古山拓のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東京を離れ、父の実家のある田舎
岩手県朱瑠町に引っ越すことになった
小6の解人 朱瑠では身の回りで
おかしなことがおきると 「しゅるしゅるぱん」と
口に出すおまじないのようなものがあった
ある日自分をしゅるしゅるぱんと
名乗る不思議な少年が現れるのだが
その少年の姿は解人にしか見えてないようだ、、、
という話
児童書コーナーにあったのと
少し前話題になっていたのとで
気軽に読み始めたけど
これがなかなか読み応えアリ
懐かしさや人を想う苦しさや
新鮮な風の気持ちよさを感じた
おひこさんの目にしっかりと
しゅるしゅるぱんがうつって
何十年も、もしかしたら百年近くも
その視線と手を求めていた -
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Posted by ブクログ
ネタバレ薄い絵本。見開きで日英対訳。すぐ読める。
「旅人編」と「青年編」。
ある旅人が「あなたの1日が世界を変える」という話をしながら旅をする。
青年編の10の問いかけ。
1.あなたは、いま、笑顔ですか?
2.あなたにとって、大切な人は誰ですか?
3.あなたが、大切な人のためにできることは何ですか?
4.あなたが、他の人や社会のためにできることは?
5.あなたは、自らの良心にしたがって行動できるか?
6.あなたは、「気づき」を大切にしていますか?
7.あなたは、素直な心で「ありがとう」言えますか?
8.あなたは、どんな人になりたいですか?
9.あなたは、どんな1日を過ごしますか?
10.あなたは、い -
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Posted by ブクログ
おばあちゃんとひいおばあちゃんが暮らす岩手県朱瑠町に引っ越した解人は、「しゅるしゅるぱん」というおまじないの言葉を耳にする。ものがなくなったり、ちょっとしたことをごまかすときに、山神さまのいたずらのせいにする便利なおまじないだ。初めて登校した日、教室にいた子は、「おら、しゅるしゅるぱんだ。おめ、きらだべ」と話しかけてきたが、みんなが戻ってくるといつの間にか消えていた。その不思議な子が、4世代に渡る解人の家族と深くかかわっているとは、その時はまだわからなかった…。
時間が行きつ戻りつするので、はじめは混乱するものの、「しゅるしゅるぱん」を中心に物語が動き始めると、夢中になって読んでしまう。切ない -
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Posted by ブクログ
現代の作家が第一次世界大戦中の庶民を描いたYAというと、モーパーゴを真っ先にイメージするが、これはイタリアの女性作家が少女を主人公に書いた作品。
父と兄が出征し、母が捕らえられてしまった主人公と妹は、母がかつて世話になった女性を訪ねて、母の人生を初めて知ることになる。
第一次世界大戦中の様子はイメージできるようきちんと描かれており、友軍の誤爆で弾薬庫が爆発し多数の死傷者が出たにもかかわらず公式の発表も報道も一切されなかったり、川に多数の死体がたまって流れなくなったので爆破したりなど、多分当時の人々が残した手記などをを当たったのだろうなと思わせるシーンもある。
物語は時系列なので読みやすく、母と -