長谷部智也のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
仕事でコンサルタントを使うと、仕事も早く正しいであろう結論を出してくれる。
コンサルタントが有能だと頭から思っちゃってる自分がいるから、「この人が言ってるんだから正しいのかな」といつも肌感覚だけで納得してしまっていた。
それを防ぐためにはやはりこちら側の「使い方」が重要で、一緒にモノを考えるパートナーとしてコンサルタントを使うべき
コンサルタントが大衆化し過ぎてきたことにより、本質的な問題の定義、解決策の提言などではなく、クライアントが社内を説得するために言って欲しいことを言うだけの、サービスも増えてきている。
業界の構造を理解する上で大事な二つのこと
①「プロフィットプール」
同じ業界 -
Posted by ブクログ
要約
戦コンを16年渡り歩いた著者が、コンサルティングファームの起用を考えている事業会社の人に向けて書いた本。
近年のコンサルティング事業の大衆化により、コンサルタントの質も千差万別となっている。
そのためコンサルティングファームを起用するにあたって質の悪いコンサルタント(いたいコンサル)にあたる可能性もあり、本書で紹介されている10個の質問を投げればそれが見分けられると述べている。逆に言えば、それら10個の質問はコンサルタントにとっては常に考えているべき質問であり、新人コンサルタントにとっても有益な本。
感想
7割方は「確かにその通りだ」と納得できる内容である。しかし随所で、著者が自身のこ -
Posted by ブクログ
コンサルタントの変遷から始まり、
名ばかりコンサルが増えつつあることに、
警鐘を鳴らしてくれている本。
しかし、読んでみて分かるが、
自分自身もプロフェッショナルか?って言われると、
実に怪しいというか厳しい意見と思わざるを得ない
内容が多く書かれていた。
まだまだ至らないところが多いと感じたので、
これをバネに成長し続けていきたいと思います。
【勉強になったこと】
・プロフィットプールとは、同じ業界に属する
すべての企業の「利益の総額」であり、
プロフィットプールを捉えれば、業界がどの程度
儲かるかが分かる。
プロフィットプールを把握するときは、
バリューチェーンごとに捉える -
Posted by ブクログ
コンサルタントにとって耳の痛い話が多い。
社会人になったばかりのころは「クライアントのために」や「社会をよくするために」というモチベーションが高かったが、時間が経つにつれて「自分がカッコいいから」や「スキルアップになるから」と自分視点で考えるようになっており、強く反省しなければならない。
セグメンテーションの切り口は、顧客の行動様式とその行動の背景にある事象まで立ち返った軸で切ると知的に新しくものが作れてしまいやすい(たとえば法人であれば、業界内でのポジショニングや事業領域の特徴など)。そのため、「面白い切り口」にこだわるあまり、観的に面白いと思った切り口だけを選んで人工的に話を作れてしま -
Posted by ブクログ
巷に溢れるコンサル至上本かと思いきや、意外にも(失礼!)しっかりした内容の本だった。業界が変化に富んだ間に身をおいた筆者ならでのは観点は面白い。作中で挙がる10の質問は、ファンダメンタルな当たり前の質問だが、コンサル側にとっては嫌だろうなと思う。本書で挙がる質問ほど業界への造詣が深い必要もないし定石ありきではないとは思うが、パートナーが初回提案だけ顔を見せ送り込まれるのは新卒だらけで炎上というプロジェクトは腐るほどあるので、なかなか的を得た笑えない質問が多い。
欧米だと戦コンの位置づけが比較的きちんと整理されていて、例えば投資銀行やファンドはビジネスデューデリを戦コンへ丸投げし投融資審査にそ