安武信吾のレビュー一覧

  • はなちゃんのみそ汁

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    ネタバレ

    がんによって若くして亡くなることを余儀なくされた女性と、がんを患った後で授かったはなちゃんたち一家の足跡を辿る一冊。
    著者の一人、千恵さんは20代の若さで乳がんを発症、闘病しながらその日々の様々なことをブログに記録していた。発症後、抗がん剤治療などを経て一旦はがんが消え、その間に最愛の娘・はなちゃんを授かる。がんの再発や免疫を抑えるために別の病気を発症するリスクなどとたたかい、ギリギリまで葛藤して産むことを決意。その心の揺れる様も赤裸々に綴られている。
    千恵さんはいずれがんが再発し、幼いはなちゃんを置いて死んでしまっても、はなちゃんが生きていくことができるように、まだ幼い時からはなちゃんの身の

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    2016年01月02日
  • はなちゃんのみそ汁

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    当時、地元のローカル番組の特集を見て内容を知っていたので読んでいなかったけれど、いまこのタイミングで読めたことが個人的に嬉しい。本との出会いは必然なんだな。
    千恵さんの強い意志と行動力には本当に頭の下がります。時々出てくる長崎のお父さんの言葉に涙がこぼれること多し。著者(ご主人)が新聞記者なだけあって文章がとてもうまくて読みやすかったです。
    食の大切さはもちろんだけど、「言葉の力」「人の温かさ」を改めて考えることができました。

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    2015年06月01日
  • はなちゃんのみそ汁

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    ちえさんの生きる覚悟だとか。
    はなちゃんの、生き抜く力だとか
    信吾さんの弱さも強さも
    ひしひしと伝わってきたなー

    一つの闘病記として伝えていく。
    ただ、母親世代の人には子どもとの接し方だとか微妙な部分もあるみたいなので注意して手渡す。

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    2014年11月12日
  • はなちゃんのみそ汁

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    食べることは生きること!
    素敵なコトバです。
    自分もいくつでママになるかも、なれるのかも、いつ死ぬかも検討もつかないけど
    何を遺してあげれるか、ちゃんと考えなきゃあかんな…
    そう思いました♫

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    2014年09月09日
  • はなちゃんのみそ汁

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    100人いたら100通りの治療方法

    24時間テレビで見たドラマのイメージと違って、お涙頂戴な感じじゃなかったのが良かった。
    小説のつもりで読んだけど、事実が書かれているような本だった。はなちゃんに対する気持ちと事実がつらつらと書かれていたようにみえた。薬学部に入って少し薬とか病気とかに興味を持っていたから、実際に癌になったひとの気持ちを知れたのが良かった。薬で治ると思ってたけど、本人の自然治癒力とか生活習慣とかの代替療法をよく知れたので良かった。
     自分に子供がいたとしたら、この子に何を残せるだろうって考えながら、千恵さんに感情移入しながら読んじゃうだろうなぁ

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    2024年01月24日
  • はなちゃんのみそ汁

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    ネタバレ

    お金とか地位や権力よりも、大切な人との時間や規則正しい食事が何より大事だと改めて思わされる作品でした。現代は忙しいを理由に、食事を蔑ろにしていることが多い。自分は今は若いけれど、今から野菜や魚中心の規則正しい食生活をしていこうと思う。そして、これから子供ができたら、自立して生きていけるような教育ができたらいいなと思う。

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    2023年11月19日
  • はなちゃんのみそ汁

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    実話だけに切々と心に訴えられる作品だった。
    食生活がいかに大切か、忙しい現代人が気付かずに過ごしていることの恐ろしさを訴えてくれているようだった。

    早寝早起き
    手作りの食事
    適度な運動
    家族と過ごす時間

    私も若い時は不摂生で無茶をしたこともある。
    ただ身体は正直だ。
    最近、私と歳の近い身近な方が何名か急逝された。
    本当に他人事ではないのだと気付かされる…

    出来ることから少しずつやっていこう。
    生きられることの幸せに感謝しよう。
    もっともっと生きたかった生命の叫びが、こんなにも沢山のことを教えてくれているのだから。

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    2023年06月30日
  • 絵本 はなちゃんのみそ汁

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    ネタバレ

    けんぶち絵本の里大賞受賞作
    絵…★3
    文…★3
    テーマ…★5

    テーマが勝っている印象。読者としての子どもという視点は抜けていないか?
    絵は、パステル調?若干人物がマンガっぽい。
    文は、原作があるようなのでそれをそのまま持ってきたのかな。
    母親を亡くした少女が、生前の母にならったとおりにおだしを引いて毎朝お味噌汁を炊く、という光景は美しい。母の思いを継いで、毎日規則正しく健やかに暮らしている少女と父親の様子は、女性だったら感じ入るものは多いと思う。話自体は感動的である。
    けど、なんのためにこの物語を絵本にするのか。だれに向けた話なのか、よくわからなかった。大人の自己満足にも思えてしまう。

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    2021年02月05日
  • はなちゃんのみそ汁

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    むなかた宗像市 脂肪の塊 乳房全摘 ロッキー山脈 レイク・ルイーズ エメラルド色の湖 カトリック洗礼 長崎県大村市 改宗 非常勤 社会から隔絶された感覚が襲ったのだろうかアビスパ福岡 三浦泰年 じんぞう腎臓は沈黙の臓器 血液透析 ジャスパーは雪景色だったが 刻々と表情を変える自然を見ていると 二者択一 妊娠は神秘だから その血が母乳となって 大濠公園の花火大会 その人の生き方が間違っているというサイン 自然治癒力を最大限に引き出す ブラックジャックが黒い液体の入ったアンプルを見せた 帰りには馬刺しや牡蠣を手渡された 夜十時就寝を心がけた 低体温状態から抜け出せたみたいです 娘への暴力 早良区さ

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    2018年07月24日
  • はなちゃんのみそ汁

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    リアリティのある闘病記なのは間違いない。
    民間療法に比重を置きすぎるとも思えるのは、描かれる家族と読者との考え方の違いであり、何が正しいと言い切ることはできない。
    またはなちゃんへの関わり方、育て方についても賛否はあるだろう。しかし、少なくともこの家族にとって、またはなちゃん自身にとって、みそ汁がつくれる様に育てられたことはきっと幸せなんだろうと思う。
    簡単にまねできることではないかもしれないが、強制ではなくはなちゃんの様な子を育てることができたならば、それはきっと子供にとって確かに大きな財産になるのだろう。

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    2016年02月13日
  • はなちゃんのみそ汁

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    ネタバレ

    24時間テレビをきっかけに手に取った本。
    総合司会のうちの誰かを主役に据えなきゃいけないのは判るけど
    ずいぶんとまぁ大胆に設定変更したもんだと(爆)。

    親子のありようを読むにはいい本だとは思う。
    ただ、扱う内容が代替医療、民間療法の類なので
    闘病記として手に取った場合、
    かなり危険な部類に入るのではないだろうか。
    こういうやり方もあるんだ、という参考例ならともかく
    藁をも掴む、の藁にならないことを心から願う。

    自分は旦那も子供もいないのであれだけど
    家族ができると自分の為だけに生きるんじゃなくなるんだなぁ
    ということをつくづく実感した本だった。

    はなちゃんはえらいしよく頑張ってると思う。

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    2014年09月20日
  • はなちゃんのみそ汁

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    乳がんを患う母,それを支える優しき夫と幼い娘はな.母は娘にみそ汁を作らせる.娘が一人で生きていけるようにと願いを込めて.冒頭のはなちゃんの作文で号泣してしまった.この本はけっしてバイブルではない.家族の葛藤の記録なのだ.今月末の24時間TVでドラマ放映予定.こちらも見逃せないな.きっとまた号泣すると思う.

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    2014年08月16日