飯田耕司のレビュー一覧

  • 捜索理論 三訂版

    Posted by ブクログ

    捜索オペレーションの数理の本でした。数式が難しくてそこは読み飛ばしたのですが、考え方については結構勉強になりました。

    たとえば、捜索と哨戒の違いとか。捜索は「目標位置情報に基づく捜索」であり、哨戒は「目標の位置情報が少ない場合の捜索」とのことです。

    あぁ、なるほど、捜索と哨戒は分けて対策を取らないとならないのかと。

    捜索対象は動きがあるのか、ある場合は、動く方向を予想できるのか等々、バグを見つけるのがテストとしたら、バグのパターン(ここで言っているバグは欠陥ではなく表面に現れるfailureの方です)をもっと捜索理論のモデルなどを参考にモデル化しなくてはと思いました。

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    2013年04月06日
  • 国家安全保障の基本問題

    Posted by ブクログ

    日本における軍事OR研究の(元)第1人者による、ちょっと毛色の違ったところがある安全保障論。

    毛色の違うところは主に2点。

    1つは、唐突に軍事OR&SAが大事だという話が出てくる点。

    飯田先生の本を読み慣れていれば、はいはい、わかりましたよ位の流れなのだが、あまり読んだことがない人だと、直前までの安全保障の話から、何の説明もつながりもなくORの話が出てくることに戸惑うだろう。

    これは、こういうものだ、としか言いようがない。

    この1つ目だけなら☆2だったのだが、2つ目の点がよかったので☆3とした。

    2つ目の毛色が違う点は、安全保障の問題を日本国内の内的な問題と捉え、日本の周辺国の国情(主として軍事力)や日本の防衛体制の話と同様に、著者が考えるGHQがもたらした日本の”劣化”を国難として論じている点。

    まあ要するに、GHQにより国体が破壊され、美しかった日本人がどんどんダメになってしまっており、教育の改革等でそれを元に戻さないといけないという話。

    正直、最初読んでいるときは、言いたいことは分からなくはないけど、何でもかんでも昔は良かった、今は悪いっていうほど今が悪い状態なのかと感じて、むかむかしながら読んでいた。

    しかし、劣化の例として警察官や教師の話が出てくるのだが、それらが軒並み2013年や2014年といった新しい話題ばかりであり、わざわざニュースや新聞等読みながらそう言った”劣化”事例を飯田先生がまじめに集めている姿を想像してしまったら、徐々に笑えて来てしまった。

    本当に元気だな、飯田先生。

    表題の安全保障に関して勉強になったとはとても言えないが、何歳になっても元気に活動し、批判を恐れずに世に訴えかけ続ける姿勢については、大変勉強になった。

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    2014年06月15日