小池ふみのレビュー一覧

  • 今日もスープを用意して

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    初めて加藤千恵さんの本を読んだのがこれでした。静かな愛を感じる本だと思いました。なんとしても毎日スープは飲みなさいという教えは愛だなあと深く感じました。簡単そうだが、水分も野菜も取れるスープは日々の生活の中で欠かせない物で、主人公が大人になるまで知らず知らずのうちに生活の一部になっていた描写が特に心に残りました。

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    2026年08月02日
  • 今日もスープを用意して

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    ネタバレ

    母と娘のお話
    自分と、実母と、息子、娘のことを思いながら読んだ
    親子は、人としての相性とかもある気がするよね

    最近「ままならない人生」「消せない過去」について考えることが増えてきたので少し救われた
    最高のタイミングで読めたと思う

    著者ポッドキャストと、タイトル表紙のみの情報だけで読み始めたから先の展開にハラハラできて良かった
    「感動作」って聞いてたら冒頭で読むのやめてたかもしれない
    そんな言葉で片付けられる話ではないと思う

    今はどうか知らないけど、芙美子さんみたいな「お父さん」ってよくいたよねーって思った

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    2026年07月17日
  • 今日もスープを用意して

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    ネタバレ

    読み始めたときには、なんてひどい母親なんだろうと思っていたけれど、最後には強く逞しく潔い母親だなと少し好きになれた。
    幼い子を1人家に残したり、彼氏がどんどん変わって住む場所も変わって、転校もして、子どもが不憫で仕方がない。自分の家が、一般家庭とは異なると感じて普通を学びながらまっすぐ成長していけることがすごいなと思う。
    どの家庭にもいろんな事情があるだろうし、話せること、話せないこと、はきっとある。
    勝手な決めつけはしないように、周りの人と接していきたい。

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    2026年06月11日
  • 今日もスープを用意して

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    ネタバレ

    スープを免罪符にするかのような母に育てられた望。母はパートナーを頻繁に変え育児放棄というより子どもに興味がない親の自覚もない、そんな人。そんな生活の中、望はこの親でもずいぶんきちんと育ってきた。けれど結局は不倫相手の子を産み一人で育てる。望は遥を育てることで母親の気持ちを理解するのかな、生い立ちから自分は両親揃ったいわゆる普通の家庭を築こうと思わなかったのかな。読者が期待する結末でないところがリアル。誰にも共感できないけど丁寧に書かれた文章で読みやすい。おすすめ、今後他の作品を読もうと思う。

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    2026年05月05日
  • 今日もスープを用意して

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    ネタバレ

    内容は重いものではあったけど、言葉を選ばずに言うとおもしろくてすぐに読んでしまった。

    母のネグレクトを受けた主人公は、それでも本当に正しい親はいるのかという視点で考えている、母への愛・母からの愛を感じる瞬間がある。この本では男側の意見や心情はほとんど書かれていない。女性としてどう選択をつづけ、自分の人生を築いていくのか、できるよと背中を押されている気がした。内容とは反対に、文体は優しくそこが好きだった。

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    2026年04月10日
  • 今日もスープを用意して

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    奔放な母と自由になれない娘――やさしいエールに満ちた感動作

    うつくしく奔放なシングルマザー・芙美子の娘として育った望。
    幼い頃からひとりで寝起きし、
    次々変わる芙美子の恋人にあわせて住まいを転々とする日々。
    常識を教われず、どこか周囲から浮いてしまう望は、
    「普通になりたい」と願いつづけてきた。
    気まぐれな芙美子が唯一こだわったのが、毎食スープを飲むこと。
    しぶしぶ付き合ってきた望だが、いつしかスープづくりが楽しみに変わる。
    やがて、ある人物に恋心を抱いたことがきっかけで、
    人生を大きく動かす選択をすることに――。
    ままならない人生に立ちすくむすべての人に贈る、「希望」の物語。


    『誰かを励ましたり助けたりするのって、励まそうとか、助けようとか思ったって、うまくはいかない。何の気なしに発した言葉が、胸の奥深くに突き刺さって抜けなくなることのほうが、ずっと多いんじゃないかと思う。』

    『死ぬのも生きるのも、ささやかなものがきっかけや理由になったりすることって多いんじゃないかと思う。どういうものが、どれだけの意味や重さを持つかなんて、本人にしか決められない。コーヒーが美味しいから今日も生きよう、って人の意見を、絶対に否定なんかできない。』

    『私には長く付き合っている友達がいない。どうすれば人間関係を長く継続できるのかわかっていない私には、そうした存在はできないのかもしれない。その時々でしか、近づくことができない。』

    『わたしは怒るのが下手だ。その場ですぐに言い返したりできなくて、あとで一人になってから、あれが嫌だったとか、あれは悪口だったのだとか気づく。』

    『この記憶たちのとてつもない重さに途方に暮れながら、助けられながら、残りの人生を生きていく。生きのびていくのだ。わたしの人生を。』

    『目に見えるものだけが全てじゃないんだ、と思う。綻びはみんな隠したがるし、当事者にしかわからない。ダメージの大きさも、傷の大きさも、他人には推し量ることはできない。ましてや決めつけることなんて。』

    【個人的な感想】
    最初の方、望の母、芙美子さんの言動が子供を産んだのに、あまりの親としての責任のなさに驚いた。
    そして、読んでいて嫌な気持ちになることも多かったが、許せはしなくても、最後まで読むと芙美子さんの抱えていた生きづらさにも触れることができた気がする。
    やっぱり加藤千恵さんの本が好きだと思った。

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    2025年11月28日
  • 今日もスープを用意して

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    一人暮らしを始めて、出来る限り汁物で栄養を摂取しようとしてる私に刺さるテーマ、タイトルではあった。
    主人公が劇的に生まれ変わって幸せになるわけでも正しくいられるわけでもない。ただ辛い過去もこの先の未来も日常として生きていくだけ。どんな人でも優しさや相手を想う心はあり、それに気づけたり気づけなかったりする。ただ、不貞をする人間はそれだけで罪である。

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    2026年08月13日
  • 今日もスープを用意して

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    題名や表紙の雰囲気と内容にギャップがあり、少し戸惑いながら読んだ。この子はどう成長していくのだろうと、先が気になり読み進めました。たまに急に出て来る登場人物に戸惑いながら、読み進めてそういうことだったのかと納得しながら読みました。
    暗さもあり、淡々と話は進みますが、読後感は爽やかでした。でもそれに誤魔化されてはいけない、美談ではないとも感じました。

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    2026年06月30日
  • 今日もスープを用意して

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    親子関係は難しいと思う。どんなに自我が強くても親の影響は少なからず受ける。大人になるにつれて親以外の周囲の影響で自分を変えられる可能性はあるけど、自分次第だとつくづく感じる。
    ある程度の大人になったら、自分の人生は自分で責任を持っていくしかない。

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    2026年04月01日
  • 今日もスープを用意して

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    飲み込めない思いは、大人になっても、時間が経っても変わらず心にあるように思う。親になるってどういうことか、いまだに模索中だからこそ、この作品の重さを感じることができた。

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    2026年01月28日
  • 今日もスープを用意して

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    良くて、夢中で読みました。作者の加藤千恵さんは、短歌を作るイメージだったけど、やはり言葉の使い方がきれいで、主人公の望の気持ちで読めました。
    途中途中、関係のある登場人物の視点になるページがあった、あるところとないところがあり、どういう意図なんだろうと思いました。突如出てきた望の父には驚き、ちょっと最後は勇足で進んでしまった感じがしました。芙美子(望の母)は、今で言えば毒親と簡単に言われてしまうような、ネグレクトと言われてしまうようなところもあるけれど、なんだろう、感情に流されすぎず真っ直ぐなところもでてきて、友達の佐央里が芙美子さんを羨ましく思う気持ちも分かるなと思いました。
    最初が6歳の望の語りから始まるのには驚いたけど、望の人生を共に歩んでいるような気持ちになれて良かったです。

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    2026年01月27日
  • 今日もスープを用意して

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    タイトルからしてホッコリするような、読み終わったら温かいスープが飲みたくなるような、そんな話を想像してたけど全然違った。
    読むのにとても体力が必要なタイプの話だった。
    無意識のネグレクトを子ども目線でひらがなのみで書かれている最初のパートがとてもキツい。
    親も家庭もどうしようもなく選べないものだし、その育つ環境でそれぞれの基準である「常識」や「普通」というものが形成されていくのだろう。
    様々な歪みは、気づかないうちにそれらをも歪ませてしまう。
    そして世間とのズレに気付いて絶望する。
    自分は読書を通して、それまでのアンコンシャスバイアスに気づくことが出来た。
    ごめんなさい、私が間違っていました。と、ちゃんと間違いを認めてようやく気づくことが出来た。
    そりゃこの親のもとこの環境で育ったらそうなるわなと、今となっては冷静に俯瞰で考えられる。
    だからこそ読書をやめたくないし、これからもインプットし続けたいと思う。

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    2026年01月13日
  • 今日もスープを用意して

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    奔放な母親を持つ主人公の幼少期からの視点と、関わる大人達の視点が入れ替わりながら語られる。
    この子が無事に育って欲しいと願いながら読んでいたのに、大人になった主人公に心底がっかりした。もちろんジジイが悪いけれど…

    だから、主人公より母親の話になった終盤に気持ちが持って行かれたのかもしれない。
    心が温まる話ではないけれど、スープに託した思いは飲み込めた。

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    2026年01月10日
  • 今日もスープを用意して

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    自分が生まれてから子供を産むまでの時間で、親から受ける生活や愛情ってその子の一生を左右するんだなあと改めて実感した作品。普通って難しい。自分が親になる前に読めて良かった。

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    2025年11月25日
  • 今日もスープを用意して

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    毒親という言葉があるけど
    もしかしたら
    分かり合えるのかも知れない。

    温かい汁物は、お腹だけじゃなく
    心も癒してくれるよね。

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    2026年10月06日
  • 今日もスープを用意して

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    文章が好き ◯
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい 
    その他 

    身勝手な母親になかば放置されるような形で育てられた娘、望の物語。
    望の人生が過酷すぎて、苦しかった。
    このまま母親に束縛され、そして望も依存するような形で終わるのかと思ったが、そうではなかったのが救い。
    そう、どんなに過酷であっても、自分の意思で道を切り開いていくことはできるんだ。
    望の選んだ相手が妻帯者、というのは納得いかないけど。

    母親の愛って、なんなんでしょうね〜。
    やりすぎたら「過保護」「過干渉」「束縛」。
    こどもの意思を尊重しすぎたら「ネグレクト」。

    どっちに転んでも「毒親」といわれる。

    難しい。

    ただ、どんな形の愛であれ、きちんと伝えることは大事。

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    2026年09月26日
  • 今日もスープを用意して

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    え、これで終わっちゃう?という感じ。いろいろ想像できるのがいいような悪いような…もう少し、掘り下げて欲しい気がしてしまった。
    500万のところがなければ、もうちょっと違う読後感だったかも。現実的にはそうかもしれないけど、ちょっと違和感というが腑に落ちないというか。

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    2026年08月01日
  • 今日もスープを用意して

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    幼少期の望がかわいそうで仕方なかったが、成長してから坪井さんにお金を請求するところが恐ろしく、湊かなえの作品でも読んでるかのようなイヤな感じがした。
    結局望は、父が誰かということは知らないままなのか?
    幼少期は貧しかったようだけど、大学まで出してもらえてることから、養育費はもらえていたのだろうか。
    ファミレスでの印象は良さそうな人だし、後半で語られる芙美子の夫婦生活を読む限り、養育費はたくさんもらえそうだけど。
    ・・・と、何かとモヤモヤする作品だった。

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    2026年05月30日
  • 今日もスープを用意して

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    ネタバレ

    目次で望の人生が描かれていることを察し、次が気になりスムーズに読みすすめられた、途中で第三者的な目線での語りがあるのも面白い
    ふみこさんと不倫相手が好きになれず、嫌な気持ちになる
    ふみこさんは結局愛情かけて育てられなかったから愛し方がわからなかったということなのだろうか、素直に子供が言えばよかったのか(子供のせいにするのも違うような)

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    2026年05月28日
  • 今日もスープを用意して

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    幼い望の気持ちを考えると可哀想で
    目を背けたくなっだ。けれど読み始めて、望人生に触れると途中でやめることはできなかった。

    タイトルにとなっている、
    スープの種明かしがあまりにもあっさりと書かれていて、他にも深掘りしてほしいところがあったから消化不良であった。

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    2026年05月28日