日本を明るくする広大なフロンティア

    Posted by ブクログ

    小水力発電もバイオマスと同じく、地域での貢献を主張しても、積み上げたポテンシャル量を問われる種類の技術。著者もその問題には直面していると思うのだが、少なくとも本書には明確な言及がなかった。

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    2020年04月03日
  • 小水力発電が地域を救う―日本を明るくする広大なフロンティア

    Posted by ブクログ

    山がちな地形の日本には小水力発電のポテンシャルがまだまだ眠っている。それでもそれらをすべて開発しても、供給できる電力は日本全体の需要の1%にも満たないらしい。さらに言えば水力発電は規模の経済がつよく働くので、小水力発電の電力はコストが割高になる。

    それでも山村の活性化のために小水力発電を、というのが本書の主張。なかなか数字やかんたんな理屈だけでは割り切れない話でいろいろ考えながら読ませてもらった。ひとつ深く納得したのは、電気は農産品などと違って作ったら必ず売れる(FIT制度のおかげ)という利点があること。それはたしかに大きい。

    効率性を追い求めるばかりではなく、多様性や冗長性、頑健性が要る

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    2019年11月21日