日坂水柯のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小説「数学ガール」のコミック版。
網羅範囲は、原作の1巻の前半部。
かなり好みが分かれそうな絵。
ミルカさんはともかく、テトラちゃんの絵はどうも好きになれなかった。
原作と比べると、登場人物の心理描写がより丁寧になっている反面、数学の問題を解くシーン(特に、ミルカさんサイドの難しい問題の方は)は原作と比べるとかなりさらっと描かれている。総じて、原作よりも数学よりストーリーに重点が置かれている。原作を読んで前半の数学は何とかついてこれたので、それから読むとあっさりと読めてしまった。
本体価格が安いことも考慮して、よりライトに「数学ガール」の世界を楽しみたい人向け。数学好きなら、小説版の方が -
Posted by ブクログ
帯だけ見てると、もっとラブラブしてるかと思いきや、本気の数学コミックだった(苦笑)
数学ガールは主人公の男の子より、理路整然と数学の問題を解いていく。
セリフはいつもこんな感じ→「問いは何を聞いているのだと思う?」「ちがうな」「もっと美しい解き方があるだろう」
話数を追うごとに難問になっていくが、それについていけない読者を救うかのように、主人公に想いを寄せる、数学初心者ガールが登場する。
数学を餌に、各人想い人に近づいたり(遠のいたり?)するのだが、終盤、数学への入れ込みが強くなるにつれ、恋愛も取ってつけたようになっていくような・・
ここで数学に興味がわいた人は単行本もあるみたいなので、そち