リンダ・キャプラン・セイラーのレビュー一覧
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何かをやり抜くのにどういう思考が必要なのか
【内容メモ】
・すごい人を見るとすぐに神格化したくなるが、その人も小さなことの積み重ねで達成されたもの。努力は才能をはるかに凌駕する。
・やりたいと思う高い目標の下には、ピラミッド構造の中位目標・下位目標があるべき。よくあるのは、中位目標が抜け落ちていて、結局達成できない。
・目標達成のための練習は、「意図的な練習」で常に負荷をかけてフィードバックを行い、改善に努める。
・「意図的な練習」は負荷が高く、アスリートでも一日5時間が限界。一方意図的でない練習は、楽であり、成果への結びつきは弱い。
・興味と目的は、情熱の源泉であり、目的に他社がいると余計 -
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ネタバレ広告代理店の共同創業者という元同僚の二人によるGRITの力と磨き方。GRITとは、度胸(ガッツ)、復元力(レジリエンス)、自発性(イニシアティブ)、執念(テナシティ)の4つの要素の力のことで、本書では多くのエピソードによってGRITに基づく成功事例が語られる。
まずチャレンジ、三十分余計にがんばる、言い訳をやめる、退屈を受け入れる、小さな勝利を祝福する、小さな目標を設定する、前向きに失敗する、挫折を糧にする、年相応に振舞うな
エピソードは適切で、何が言いたいのかも説明されているので、とても分かりやすい。ただし、成功事例の中にGRITの要素が認められるからといって、同じGRITの力を発揮すれば必 -
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GRITは「やりぬく力」と訳されていますが、「努力」「根性」のようなものだと言っていいでしょう。少年漫画のような行動がビジネスパーソンや生活者にも必要というわけです。
本書ではそんなGRITの精神をもった人たちの事例や、GRITの鍛え方を紹介しています。読みやすい本でした。
GRITの鍛え方のひとつとしては、コンフォートゾーンから抜け出すこと。そのために慣れ親しんでいない状況をつくる習慣を作ることがあげられます。脳の老化防止方法と似ていると思いました。
年齢についても言及されており、人は年齢ではなく環境に応じて行動する。年相応に振る舞うべからずといっているのが印象に残りました。グリッドに年 -
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成功する人としない人の差は、力量や知識の差ではなく、意思の差である。ヴィンス・ロンバルディ。
グリットとは日本語で言うなら、努力と根性。
グリットの4要素
1.度胸
2.復元力
3.自発性
4.執念
グリットが素晴らしいのは、自分でコントロールできる点。
グリット養成
・第一の練習として、やりたいことの一覧を作り、その週のうちに最低一つ必ずやり遂げるようにする。些細なことでかまわない。
・入念過ぎるほどの準備をする。
・まずはチャレンジ。できるかどうか思い悩むのではなく、自分の強みをどう武器にできるかを考える。
・30分余計に頑張る。テレビを見る前に懸案のタスクに精力を傾ける。
・目標を毎 -
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赤色の同名の本と何が違うかわからなかったけど、立命館の本棚に青色の本があったのでひとまず購入。
「やり抜く力」・・・IQよりも、日本の古い言葉で言えば、「努力と根性」に力点を置く。アメリカの承認欲求を満たした世代はいまいち的なかんじがあったという。
昨今の電通の過労死事件を経て日本の働き方を見直す考え方とは真逆のの考え方=4日間徹夜とか、何度もやり直しとか・・・・あまりパワーハラスメントの部分はなかったけど。。。
これはこれで一つの考え方であるとは思うけど、タイミング(日本の)が悪かったとも思う。ただ、継続的な正しい方向への努力が目標達成の手段であるとは思う。特に能力的な部分で優れていない人 -
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ネタバレとあることで、GRITに関しての育成方法を知りたくて借りた。有名な本でない方だったが、いくつかの示唆は得られた。
「GRIT養成法」
第1章 なぜ「グリット」が大切なのか
- グリット4つの要素
1、度胸(Guts)
2、復元力(Resilience)
3、自発性(Initiative)
4、執念(Tenacity)
・グリッドを授ける
支援や助言を提供するだけでなく、自ら学べるように仕向ける。どうすればもっと良くなるか?作り方を教える
・やるべきことを片付ける
やりたいこと一覧を作る。毎週1つやり遂げる(些細なことでもOK)
第2章 「才能」という神話
・入念すぎるほどの準備を
才能が -
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何週間も待たされたのだが、借りるタイトルを間違えた。GRIT本で有名な方のタイトルは「やり抜く力 GRIT(グリット)」だったらしい。紛らわしい。
それにしても、こういう本を読むたび思うのは、働き方改革って何なんだろう、ということ。直近は何とか回せるかもしれないけど、長期的には日本の成長力が気になって仕方がない。本人が伸びる可能性までも奪ってやしないか。結局、ハードワークでしか成長はできない。これまで読んできた著書や過去の経験でもそれしかないと思うのだが。
最近の研究によると、人生で成功を収めるには、血統や生まれつきの能力・才能よりもはるかに重要な要因があることがわかってきた。それは