カルロ・コッローディのレビュー一覧

  • ピノッキオの冒険

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    ディズニーのアニメのようなキラキラしたのは一切なく、大人も学ぶ事の多い本だった。
    ディズニーのをイメージすると、奈落の底へ突き落とされる。
    自分を律していく事の難しさと、様々な困難や誘惑を周りの良い大人たちに教わりながら沢山の教訓を学び、人間らしく成長していく過程が主になってるけど、1人じゃ生きていけないという事と、またそれが子供のピノッキオだから自分もまだ遅くないのかもしれないという希望が持てた。
    親になる前の大人にも薦めたい一冊。
    親とは何か、大人が子供にしてやれる事は何か。
    また子供とはどんな生き物なのか。
    様々な視点から沢山の教えを貰った、良い本だった。

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    2024年02月13日
  • ピノッキオの冒険

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    ディズニーの物語もしっかり見た事がなかったのですが、イタリアが好きだったので読み始めました。
    初めはやばい奴だった、ピノッキオ。
    物語が進むにつれてまともな奴になります。

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    2022年12月18日
  • ピノッキオの冒険

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    ネタバレ

    最初のピノッキオは嘘をつくと鼻が伸びる。
    というイメージだけで購入し読みました。
    しかし、読み進めるうちにそれは物語の中では些細なものでしかないと気づかされました。
    児童向けというのもあってか話の構成も一章ごとのページ数が少なくて読みやすく、忙しくて時間がない人でも読みやすいなと感じました。

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    2020年08月31日
  • ピノッキオの冒険

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    ご存じディズニー映画の原作本。映画とは全く異なる残酷で荒唐無稽な冒険譚は大きな衝撃。

    ディズニーアニメのイメージを持って読むとその落差に驚かされる。NHK の「100分de 名著」で取り上げられていたので購入。

    イタリアでは著名な童話。聖書と並んで各家庭に置かれているというが、これだけ残酷な話が良く世間一般に通じるものだと思う。登場人物の多くが意地悪で自己中だし。簡単に人を傷つけるし。ちょっと不思議。最終的に人間になる結末が道徳的と言えばそうなのだが。

    童話なだけあってとにかく読みやすい。言葉遊びなど訳者は大変だったようだが。

    NHK の番組もこの光文社古典新訳文庫も頼もしい存在。本

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    2020年04月11日
  • ピノッキオの冒険

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    ネタバレ

    ディズニーの印象とは違う。ゼペットじいさんも最初はあまり優しそうでないし、ピノキオは誘惑・欲望に弱すぎる。ただ純粋な悪意によるということもない。環境が大事ということか。
    全体的には児童向けだけあって短編の連続だし色んな事件があってサクサク読める。

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    2024年10月19日
  • ピノッキオの冒険

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    2ヶ月ほど前にディズニー+で実写版が配信されましたね。まだ観ていませんが…
    今回はある読みたい本がありまして、その予習として本書を手に取りました。はじまりはじまり…


    原作を読んだのは初めて。アニメーション版はうろ覚えだけど、ストーリーは意外と忠実寄りかも。
    元はおしゃべりの棒っきれだったピノッキオが、ジェペットさんによって木製の操り人形へと生まれ変わる。生みの親を喜ばせようと「いい子」を目指し学校へ通おうとするが、行く先々で様々な誘惑に引っかかってしまう。「いい子」への道は激しく遠ざかり、九死に一生を得るような試練が彼を待っているのだった。哀れなジェッペットさんは、帰宅しない”我が子”を探

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    2022年11月13日
  • ピノッキオの冒険

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    ピノキオと聞いて思い浮かぶのはディズニー作品のピノキオ。こちらの原作はイタリアの名作児童文学。ピノキオは人形に魂が宿ったものではなく、もともとイタズラ好きな棒切れだったとか、ディズニーとはずいぶん雰囲気が違う。(ロバになるとこ、鼻が伸びる、サメ(フカ)のおなかに飲まれるなどは原作通りだが)ファンタジーではあるもののかなりシニカルな印象。解説も50ページほどありボリューム大。子供用に端折られたり、描写が穏やかになっているものではなく、こういった形でピノキオに出会えたのは僥倖である。

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    2024年11月02日
  • ピノッキオの冒険

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    モンテクリスト伯などにも19世紀イタリア統一運動は出てくるが、独立戦争に歳を偽ってまで参加した著者の共和制実現の期待は潰えた。15章結末でピノキオが絞首されるのはその象徴か?その際、教皇ピウスⅥに裏切られたこともあって、カトリック倫理への信頼は薄い、騙す猫と狐は聖職者かも知れない。本書の前に小学生向け教科書を執筆して当然ながら「愛国心:祖国のために武器を取って戦うのは国民の義務」と強調している。識字率の低さは民主主義国家を目指す運動家の大きな悩みで、生まれ変わって労働と学習で最後の人間化=独立国家国民入手

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    2020年07月29日
  • ピノッキオの冒険

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    いかに今までディズニーのピノキオに毒されてきたことか。もちろんそれはそれで面白いのだが、原作は輪をかけて面白かった。こんなひどい子供が変わるなんて。でもあとがきを読むと当時の世相や背景がわかって理解が深まった。

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    2019年05月12日
  • ピノッキオの冒険

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    はい、ピノッキオです

    いやーディズニーを始めとするアニメのとぜんぜん違います
    分かってたけど、あらためて読んでみるとぜんぜん違うね

    まず、がっつり忘れてたんだけど、作者名からも分かる通りイタリア文学なのよね
    イッタリア〜です
    ピノッキオにイタリア感なかったよね
    パスタとか出てこないし(純日本人のイタリア感の限界)

    そんでさ、古典的な児童文学にありがちなんだけど、超残酷
    も、がんがん死ぬし
    いじめあるしな
    騙されたら身ぐるみ剥がされるし
    ジュゼッペさんが飲み込まれるのサメだし
    全長1キロのサメだし

    近年の児童文学って平和やな
    うーん、それはそれでどうなんだろう?って思ったりもする
    だって

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    2025年05月15日
  • ピノッキオの冒険

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    自分勝手な行動から罰として鼻が伸びる、人攫いに馬車に乗せられ連れて行かれる、鯨に呑まれてゼペット爺さんと再会。鯨がくしゃみしたため脱出、最後は人間の子どもに。覚えてるにはこの程度だったが、鯨は巨大な鮫だった。
    子供への教訓。わがままを言わず、思いやりをもって相手の助けになれば、自分に戻ってくる。元気いっぱい頑張ろう。読み聞かせたい古典童話。2025.2.6

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    2025年02月06日
  • ピノッキオの冒険

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    ディズニーのピノッキオを観たことがないので、世間一般のピノッキオと原作のピノッキオにどれほど違いがあるか分からないが、近くにいたら懲らしめてるタイプのガキんちょ。

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    2021年07月01日