山川博功のレビュー一覧
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-日本の中古車の流通は、3つのビジネスに分かれている。
①車の所有者から買い取る買取業
②買い取った車を業者間で売買するオークション業
③オークションで競り落とした車を売る販売業
新車ディーラーは、新車オーナーから中古車を買い取るので、ディーラーには中古車部という中古車を販売する部隊を必ず持っている。しかし、新車ディーラーは必ずしも自社に車を買い取るわけではなく、また状態が悪い車両や在庫が多い車両は買い取りたくないので、買取業者が存在する。平成に入ってからは個人から直接買い取るガリバーなどの業者が台頭。
-中古車の買取と販売を同じ企業がやらないのは、売る場合は車両の方向性(車種など)を統一した -
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ネタバレ-新車が売れなくなると、中古車も売れなくなる。車検のタイミングで下取りに出す人が減るから。
-アフリカのビジネスの鍵は「期待しないこと」と「有力者と仲良くすること」。中国なら「メンツを大事にすること」。アフリカは法律も変わる。現地の有力者をパートナーにすること。
-アフリカの人が好きな色合いとロゴ
-商売に面白さは、お金を儲けた時や社会貢献貢献した時以上に、仕込み(仕入れやキャンペーン)があたったとき。イタズラ小僧の感覚。
-社内レクリエーションは遊びではない。レクリエーションである以上楽しくなければウソ。社内の仲間を楽しませられない人に、お客さんを楽しませることはできない。レクリエーションは -
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昔ビジネススクールの授業で「経営者自身が企業のコアコンピタンスになりうるか?」と質問したところ、毒舌で有名だった戦略論の教授から「No!」と即座に全否定されたことを思い出す。カリスマ経営者は明らかに模倣されないユニークな能力だけれど、会社から居なくなったらおしまい、という主旨だった。
日本の越境ECをリードする中古車販売のビィ・フォアード社の軌跡が赤裸々に語られる本書。先日著者の山川社長にお会いする機会を得たので、例えばサイト上に掲載する写真の枚数を増やす、というのはやろうと思えば誰にでもすぐできるものなのに、なぜ追随されないのか?と疑問をぶつけてみた。社長は「なぜか分からないけどやらないんで -
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とにかく、テンポが言い、一晩で読めてしまいます。
体育会系のノリで、メカが好き、そして、人好きで、現場好き、とにかく、チャレンジしてみる。
で、あっという間に、アフリカから入り、世界的に中古自動車を売れるスピード。
これは、インターネット、スマホの普及があればこそでしょう。
B to Ⅽで車を売るのですが、途中の物流、そして売掛金回収も事業を行っていく途中で、改善してしまう。
この人のすごいところは、近江商人と同じ考えで、三方よしだ。
そして、事業展開上で得られた情報、ノウハウを情報公開、情報共有、プロセスをきちんと説明できる状態を組織的につくっているということ。
今後の事業展開だが、開拓した -
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中古車輸出のECサイト「ビィ・フォアード」を紹介する本。
中間業者を配してウェブサイトから直接購入出ることで輸送費が高く抑えられるのが画期的で、アフリカで知らない人がいないような会社とのこと。
グローバルに活躍されてる企業なので、海外の話が面白かった。
アフリカは定期便が少なく輸送量が高い、船を確保するには実績が必要だが実績を作るには船が必要、リーマンショックやチャイナショックの影響などなど・・・。
特に外国籍の社員が多く、海外営業が積極的に進むのはなるほどなぁと思った。
たしかにもし自分が海外で働いてたら、「日本企業に売りこんでこようか?」ってなりそう。
チャイナショックでアフリカの景気 -
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ネタバレ・中古車の世界ビジネスを発展させていった経緯や視点がとてもわかりやすかったです
・特にどう“知恵”を作っていったか、という地域事情・業界事情との試行錯誤は興味深かったです。
・日本で当たり前のサービスを、アフリカ等で再現することで生まれたインパクトがこれまた興味深く。
・実践者のビジネス本で、かつ新書であり、あっという間に読めました。
・随処に豪腕っぶりが伺えて、本には書いていないことがまだまだありそうですね(本のタイトルにあるグーグルとは、どんなやりとりがあったのか、とか)。
… 独自の現場を重ねながら世界で挑戦中の会社のため、勇気づけられるとともに、今後の展開にも惹きつけられた一 -
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ネタバレ国内での車買取業から、アフリカ中心にBtoCの中古車販売へ。
カードも銀行口座もない人が多いため、料金前払いとした。
人気は定番のカローラの黒。家族が多いのでミニバンも。赤はなぜか売れない。
日本で大切に乗られたクルマに価値がある。日本で使われたと分かるステッカーや幼稚園、病院名がそのままの方にしないと価値が下がる。
本物のECサイトを。
一台の車が売れるまでの情報を記録。
売れない場合、値下げの判断をシステムが行う。
15年かかる相場勘をシステムがサポート。
着金率で顧客を管理。
システムの裏側にお金を使っているためマネされにくい。
現地の仕事は現地のパートナーの通関業者に任せる。
デリ