津田幸男のレビュー一覧

  • 日本語防衛論

    Posted by ブクログ

    真の国際人とは、自分の文化や言葉をしっかり自覚して世界に発信し、相手のことも尊重できる人である。
    友好一辺倒ではなく、文化的に侵略されない防衛意識も必要。日本で日本語を話すことは当然の言語権である。☆

    0
    2015年06月20日
  • 日本語防衛論

    Posted by ブクログ

    楽天市場やユニクロにおける社内での英語使用に警笛を鳴らしている良書である。なぜ、日本語を使わないのか、楽天、ユニクロ。言語法の確立を目指し、日本語保護法を提案している。日本語には日本手話も含まれるそうだ。少し勘違いしているかもしれないが、日本語と同列に日本手話も保護されるべきだという津田幸男氏の提案には賛成したい。

    0
    2011年05月10日
  • 日本語防衛論

    Posted by ブクログ

     グローバル社会の中で日本語の存在を守り抜くべきであるという立場である。内容には賛同すべき点が多い。日本語に限らず言語というものはその国の文化そのものであり、それを容易に他の言語に置き換えられるものではない。また、英語を中心としたヒエラルキーが現存するのも事実であり、日本がそのいみでディスアドバンテージをもっていることも事実だ。
     しかし、本書の言う文化的鎖国の提唱はセンチメンタルな印象しか持てない。非現実的な提案である。日本語を世界に広げるために国家的な政策を打ち出すべきだという提案の方が実効性があり、その方が意味があると思う。
     言いにくいことを言ってくれているのがこの本の面白さであり、大

    0
    2017年12月29日
  • 日本語防衛論

    Posted by ブクログ

    ユニクロや楽天が行なっている(たぶん、いつまでも続かないでしょうけど)英語の社内公用語化に象徴される英語支配の現状に警鐘を鳴らし、"日本語防衛"の方法を提言する本です。

    書名の"防衛"は比喩ではなく、文字通り国防の意味です。このままの趨勢が続くと日本が滅びるというほどの危機感に、著者は突き動かされています。なにしろ、最初の一文がこうです——。

    戦後、日本人は「愛国心」と「防衛意識」を完全に失ってしまいました。それを回復しようとして、私はこの「日本語防衛論」を書きました。日本語を愛すること、護ること。これが日本を愛する、護る第一歩です。日本の国防にはま

    0
    2012年05月15日
  • 日本語防衛論

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2012/02/16:
    ざっと目を通す。
    基本的に、自分が昔から思っていることと同じだが、
    やっぱり愛国心とか、国防とかの言葉にしてしまうと、
    少しいかがわしい雰囲気になってしまう。
    愛国心とかの論理でなく、別の方法論が必要なんだろうなぁ。
    別に、どこかの国に愛国心とかを悪いものという刷り込みを
    受けたとかいうのでなくて、それを乗り越えるような、
    何かが必要なんだろう。
    でも...それを、どう表現するか...

    0
    2012年03月01日
  • 日本語防衛論

    Posted by ブクログ

    津田幸男教授によるグローバル・コミュニケーション論の教科書だった。

    かくすれば
    かくなるものと知りながら
    やむにやまれぬ大和魂 吉田松陰

    英語支配論という考え方が新鮮。
    グローバリゼーションによる弊害はこんなところでも。

    0
    2011年11月19日