安武信吾のレビュー一覧
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ネタバレがんによって若くして亡くなることを余儀なくされた女性と、がんを患った後で授かったはなちゃんたち一家の足跡を辿る一冊。
著者の一人、千恵さんは20代の若さで乳がんを発症、闘病しながらその日々の様々なことをブログに記録していた。発症後、抗がん剤治療などを経て一旦はがんが消え、その間に最愛の娘・はなちゃんを授かる。がんの再発や免疫を抑えるために別の病気を発症するリスクなどとたたかい、ギリギリまで葛藤して産むことを決意。その心の揺れる様も赤裸々に綴られている。
千恵さんはいずれがんが再発し、幼いはなちゃんを置いて死んでしまっても、はなちゃんが生きていくことができるように、まだ幼い時からはなちゃんの身の回りのことは自分でできるように接し、やがては料理も自ら作れるように教えていく。しかも、みそ汁は出汁からとり、具材は極力全てを使うホールフードを実践。米は有機玄米と、食べることが自分の体を健康にし、守ってくれるのだということを身を以て教えていく。
千恵さんは本当に強い人だ。もちろん、くじけそうになったこともあるだろう。でも、愛する家族のために最後まで生きることを願い、でももしもの時には憂いを残さずに行けるようにしていた。こんなことは並大抵の覚悟ではできない。母親になったことが彼女にその強さを与えたのだろうか。
千恵さんが亡くなった後のぽっかりと空いたような二人の生活。愛する人の不在から立ち直っていく様子も描かれている。
家族の大切さ、生きることの意味、食べること、あきらめない姿勢、、、、本書からたくさんのことを教えられた気がする。
家族といつまでも一緒に居られるわけではない、なんて普段は考えもしないが、病気だけでなくいつ事故や事件に巻き込まれて命を絶たれるかわからない。だからこそ今を大切に生きていきたいと素直に思えた。 -
Posted by ブクログ
100人いたら100通りの治療方法
24時間テレビで見たドラマのイメージと違って、お涙頂戴な感じじゃなかったのが良かった。
小説のつもりで読んだけど、事実が書かれているような本だった。はなちゃんに対する気持ちと事実がつらつらと書かれていたようにみえた。薬学部に入って少し薬とか病気とかに興味を持っていたから、実際に癌になったひとの気持ちを知れたのが良かった。薬で治ると思ってたけど、本人の自然治癒力とか生活習慣とかの代替療法をよく知れたので良かった。
自分に子供がいたとしたら、この子に何を残せるだろうって考えながら、千恵さんに感情移入しながら読んじゃうだろうなぁ -
Posted by ブクログ
ネタバレけんぶち絵本の里大賞受賞作
絵…★3
文…★3
テーマ…★5
テーマが勝っている印象。読者としての子どもという視点は抜けていないか?
絵は、パステル調?若干人物がマンガっぽい。
文は、原作があるようなのでそれをそのまま持ってきたのかな。
母親を亡くした少女が、生前の母にならったとおりにおだしを引いて毎朝お味噌汁を炊く、という光景は美しい。母の思いを継いで、毎日規則正しく健やかに暮らしている少女と父親の様子は、女性だったら感じ入るものは多いと思う。話自体は感動的である。
けど、なんのためにこの物語を絵本にするのか。だれに向けた話なのか、よくわからなかった。大人の自己満足にも思えてしまう。 -
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むなかた宗像市 脂肪の塊 乳房全摘 ロッキー山脈 レイク・ルイーズ エメラルド色の湖 カトリック洗礼 長崎県大村市 改宗 非常勤 社会から隔絶された感覚が襲ったのだろうかアビスパ福岡 三浦泰年 じんぞう腎臓は沈黙の臓器 血液透析 ジャスパーは雪景色だったが 刻々と表情を変える自然を見ていると 二者択一 妊娠は神秘だから その血が母乳となって 大濠公園の花火大会 その人の生き方が間違っているというサイン 自然治癒力を最大限に引き出す ブラックジャックが黒い液体の入ったアンプルを見せた 帰りには馬刺しや牡蠣を手渡された 夜十時就寝を心がけた 低体温状態から抜け出せたみたいです 娘への暴力 早良区さわらく 『私は望まれて生きている』という自己肯定感 麹菌でつくった発酵食品 身土不二 ホールフードの基本概念のひとつに「一物全体」がある 野菜の皮や成長点に人の体に必要な微量栄養素が含まれている 過剰ともいえる免疫力信仰 毎日が充実していた。自分達は、大きな困難を乗り越えたんだという自信があった。だが過剰な自信は人から素直さと謙虚さを奪うことがある。「油断してはダメですよ。『しまった』と気付いたときは、もう手遅れかもしれません」。僕達は、ブラックジャックから何度も窘められた言葉を忘れいた。 全身転移 黄疸おうだん 余命宣告 念願の「めまん」 骨転移 リンパ浮腫 千恵は、リズム感のある宮沢賢治のある宮沢賢治の詩や絵本を好んで、はなに読み聞かせた。「どっどど どどうど」。千恵が腹の底から地響きが鳴り渡るように読み始めると、はなは目を輝かせた。その声は、8ビートのロックのリズムのようにも聞こえた。リズムに合わせて、頭や体を動かす二人。詩人の谷川俊太郎さんが、講演会でこんな話をしていた。「短い言葉にリズムを加えると、言葉の意味が理解できない人でも心に何かを感じ、体を動かし始める。認知症のお年寄りに詩の朗読をして、初めてそれが分かった」。声楽を学んだ千恵は、既に、そのことを知っていたのだろう。読み終えると、はなは「ねえママ、もう一回」と、何度もせがんだ。 「私と貴方達夫婦との信頼関係が壊れた」 モルヒネ 恩納村の東シナ海に面したビーチで 意識障害 幼児帰り 四十九日の追悼ミサをゆくはし行橋カトリック教会の山元神父に依頼した はなの味覚を正しく形成してくれた 道に迷ったら情熱の傾く方向に進む 一周忌 天神繁華街 バターと醤油。黄金の組み合わせですよね。 夜更かしは、癌の大好物だ。 急性胆嚢炎 七転八倒 述懐 余命というタイムリミット 生きる力
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Posted by ブクログ
ネタバレ24時間テレビをきっかけに手に取った本。
総合司会のうちの誰かを主役に据えなきゃいけないのは判るけど
ずいぶんとまぁ大胆に設定変更したもんだと(爆)。
親子のありようを読むにはいい本だとは思う。
ただ、扱う内容が代替医療、民間療法の類なので
闘病記として手に取った場合、
かなり危険な部類に入るのではないだろうか。
こういうやり方もあるんだ、という参考例ならともかく
藁をも掴む、の藁にならないことを心から願う。
自分は旦那も子供もいないのであれだけど
家族ができると自分の為だけに生きるんじゃなくなるんだなぁ
ということをつくづく実感した本だった。
はなちゃんはえらいしよく頑張ってると思う。
ただ、子供が子供らしくいられる環境がいかに大事かということを
解説を読んで実感した。
はなちゃん、まだお母さんにならなくていいんだよ、
と言ってあげたいと思った。