高坂勝のレビュー一覧
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現代を生きる人が自由になるためのエッセンスが詰まった一冊。10年以上前からダウンシフトして、自由と幸福度を優先させた人生を模索し、作り上げた筆者の行動力に感服。
全てを真似することができない人も、現在の消費社会、労働に対する考え方は参考になるものがあるのではないだろうか。
農業の方法から農家さんとのつながりの部分では、農業の時間を哲学、瞑想タイムと書かれていて興味深い。
自給自足の考え方や自分が本当に必要なものは何なのか?と人間の本質的な行き方を見直すと共に、こういう方法もあるのか、と今後の生き方を考えるチャンスにもなるだろう。
筆者の実際の経験から、お金があるだけで安心ではなく、人との繋がり -
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著者の経験や考えていることを詰め込んだ、詰め込み本!って感じで読んでいてとても楽しかったし、自分の中の色々な思いを昇華することもできた気がして、出会えてほんとに良かった本。
新卒カードを使っていい企業に就職しなきゃ…
今まで支えてくれた親のためにもいい給与のところに…
みんなと同じ波に乗っていたい。馬鹿にされたくない。
そんな思いに支配されて、自分で自分をぐるぐる巻きにしてしまっていた私には、視野が広がる感じがしてとても良い本だった。
道は無限にあるな。時間もあるし、ゆっくり考えよう。
いい悪いじゃなくて、
あなたはこう思うんだね。私はこう思う。
そんな主張が当たり前にできるようになった -
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ネタバレ本作は、脱サラしてバーの店主をつとめる髙坂氏が、「もうやめちゃいな」と世に疲れた我々を、社畜人生からドロップアウトすることをそーっと誘う良書です笑
・・・
あー、会社辞めたいとか、好きなことだけして生きていけたらいいなあ、とか、そういう気持ちってありますよね。私なんかしょっちゅう笑
でも家族のことを思い出したり(忘れんなよ)、自分のプライドだったり、やっぱり収入は欲しいよねという我儘があったりして、このレッドオーシャンから抜け出せないでいると。
そんな時代にあって、筆者が強く主張するのは、「ダウンシフト」。誤解を恐れずに言えば、身の丈にあった生活にリサイズして(もちろん縮小方面ですよ -
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経済成長のためにといって、勝ち組まままもみまままかかきくけかかくこけかきけかかかかけかかけかかこくかかかかかくかかくから行動している人のこと。言い訳しない生き方故に、明るく、笑いが絶えず、暮らし方がかっこいい。
自分の行動の責任は自分で取れるようになることが自由人なのかもしれません。
頑張って耐えても、会社や政治が守ってくれるとは限らない時代にあること。であるならば、自分で好きなように仕事をして、シンプルに生きればいいこと。
自然を汚せば、結局、人が汚れます。出したものが巡り巡って自分に戻ってきます。幸せに健康でいたければ、自然を汚すことはできません。
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この本は、大手企業のサラリーマンだった著者が会社をやめてBarの経営者になるまで+食物・農業が詳細に書かれている。
著者の考えにとても共感できた。
アフターコロナの時代は、年収が高く時間のゆとりがないサラリーマンよりも、年収が低いが時間のゆとりのある人が増えるのかもしれない。とりあえず、人々の考え方は変わりそう。
p198の内容、コロナの予言者かと思ったわ。
この本は文庫本になる前、2010年に書かれていて、ずいぶん時代を先取りしていると感じた。
とりあえず、時間のゆとりがあると、自分にとって本当に必要なものはなにかが鮮明にわかってくるようになり、無駄なものをはぶけるらしい。
ただ、 -
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年収1000万円のエリートサラリーマンだったが、30歳でバブル崩壊を経験、自ら出世競争のレールから離れ、年収300万円のバー経営者へ転身した著者。家賃の安い地方都市で、他人を雇用せず、1日2万円の売上があれば、週休二日で収入維持が可能という計算。
従業員を雇わないとはいえ、廃業率の高い飲食業界を選ぶというのは賛否あると思うし、バー経営というのはそれなりの接客力が必要だろう。しかし、著者にとっては、それが天職だった。自分の適性をじっくりと見極めて、ストレスのない仕事を選んだことが著者の成功だ。
しかし、天職だけでは生活できる最低限の収入を得ることが難しい場合もある。さらに著者が勧めるのが「半 -
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ネタバレ減速、そしてダウンシフトという言葉にしっくりした。ゆっくりすることで見える・感じられることがある。
「世間に煽られて消費すればするほど、支払いのために労働時間が増え、余暇がなくなり、自由が奪われます。」
消費と労働時間の関係をここまではっきり気づかされたことはなかった。
モノが増えるほど、それぞれのモノたちを使う時間も減っていく。
荷物が少ない方が知恵が働き、好きなところにすぐ行ける。
より少なくという生き方こそが自由につながる。
スモールメリット。
ホンモノに残ってほしいものにお金を払う。ホンモノは長期で使えるのでトータルでは変わらない。気づき、知恵が得られる。
自然を汚せば、結局、 -
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知らず知らずのうちに消費社会の常識に囚われてしまっている人々への助言。生きづらさを抱えたまま長い人生を過ごすことのナンセンスさ。借り物の価値観ではなく自分の価値観で生きることの大切さ。多くの人は自分の幸せや価値観なんてものは持っていないのでとりあえず周りが良しとする幸せを追究し,それが自分の価値観と思い込んでいることに不幸がある。最低限,生きていくだけの食料と技術を確保し,自分らしく生きるための仕事をしていく。仕事の種類が激減しているというデータは面白かった。「もっともっと」ではなく,「色々を少しずつ。持っているものを見つめる。」こと。結局,強欲さが悩みを増やすといえる。消費社会は全員が強欲で
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GDPが上がっても、あなたの幸福度は上がらない。その理由がガツンと書かれており、言われてみればそのとおり、でもなかなかきづけない、目からウロコ!でした。アウトサイダーという言葉が適切かわからないけれど、外から冷静に見たら、こうよ?という提示。
無理なことをしてるんだな、と実感、そして、そんなに(無理な方向で)頑張んなくちゃだめ??という、面白い本だった。
半農半X、まずは土日に農の方でもやってみるかー!ということで、豆苗プランターを買って初めてみたのでした。何でも買える、何でも食べられる、でも、本当に欲しいものは何?
早速ペットのおもちゃのぬいぐるみを自分で縫って、もう一度遊べるようにした