博報堂ブランドコンサルティングのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ブランドの約束」をきちんと機能させるための基盤をつくる3つのポイント。
・どこでそれを実現するのか〈事業領域〉
・どのような人材がそれを実現するのか〈人材要因〉
・どのようなプロセスで実現していくか〈提供過程〉
サービス財のマーケティングミックスについて、4Pに加え、「人」と「物的環境」で構成されるという。
サービス市場を?サービスの提供スタイルと?顧客との関係という2つの軸で4つに分けて解説している。
(A)「店舗×非契約」型市場:スーパー、コンビニ、病院、ホテル、レストラン
→特性として、「移動コストの大きさ」「店が五感体験をもたらす」「浮気が多く報われない(継続性への対応)」「一貫性と -
Posted by ブクログ
ネタバレ事業を企業起点から顧客起点に変える際の具体的な考え方を、豊富な事例と共に解説。
具体的には、ブランドが大切にする顧客像を明確にした上で、サービスを顧客視点で分解、
各要素の収益に対する影響度を計測し、改善効果の大きいところから手を打つというもの。
◆サービスブランディング ~ ブランドが大切にする顧客像の明確化と「誓約」
一般に「顧客を選ぶと売り上げのボリューム」が取れないとあるが、
あいまいなボリュームゾーンを攻めるだけではブランド構築(=差別化)はできない。
(むしろ、足許収益優先となり、ブランドの目指す方向と実態が乖離するケース多)
あるべきブランド像の象徴となり、かつボリュームを -
Posted by ブクログ
大学院でのサービス・マネジメントに関する授業の復習として、5年前に読んだ本を再読。タイトルには「ブランディング」という言葉が入っているけど、どちらかというとオーソドックスなサービス・マネジメントに関する理論をまとめた感じで、あまりブランディングの理論的な内容は含まれていないように感じる。
内容としては、サービスの無形性・変動性・複合性・継続性という4つの特徴や、サービスと顧客接点の関係を分析するフレームワークとして、サービスの約束をコアにしたマーケティングの4P+人(People)+物的証拠(Physical Evidence)という6Pを提唱した上で、サービス産業を「有店舗・無店舗」と「有 -
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ネタバレサービスブランディングとは何か
製造の現場では、内部の絶対基準で品質や生産性の評価が決まる
一方、サービスは顧客との接点において生み出されるものであり、そのやりとりの中で評価が決まる
故に、サービスの価値や品質評価は極めて相対的なものであり、それを生み出す現場の従業員が、個々の顧客の期待にいかに効果的にこたえられるかがカギ。
つまり物理的な差異よりも、サービスの持つ価値を、顧客・従業員に見えるようにすることが重要であり、それを実現する仕組みがサービスのブランディングなのである。
→つまり、対顧客だけでなく、従業員へのメッセージ性もサービスにけるブランドづくりとして重要な要素になってくるというこ