甲斐かおりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
食や農業などの分野で大量生産・大量消費の流れから離れた商売をしている人達を取材した本。効率や「とにかく成長し続ける」といった資本主義の論理へのアンチテーゼが見られる。
無理に売り込んだり数をこなさなくても「ほどよい量」だけを丁寧に作ることで顧客に支持され、商売が成り立っている。いずれもその商品やサービスに力があるからこそできるやり方だ。
こうしたゲリラ戦的なものづくりは自分が今やっている仕事の対極にあり、羨ましくも思う。そうは言っても、数や効率で成り立たせなければならない仕事もあるわけで、「どちらが良い」という単純なものでもない。しかし「良いモノをちゃんとその価値を分かって販売しているか」 -
Posted by ブクログ
大量生産大量消費の時代に生まれ育ったので、店の棚はいつも目一杯なのが当たり前。隙間があると管理されていない、または流行っていない店というイメージになります。
こんなに商品が有って、飾っても全部売れるわけではないのによく儲かっているなと不思議に思う事が有ります。
そんな大量に作って消費を煽って儲けるというスタイルが不可能になりつつあるのは感じます。価値観の多様化によってメーカーやブランドの求心力が落ちて、自分が良いと思ったものを買い、所有する。それはとてもいい事だと思います。
買い物は投票だと思っているので、続いて欲しいものを買いお金を落とす。世の中にその物を作る人々が無数に点在して、各々小さな -
Posted by ブクログ
ネタバレ佰食屋
一日100食ランチのみ、メニュー2~3種類
食材持ち越しなし冷蔵庫なし
広告宣伝営業なし、家賃低い場所
客20人にスタッフ1人
佰食屋1/2
50食限定、1食1000円、一日5万、月商125万
経費除き利益50万、夫婦二人で年収600万、6時間労働
シタテル(株)
閑散期に50枚以下のオリジナル服
作りたい人と工場650社をマッチング
手仕事の日本
労働の中に美、手仕事を伝統工芸の文化に昇華
プロセスをオープンに
ものの成り立ち知らないとは、価値を分からないこと
価格と機能だけではない魅力
安さよりフェアさ
ものづくり=価値づくり
クルミドコーヒ