せうかなめのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
スパイでありながらアネットの為に敵スパイを助ける。それはとんでもなく甘々な判断でクラウスに知られたら叱責されたって仕方ないもの
だからティアは誰にも相談できず、対立したモニカも屈服させる形で危険なミッションに参加させるしか無かった
それが為にティアはマティルダに騙されてしまったのだろうなぁ…
マティルダは見る人が見れば危険な人物だとすぐに判るタイプ。またその本性も唾棄すべきもの
だからスパイの世界で生きていこうと思うなら彼女のようなスパイに容易に騙されているようではまだまだ。マティルダがティアを指して「ちょろすぎますよぉ」と言うけれど、それは真実だね
紅炉に憧れてスパイのヒーローを志す彼女に -
Posted by ブクログ
『忘我』のアネットを主題としたエピソードだけど、主役を張っているのはティア
原作小説を読んでいる時はあまり気にしなかったけど、こうして漫画という第三者視点性の高い媒体で読むとその意味が見えてくるような
他の少女達に混ざってわちゃわちゃ遊ぶアネットの様子に彼女の特異性を見出す事は出来ない
アネットの特異性が初めて前面に出てくるのはティアが彼女に読心を使った瞬間。直前にこれまた特異性を抱えたエルナの内心が暴かれるシーンがあるだけに、読心を受けても心の中身が見えない、むしろ存在しないと判断されてしまうアネットは特異な存在であると判る
だからこそ、そんな彼女の視点で物語を展開する事は許されず、アネ