カルロ・コッローディのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ディズニーのアニメのようなキラキラしたのは一切なく、大人も学ぶ事の多い本だった。
ディズニーのをイメージすると、奈落の底へ突き落とされる。
自分を律していく事の難しさと、様々な困難や誘惑を周りの良い大人たちに教わりながら沢山の教訓を学び、人間らしく成長していく過程が主になってるけど、1人じゃ生きていけないという事と、またそれが子供のピノッキオだから自分もまだ遅くないのかもしれないという希望が持てた。
親になる前の大人にも薦めたい一冊。
親とは何か、大人が子供にしてやれる事は何か。
また子供とはどんな生き物なのか。
様々な視点から沢山の教えを貰った、良い本だった。
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Posted by ブクログ
ご存じディズニー映画の原作本。映画とは全く異なる残酷で荒唐無稽な冒険譚は大きな衝撃。
ディズニーアニメのイメージを持って読むとその落差に驚かされる。NHK の「100分de 名著」で取り上げられていたので購入。
イタリアでは著名な童話。聖書と並んで各家庭に置かれているというが、これだけ残酷な話が良く世間一般に通じるものだと思う。登場人物の多くが意地悪で自己中だし。簡単に人を傷つけるし。ちょっと不思議。最終的に人間になる結末が道徳的と言えばそうなのだが。
童話なだけあってとにかく読みやすい。言葉遊びなど訳者は大変だったようだが。
NHK の番組もこの光文社古典新訳文庫も頼もしい存在。本 -
Posted by ブクログ
2ヶ月ほど前にディズニー+で実写版が配信されましたね。まだ観ていませんが…
今回はある読みたい本がありまして、その予習として本書を手に取りました。はじまりはじまり…
原作を読んだのは初めて。アニメーション版はうろ覚えだけど、ストーリーは意外と忠実寄りかも。
元はおしゃべりの棒っきれだったピノッキオが、ジェペットさんによって木製の操り人形へと生まれ変わる。生みの親を喜ばせようと「いい子」を目指し学校へ通おうとするが、行く先々で様々な誘惑に引っかかってしまう。「いい子」への道は激しく遠ざかり、九死に一生を得るような試練が彼を待っているのだった。哀れなジェッペットさんは、帰宅しない”我が子”を探 -
Posted by ブクログ
はい、ピノッキオです
いやーディズニーを始めとするアニメのとぜんぜん違います
分かってたけど、あらためて読んでみるとぜんぜん違うね
まず、がっつり忘れてたんだけど、作者名からも分かる通りイタリア文学なのよね
イッタリア〜です
ピノッキオにイタリア感なかったよね
パスタとか出てこないし(純日本人のイタリア感の限界)
そんでさ、古典的な児童文学にありがちなんだけど、超残酷
も、がんがん死ぬし
いじめあるしな
騙されたら身ぐるみ剥がされるし
ジュゼッペさんが飲み込まれるのサメだし
全長1キロのサメだし
近年の児童文学って平和やな
うーん、それはそれでどうなんだろう?って思ったりもする
だって