ザ・グレート・カブキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ページをめくれば、そこはもう『かぶき うぃず ふぁみりぃ』。隣の席で、 聞き耳を立てるようにしてカブキ節、戸口節の二重奏を楽しんでもらえれば構成を担当した者として幸いである。
(p.6 はじめに)
ということで、酒場にて素面で聞き耳を立てようとしたのが間違いでした。
なんというか・・・ひどい(ひどい)
猥談や下卑た話が大好物の自分でも、馬場さんが足の親指で元子さんを云々~のくだりでは思わず本を閉じようとしてしまった。
ただ、昭和イズムをベースにした二人の与太話とホラ話が抜群に面白いのも事実。
こちらの体調が悪かったのか。
一杯ひっかけながら読めばいい塩梅だったのか。
カブキ選手、戸口選 -
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Posted by ブクログ
ネタバレG SPIRITS MOOKの記念すべき10冊目は、
なんと平成維震軍。1991年に突如始まった新日本プ
ロレスと空手・誠心会館との抗争劇から生まれたユニ
ット。ココに目を付けるあたりがG SPIRITSのセンス。
実際のところ、誠心会館の青柳・齋藤と、新日本の越
中・小林の抗争は本当に熱くなった。異種格闘技戦云
々のレベルの話ではなく、バックボーンの違う双方が
本気丸出しで闘うのだから、コレが面白く無いワケが
無い。闘魂三銃士が全盛期を迎えた頃に一方で毒々し
く狂い咲いたベテランの意地が、ファンの心を鷲掴み
にする、という見事な展開を魅せてくれたのを、昨日
のことのように覚えている。
そ -
- カート
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試し読み
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルの「東洋の神秘」は、日本人初のペイントレスラー、
ザ・グレート・カブキの異名。いわゆる全日系のレスラーにはあまり
思い入れの持てない僕なのだが、カブキだけは別。カブキに変身する前、
左右のアッパーブローを得意技としていた高千穂明久時代からずっと唸
らされていた、実は職人肌のプロレスラーであると思う。
カブキの何が凄かったのかと言うと、とにかくそのオリジナリティ。
カブキが顔面をペイントしなければ後のロード・ウォリアーズやスティ
ングは出てこなかった筈だし、プロレス界最高のギミックと言われる
毒霧を吹かなかったら、グレート・ムタやTAJIRIのブレイクも無かった
と思う。そして、誰と闘 -
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- カート
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試し読み
Posted by ブクログ
アウトプット。自分を出していく、それが自分の人生の開拓である。でもどうやったらいいか、何をヒントにやったらいいか、分からない人も多い。かくいう私もそうだ。ではいかにアウトプットをしていくか?ヒントはこの本にある。
ザ・グレート・カブキ。私の子供のころ、日本中でブームを起こしたレスラーである。長髪と赤の隈取り、鎧兜、連獅子、忍者マスクなど、日本テイスト全開の入場コスチューム。ヌンチャクのパフォーマンス。そして赤緑の毒霧!
全日本プロレス中継では毎週のように“カブキ初来日!”の宣伝がなされていた。大スター来日!というより、見てはいけないものを見ることができる!という期待感が大きかった -
- カート
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試し読み
Posted by ブクログ
カルーク50年のカブキのプロレス人生を詰った内容であったが、職人と言われながら脇役に手ってしてきたカブキの視点から見るプロレス史観はなかなか興味深いもの。特に、各々の関係者・レスラーについては、深くは語られていないが表面的な印象だけでも興味深いエピソードがたくさん詰まっている。登場するレスラーも数多く、我々世代のファンとしては懐かしく思い出せる名前ばかりであった。自らのポジションをきちんとわきまえ、会社から仲間から観客から求められる役割をきちんと職人気質でやりあげていくことが、この世界で生き残っていく術であり、スーパースターでない限り、一般社会においても同様である考え方。